おいしいお茶の入れ方・飲み方


あなたの心づかいで、緑茶をおいしく・・・・・・


おいしいお茶の入れ方・飲み方

玉  露
量目3人分大さじ軽く2杯(約10g)

湯温50℃沸き上がった湯をさます。

茶器小ぶりの玉露茶碗湯ざまし

時間約1分間待つ

  
※参 考
1. うまみの成分であるアミノ酸は、比較的低い温度40℃で溶けはじめる。
   渋みのタンニンは高温の80℃で溶け込む。湯をさますことにより渋みをおさえうま味を引き出す。
   熱い湯でさっぱりとした飲み方もできる。
2. 交互につぎ分けることによって、平均した量と濃さにする。



抹  茶
量目1人分茶杓で軽く1杯半(約2g)
湯温たぎりの静まっている程度の熱湯
湯量約80cc

※ 参考
1. 抹茶の入れ方については、各流儀が作法を確立されているが自由に楽しんでもらえればよい。


煎  茶
量目3人分大さじ1杯分(約8g)
湯温約80℃沸騰した湯をポットに入れたものが適温です。
時間約40秒待つ

※参考
1. うま味、あま味、渋味の調和したさわやかな香り高い、さっぱりとした味を尊びます。
2. 最後まで絞り切る。
3. 交互につぎ分けることによって平均した量と濃さにする。
4. 新茶は煎茶の入れ方に順ずる。



番茶・焙茶・玄米茶
量目3人分大さじ2杯分(約10g)
湯温熱湯
時間10〜15秒
茶器どびん又は大き目の急須大ぶりの茶碗

※参考
1. さっぱりとした香ばしい、たん白な味を楽しむ。
2. 茶葉の入っているどびんから別のどびんにうつしかえることによって最初と最後の濃さを平均にする。



お茶の種類

煎  茶
緑茶のなかでいちばん親しまれています。この煎茶には、一番茶、二番茶、三番茶・・・とあり、なかでも
八十八夜(5月2日)前後の新芽を摘んでくる一番茶は、大変おいしいお茶です。
二番三番茶のさっぱりとした味と手ごろな価格は見逃せません。
煎茶の上級品は気候風土のよい所で念入りに育てられ、形がそろい、細かく丸くよれ、色はツヤのある濃緑。
並級品は形がやや大きく、切れ葉・青茎がまざり、色はツヤの浅い青緑です。


玉  露
玉露は、新芽のでたところで茶畑におおいをして、じっくりと育てたお茶です。渋味がうすくまろやかで、その香りには 格調があります。日本緑茶の最高級品です。
上級品は形がそろい、色は濃緑で、ツヤがあります。形がふぞろいで、若芽・硬芽・青芽がまじったものは並級品です。


焙  茶
番茶のなかでひと回り大ぶりの葉や茎を、強火で焙って仕上げた独特のお茶です。うっすらとした渋味に対し、
「ほうじ香」と呼ばれるこうばしさが楽しめます。


抹  茶
玉露と同じ方法で育てた新芽を、蒸して乾燥させ茶うすでひいたもの。茶席・茶会でお馴染みですが、作法を略して気軽にお楽しみください。甘味のある「濃茶」、あっさりとして渋味のある「薄茶」とが用意されています。



自然水をおすすめしたいところですが、身近な水はやはり水道水。汲み置きした水を使えばカルキ臭も気になりません。


買  う

色・ツヤ・形そして値段が目安です。1種類より、上級品と中級品、煎茶とほうじ茶など二、三用意し、時により飲み分けるのもいいものです。1度に買う量は一ヶ月分、梅雨時は一週間分。


保存方法

お茶は湿気・温度・日光に敏感で、他の食品や包みの匂いを吸います。10日分くらい、別の缶茶にいれ、残りはしっかりとした缶に密封して、涼しく暗いところに保存して下さい。


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