表の皿ビス1本を外し、くの字に曲がっているツメをラジペンでまっすぐに延ば
し、表側の金属カバーを外します。
裏面カバーは皿ビス4本で止まっています。バックライトが上のほうに見えます。
これがPowerBook520cに使われているバックライトです。残念ながら、この
部品はゼロワンショップでも取り寄せ不可能のようです。液晶メーカーでも
このバックライトは補修用には出荷していないとのことです。ですから、基
本的にPowerBookの液晶はどこが故障しても液晶パネル全交換になってしまい
ます。バックライトの寿命が来たら、ジャンクショップやパーツショップで
これと似た特性のものを探しましょう。
実はこの写真の液晶は液晶パネル自体が故障していて、しかたなくモノクロ
のPB520の液晶に交換し、ダウングレードしたのです。(爆)つまり、2台の
液晶パネルを分解したんですが、製造ロットによってスピーカーまわりのケー
ブルが若干変更されているのを発見しました。上はモノクロのPowerBook520
下はPowerBook520cの写真です。後期のロットでは、コネクタが2個省略され
ています。おそらく、当初はスピーカーの交換修理を考えてコネクタを採用し
たのでしょう。しかし、スピーカーの交換修理など、めったに無いので、コネ
クタを廃止したものと思われます。