title <日本の漆の歴史>年表:代表的漆工品と加飾方法・材料・塗漆方法の成立時期など
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古代の漆工〜縄文・弥生・古墳時代
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
縄文時代前期
(6000-5000年前)
赤色漆塗櫛
(福井県鳥浜貝塚遺跡)   
黒漆彩文/べんがら/赤漆 黒漆

出土品

うるしの文化 P.4
 藤沢/稲川 
 小峰書店 1992

 福井県立若狭歴史民俗資料館蔵
縄文時代晩期
(3000-2400年前)
籃胎,漆塗土器
(青森県是川・亀ヶ岡遺跡)
赤漆彩文/水銀朱,べんがら

出土品

ほんものの漆器-買い方と使い方 P.74 
 荒川/山本/高森 
 新潮社 1997

 八戸市縄文学習館蔵
弥生時代
(2400-1650年前)
箱状木器
(佐賀県菜畑遺跡)
幾何彩文(赤漆)/べんがら/黒塗

出土品


塗膜断面の顕微鏡写真(×200)
古代出土漆器の研究-顕微鏡で探る材質と技法-P.11
 岡田 
 京都書院 1995

古墳時代
(1650-1400年前)
夾紵棺破片
(奈良県牽牛子塚古墳 )
出土品


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漆工のあけぼの〜飛鳥・白鳳
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
飛鳥時代
(538-645年)
玉虫厨子 漆絵/朱漆(朱以外は密陀絵)/黒漆

伝世品



 法隆寺蔵
白鳳時代
(645-710年)





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基礎の成立〜奈良・天平
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
奈良・天平時代
(710-794年)
金銀平文琴 平文(平脱)/金・銀

唐風の技法・意匠

正倉院の漆工 作品番号288 
 正倉院事務所 
 平凡社 1975 

 正倉院蔵
螺鈿箱 螺鈿/夜光貝/水晶ハ

唐風の技法・意匠

正倉院の漆工 作品番号43 
 正倉院事務所 
 平凡社 1975 

 正倉院蔵
密陀絵彩箱 密陀絵/油、密陀僧
(他に金銀絵,彩絵油飾) 

唐風の技法・意匠

正倉院の漆工 作品番号16 
 正倉院事務所 
 平凡社 1975 

 正倉院蔵
漆皮箱 漆皮
正倉院の漆工 作品番号1 
 正倉院事務所 
 平凡社 1975 

 正倉院蔵
乾漆花形椀 乾漆
正倉院の漆工 作品番号134 
 正倉院事務所 
 平凡社 1975 

 正倉院蔵
赤漆文欟木厨子 赤漆(セキシツ)木地着色/透漆
正倉院の漆工 作品番号140 
 正倉院事務所 
 平凡社 1975 

 正倉院蔵
金銀鈿荘の唐太刀 末金鏤(鑢粉研出蒔絵)/やすり粉

蒔絵の始まり,唐風の技法・意匠

正倉院の漆工 作品番号4-6
 正倉院事務所 
 平凡社 1975 

 正倉院蔵
塞鉢 乾漆
 東大寺蔵
阿修羅像 脱乾漆
 興福寺蔵

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蒔絵の発達〜平安
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
平安時代
(794-1192年)
海賦蒔絵袈裟箱 対称的・旋回式意匠(唐風)
原色日本の美術 第20巻 P.59 
 山辺/岡田/蔵田 
 小学館 1976

 教王護国寺蔵
片輪車蒔絵螺鈿手箱平塵+研出蒔絵+螺鈿/青金の使用

和風意匠→写生風


 東京国立博物館蔵
蓮池蒔絵経櫃 平蒔絵/平蒔絵の始まり(粉成型の進歩)
 七寺蔵
草花鳥螺鈿飾太刀 木目塗(紫檀塗)+螺鈿
 厳島神社蔵

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基本的技法の完成〜鎌倉
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
鎌倉時代
(1192-1333 年)
梅蒔絵手箱 高蒔絵,平目地(/平目粉),沃懸地,付描き,銀平文の併用

蒔絵の完成,文学意匠→芦手絵


 三島大社蔵
沃懸地籬菊螺鈿硯箱 切金,描割り
 鶴岡八幡宮蔵
時雨螺鈿鞍
螺鈿

螺鈿技法の完成(鎌倉以後衰微)

漆芸品の鑑賞基礎知識 P.38 小松/加藤 至文堂 1997

 永青文庫蔵 
練行衆盤 根来塗? /永仁六年(1298)銘
 東大寺蔵

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複雑化,誇張化の時代〜室町
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
室町時代
(1333-1473年)
男山蒔絵硯箱   肉合研出蒔絵,梨子地,針描/梨子地粉

文学意匠
唐絵の影響


 東京国立博物館蔵
蒔絵手箱

 熊野速玉大社蔵
竹虎漆絵箱 朱漆絵
 輪王寺蔵
牡丹鎌倉彫大香合 鎌倉彫
 南禅寺蔵
屈輪文鎌倉彫大香合 (堆朱,堆黒,堆黄,堆彩)
 知恩寺蔵

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新しい技法の興隆〜桃山
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
桃山時代
(1473-1615年)
歌書箪笥 絵梨子地,片身替わり,秋草文様(高台寺蒔絵)

