ほんまかいなと思わんこともないが、4月8日はお釈迦さまの誕生日だそうだ。
イエス・キリストの誕生日などと比べるのも恥ずかしいくらい、日本ではほどほとんど知られていない。
一応、仏教徒が多いとされる国なんだけど。
さて、今年の4月8日未明のことである。京都の街に悲し気な声が響き渡った。
「わしの誕生日も祝ってくれ〜い」
さてはお釈迦さまの涅槃よりの訴えかと色めき立った京雀たちだが、悟りをひらいて一切の執着を離れてしまったお釈迦さまがそんな願いをするはずもない。案の定、お釈迦さまの声ではなく、妻子に無視されつづけてすでに8年の寂しい寂しいお父さん(匿名。39歳。左京区在住。)の悲痛な叫びだったことが判明した。
世の中、いろいろな苦労と孤独が渦巻いているものであるようです。