洛北、大徳寺。
1319年に開かれたこの禅寺は、さまざまな歴史的エピソードに彩られている。
応仁の乱で兵火にかかった後、これを再興したのは、あの一休さんである。
茶人、千利休の切腹の原因になったと伝えられる利休の像が置かれたのは、大徳寺金毛閣である。
石田三成の墓所もここにある。
広大な敷地を散策し、雄大な時の流れに浸ってみよう。
仏殿よりはるかに高く伸びたこの木は、
「今にも『一休さん』の歌を歌いだすんじゃなかろうか」
と思えるほど、
不思議な存在感を持っている。
妖精の森で出会うのは、
たぶんこんな木だ。