近世意匠の確立

原色日本の美術 第20巻 P.88 
 山辺/岡田/蔵田 
 小学館 1976

 高台寺蔵
楓橘蒔絵螺鈿箪笥 南蛮蒔絵/葡萄唐草/螺鈿

輸出漆器

原色日本の美術 第20巻 P.91 
 山辺/岡田/蔵田 
 小学館 1976

 南蛮文化館蔵
花鳥密陀絵行厨 密陀絵

白,中間色の表現


 大龍院蔵
秋草漆絵面盆 色漆絵+密陀絵

黄漆



桜花螺鈿椀 割貝/鮑貝

李朝螺鈿の影響〜薄貝


 明月院蔵

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技巧の完成〜江戸
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
江戸時代(初期)
(1615-1700年)
初音蒔絵婚礼調度 幸阿弥長重 作
  徳川美術館蔵
舟橋蒔絵硯箱 本阿弥光悦 作
(琳派)

 東京国立博物館蔵
柴垣蒔絵硯箱 古満休意 作
(徳川家お抱え蒔絵師)       


撫子蒔絵硯箱 研出蒔絵

山本春正 作
(京都) 



凡鳥棗 初代中村宗哲 作
(京都・千家十職塗師)
千家十職・塗師の系譜 中村宗哲歴代展 P.12 
 日本経済新聞社 1985

 個人蔵
秋野蒔絵硯箱 五十嵐道甫 作
(加賀蒔絵師)


江戸時代(中期)
(1700-1800年)
八橋蒔絵硯箱 尾形光琳 作
(琳派)

 東京国立博物館蔵
住之江蒔絵硯箱 尾形光琳 作
(琳派)


 静嘉堂文庫美術館
貝尽蒔絵料紙箱 破笠細工

小川破笠 作(京都陶製の貝を貼る)

日本の美術8 NO.231 漆工(近世編)第20図 
 灰野編  至文堂 1985

 サントリー美術館蔵
蔦細道蒔絵文台硯箱 田付長兵衛高志 作
(京都東山蒔絵の写)


比良山蒔絵硯箱 研出蒔絵

塩見政誠(京都)

 東京国立博物館蔵

槙鹿蒔絵螺鈿料紙箱 永田友治(京都 琳派)

宇治川蛍蒔絵硯箱 印篭蒔絵

飯塚桃葉(阿波蜂須賀家)

漆黒と黄金の日本美-蒔絵 P.220 
 京都国立博物館編 淡交社 
 1997

 宮内省三の丸尚蔵館蔵

江戸時代(後期)
(1800-1867年)
芒桐蒔絵印篭 原羊遊斎 作
(江戸)


鳳凰龍蒔絵喰籠 佐野長寛 作
(京都)

 京都国立博物館蔵

豊助塗 尾張陶器に漆を塗り蒔絵を施す

大喜豊助 作



蒟醤料紙硯箱 玉楮象谷 作
(香川)  
原色日本の美術 第20巻 P.98 
 山辺/岡田/蔵田 
 小学館 1976

 香川県文化会館蔵

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輸出漆器のエキゾティシズム〜幕末・明治初期
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法 画像 出典・所蔵
幕末〜明治初期
(1862-1891年)
唐人物置物 彫漆

法橋原舟月 作

ナセル・D・ハリリコレクション 漆芸篇下 P.147 
 同朋舎出版

 個人蔵
金蒔絵芝山細工竜飾付一対 金蒔絵 芝山細工
ナセル・D・ハリリコレクション 漆芸篇下 P.183 
 同朋舎出版

 個人蔵
草花蒔絵盾 漆皮/17〜18世紀のヨーロッパ向け輸出漆器
 京都国立博物館蔵
山水蒔絵装飾箱 ヨーロッパ向け輸出漆器
 東京国立博物館蔵

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名工の活躍・美術性の重視〜明治
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
明治時代
(1867-1912年)
五節句蒔絵手箱 平蒔絵,高蒔絵/青銅塗地

柴田是真 作

近代日本の漆工芸 P.13 
 MOA美術館 1983

 サントリー美術館蔵
烏鷺蒔絵菓子器 柴田是真 作
近代日本の漆工芸 P.13  MOA美術館 1983

 東京国立博物館蔵
八角蒔絵菓子器  白山松哉 作
近代日本の漆工芸 P.13  MOA美術館 1983

 MOA美術館蔵
海辺蒔絵文台  金蒔絵他

川之辺一朝 作


近代日本の漆工芸 P.25 
 MOA美術館 1983

 MOA美術館
熨斗若松蒔絵盆  小川松民作
近代日本の漆工芸 P.23
 MOA美術館 1983

 東京芸術大学芸術資料館蔵

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作家たちの誕生・工芸の近代化〜大正・昭和
時代区分 代表的漆工品 加飾技法・材料・塗漆技法等 画像 出典・所蔵
大正・昭和時代
(1912-1989年)
アルマイト平脱文菊花色紙筥 アルマイト使用

六角紫水作

近代日本の漆工芸 P.34 
 MOA美術館 1983

 東京都現代美術館蔵
沈金猫飾箱 沈金

前大峰 作

近代日本の漆芸 P.93 
 東京国立近代美術館
 1979

 京都国立近代美術館蔵
彫漆クロバー文茶入 彫漆

音丸耕堂 作

近代日本の漆芸 P.73 
 東京国立近代美術館
 1979

 東京国立近代美術館蔵
蓬莱の棚 松田権六 作
近代日本の漆芸 P.17 
 東京国立近代美術館
 1979

 石川県立美術館蔵
乾漆堤盆 乾漆

増村益城 作

近代日本の漆芸 P.87 
 東京国立近代美術館
 1979

 東京国立近代美術館蔵

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