伏見稲荷大社の交通案内

【交  通】

 京都市は、南北に走る鉄道が東側に集中しているため、概ね市の東部の方が便利。
 特に南東部になると、京阪電鉄、JR奈良線、地下鉄、近鉄奈良線が走っている。
 JR京都駅からであれば、JR奈良線に乗れば2駅目がJR稲荷駅で、改札を出ればす
ぐ前が表参道になる。
 このほか良く利用されるのが市バスで、竹田駅東口行きの南5号系統や急行105
号系統で稲荷大社前で下車すれば徒歩5分ほどで稲荷参道に着ける。
 案外知られていないのが、京都駅市バス乗場の南5号や105号と同じ乗場から出
る横大路行の81号系統に乗っても、勧進橋で降りて徒歩10分ほどで稲荷参道に
着く。

 京都の繁華街である四条河原町や大阪方面からは、京阪電車が便利。
 普通、準急、急行であれば伏見稲荷駅で停車する。駅を降りれば徒歩5分ほどで
稲荷参道である神幸道入り口に着く。最近、伏見稲荷駅下り側改札付近に、稲荷寿
司のテイクアウトが営業している。

 このほか、烏丸四条やJR京都駅からは、地下鉄でも十分行ける。地下鉄で十条駅
で下車して、スマホアプリの道案内片手に、徒歩で伏見稲荷に行く外国からの旅行
者も多い。ただ25分ほどかかるので、重い荷物がある場合はお薦めできない。

 洛東南観光ルートの王道としては、京阪電車を利用し、まず清水五条駅下車で清
水寺観光。また京阪に乗って東福寺駅下車。東福寺や泉涌寺巡り。
 京阪にまた乗って今度は伏見稲荷駅下車で、伏見稲荷参詣。元気があれば四ツ辻等
「お山巡り」に挑戦。話のタネに若冲の眠る石峰寺にも寄って、若冲デザインの五百羅漢
も見ておきたい。
 それから再度京阪に乗って伏見桃山駅下車。 大手筋から竜馬通りを通って寺田屋
【10:00〜16:00(15:40受付終了)】や酒蔵見学。「鳥せい」で晩飯ということでた
っぷり一日は楽しめる。
 

《市バス》
 京都駅C4乗場から、市バス南5号、急行
105号系統に乗り、稲荷大社前下車。
 81号系統は勧進橋で下車し、5mほど先
に、変体がなで「稲荷さんけい道」と刻まれ
た2メートル程の道標が建っているので,左
にまがり,マンション、伏見工業高校の前を
通って,東へ約1q行くと伏見稲荷大社の参
道に着く。
マンション前には、桜並木の中に、古き良き
時代のイギリス風赤い公衆電話ボックスが設
置されており、インスタ映えするのか、時々結婚式の前撮りクルーが写真を撮っている。

南5、急行105、81号系統とも京都駅烏丸口市バス乗り場C4番から発車。

京都駅烏丸口市バス乗り場
稲荷参詣道 10KB  マンションかどにある「稲荷さんけい道」の道標は,明治二十八年七月
稲荷新道建設に功績のあった土井柾三が立てたもの。
 稲荷神社(現伏見稲荷大社)への参詣道は,明治中期まで本町通(伏見街道)
経由しかなかった。このため参詣の便をはかるために、竹田街道勧進橋から
稲荷神社裏門までの新しい参詣道が明治28(1895)年に開かれた。かつてあっ
た細い稲荷道に対して、これを稲荷新道と呼んだが、この参詣道の開発は、
大阪の実業家土井柾三の寄附により幅三尺の細道を二間に拡幅してつくられ
た。
 この稲荷新道と並行して、竹田街道と師団街道間にもう一本一方通行の道
路があるが、ここはもともと路面電車の勧進橋と伏見稲荷間を結ぶ稲荷線が
走っていた。稲荷線は、明治期に京都電気鉄道によって建設され、1918年
(大正7年)に京都市に買収され、稲荷詣での参拝客の足となって活躍してい
たが、マイカー社会への移行にともない、惜しまれつつ 1970年(昭和45年)
に伏見線と共に66年の歴史に幕を閉じた。 廃線後は稲荷駅付近の線路跡が稲
荷児童公園になっている。
 したがってこの道路は稲荷新道ともいえる。
《地下鉄》
地下鉄の場合,京都駅(地下鉄京都駅のダイヤ)から竹田方面行きに 乗車し,十
条駅で下車,3番出口から地上にあがって京都駅と反対方向に歩くと東西に走る道
路(久世橋通り)につきあたるので左(東)に曲がり,さらに進むと勧進橋にでる。
勧進橋を渡って一つ目の信号を左にまがり,伏見工業高校の前を通って,東へ約1q
行くと伏見稲荷大社に着く。

《京阪電車》
京阪電車は,伏見稲荷駅下車。急行も止まる。

《JR》
JR奈良線は,稲荷駅下車。



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