先週日曜(9月7日)、黒澤 明監督の訃報が伝えられた。
だが、ある筋からの情報によれば、亡くなったのは黒沢監督の赤ひげを生やした影武者であり、本人は京都市南部の蜘蛛の巣で一杯の羅生門近くの隠し砦で、七人の侍という強力無比な用心棒を雇い、「死ぬのはまあだだよ」とばかりに、新作映画の撮影に突入しているという。
羅生門が現在はすでに存在しないことを思えば、この情報の信ぴょう性は怪しすぎてまるで夢のような話だが、監督が亡くなってもその作品と伝説は語り継がれ、この世が天国と地獄のどちらであろうとも、人々の記憶の中に生きる、ってわけである。
どですかでんと、合掌。