橋寺放生院は京阪宇治駅から南へ100メートルほどのところにあり、雨宝山と号する真言律宗のお寺で常光寺ともいいます。寺伝には聖徳太子の時代から宇治橋の管理にあたってきたとあるそうですが、一般には鎌倉時代に、奈良西大寺の叡尊が宇治橋の架替えの際に行った橋供養のときに建立されたと考えられています。本堂にはともに国の重要文化財である本尊の地蔵菩薩像と不動明王像が祭られています。また、境内には十二支守本尊像も祭られていて、自分の干支の像を見つけると、何かとても親近感を感じてしまいます。

                
本堂の前庭には「宇治橋断碑」とよばれる宇治橋創建の経緯が記された石碑が建っています。もともとは橋畔にあったものですが、いつのまにか流出して行方がわからなくなっていたものを、1791年に付近の土中から断片が発見され、「帝王編年記」という書物に収められていた碑文の全文により、欠如していた部分を補って再建されました。右の画像で上から1/3くらいのところで割れているのが確認できると思いますが、発見されたのは上の部分で国の重要文化財に指定されています。この碑文の内容から宇治橋は大化2年(646年)に架橋されたとされています。
 

C3 右下
  アクセス :京阪宇治駅より徒歩約3分
         JR宇治駅より徒歩約10分
境内拝観自由
宇治橋断碑拝観:100円(志納)