■ ふだんの活動

最終更新日:2005.04.03

トップ >ふだんの活動

まず、当たり前過ぎるほど当たり前のことですが、写真撮影をしていなければ、写真部の活動は何もできません!!

以下では、ふだんの活動の中で白黒写真の作品を作っていくおよその過程について書いておきます。部室はありませんので、理科室 I (化学実験室)が活動場所です。

さて、撮影会などで撮影した写真のフィルム現像が何よりも重要な作業です。(現在使用している薬品類は表にしてあります。)

次に、密着焼き付け(いわゆる「ベタを焼く」)をして、どんなものがどのように写っているかを見ます。作品にできそうなものをチェックし、ピントなどを調べます。 作品にできそうだと判断したものは、キャビネ判にまで引き伸ばします。この段階で、さらにピントの善し悪しなどを判断します。よし、と判断したらいよいよ作品作りです。

作品の大きさは、大部分は四切または全紙です。ふだんは四切の作品を作ります。この段階では暗室作業が重要になります。多階調印画紙を使いますから、コントラストを考えてフィルターを選定し、必要なら焼き込みや覆い焼きをして仕上げていきます。納得できるものができれば、アーカイブ処理をした後、木製パネルに表装用テープを使って、丁寧に張り付けます。

これで終わりではありません。乾燥後、ほこりやゴミなどが写っていないかを調べ、あれば修正筆で修正します。修正ができたら、題名を付ければ作品の完成です。

残念ながら、暗室は簡易暗室なので、一人が暗室作業に入ったら、他の部員は何かして待つしかありません。この場合、写真の勉強をするのがいいのですが、進学校ということもありますから、宿題や予習などの勉強をしてもいいことにしています。

(塚本記)