PowerBook520のクロックアップ!
PowerBook520,520cのCPU作動周波数は25MHzです。マザーボードは
33MHzのPowerBook540cと共通ですから33MHz程度までのクロックア
ップなら簡単です。ただし, 普通のクロックオシレータを搭載出来るスペ
ースが無いので小型のクロックオシレータしか使えません。33MHzにク
ロックアップするには、16.5MHzのオシレータが必要なんですが、小型
のものが見つからないため14.3MHzのもので試してみました。
     



これがPowerBook520,520cのノーマルCPUドータボードです。
ボード右上の12.500の表示があるチップがクロックオシレータ。
基板の右に映っているパーツが14.3MHzの小型オシレータです。

もとの12.5MHzのオシレータと交換する14.3MHzのオシレータで
はピンの間隔が若干違うので、ピンを少し曲げて取り付けます。
ドーターカードはヒートシンク付きの蓋が被さりますので、交換
するオシレーターはできるだけ基板に密着させて取り付けます。

 
Newer社のClockometerで確認。25MHzのPowerBook520が
28.57MHzになっています。あまり劇的なクロックアップではあ
りませんが68LC040の内部処理は倍速ですから、50MHzの内部
処理が60MHz近くにまでアップされます。         
ちなみに14.3MHzの小型クロックオシレータは 秋葉の秋月電子
通商で見つけました。一個200円でした。(2月24日購入) 
25MHzのものもありましたが、どう考えても内部100MHz、外部
バス50MHzのクロックアップは無理と思い、買いませんでした。