特集 実録 マネーの虎
1.この章を立てる経緯
マネーの虎とは読売TVで、2001年に放映開始されたもので、終了後に、世界中に輸出され同様のコンテンツで製作・放映がなされた。(トランプもオーデイション番組を製作・放映したが投資番組ではなかった)。
夢中で、全回見た。今でのYOU TUBEで、再生できるので一度見て欲しい。(違法アップロードらしいので消される可能性はあるので保証しないが)
なぜ、夢中になって見たかというと、そこに志願者のそして投資家の生きざまがあったからだ。
それは悟りと言ってもよい。
そして、令和の時代に「令和の虎」という名で番組コンセプトが復活した。
再開したのは、元祖マネーの虎にも虎として出演されていた株式会社モノリスの主催者、岩井良明氏だった。
ここでは、TV放映はなく、YOU TUBEだけでの放映だったが、交流会もある会員制度もあり私も加入した。
交流会で、何回か主催者の岩井氏とお話しさせてもらった。
しかし、岩井良明氏は2024年9月に癌で急逝された。
氏の教えは今でも活きている。最も印象に残っているのは「貴方に今必要なのはお金ではない」だ。確かに足りないのはは知恵であり、知恵が足りないのでそれが、資金不足に化けるのだ。
この番組で、投資家側の社長が年商**億円と紹介されるが規模的には追いついているので、自分でも驚く限りである。
2.番組アーカイブ
元祖「マネーの虎」
2001年10月から2004年3月まで日本テレビで放送されたリアリティ番組で、一般人が事業計画をプレゼンテーションし、投資家たる審査員が出資の可否を決定するという内容だった。番組の司会は俳優の吉田栄作が務めた。
このコンテンツは終了後に海外に輸出され、『Dragon's
Den』や『Shark Tank』などのタイトルで世界各国で制作された。
出演した主な投資家
加藤和也 芸能事務所経営 美空ひばりの長男 株式会社ひばりプロダクション 代表
川原ひろし ラーメン店経営 株式会社なんでんかんでん 社長
小林敬 創作料理店経営 株式会社小林事務所 代表
高橋がなり AVビデオのソフト・オン・デマンド株式会社経営 代表(当時)
堀之内九一郎 リサイクルショップ 株式会社生活創庫経営
安田久 エンターテイメントレストラン経営 株式会社エイチ・ワイ・ジャパン 代表(当時)
吉川幸枝 レストラン経営 株式会社よし川 代表
岩井良明 学習塾・予備校経営 永遠の応援団長、学習塾業界の熱血漢 正義感と社会貢献
2つのキーワードを持ってる人 株式会社モノリス 代表(当時)
貞廣一鑑 カフェ経営 株式会社ラヴ 代表
南原竜樹 輸入車ディーラー 株式会社オートトレーディングルフトジャパン 代表
現在「令和の虎」
元祖に出演していた岩井良明社長が、2018年12月20日からYouTube配信を活用して再開した。
「マネーの虎」のオマージュとしてスタートしたが有料フアンクラブの運営をベースにしている。岩井氏は2024年に急逝した。現在も継続している。
主な投資家
林尚弘 武田塾元塾長、A.ver元代表
トモハッピー(齋藤友晴) カードゲーム売買業 株式会社トモハッピー 代表
竹内亢一 YouTubeマーケティング会社 経営
Suneight 唐沢菜々江 銀座クラブ経営 Nanae(ママ)
安藤功一郎 タイで動産会社経営 GA techologies 経営
高澤有紀 ネット広告、SEO対策 ADOYOSU 経営
ドラゴン細井 (細井龍)美容クリニック アマソラクリニック(院長)
経営
3.このような傾向があったという総括
@投資家
元祖マネーの虎で番組後に破たんした投資家は小林氏はじめ飲食業の虎が多かった。
世の中を席巻した人も飲食業態の移り変わりは激しくすぐに飽きられてしまう。流行スパンの短さを感じた。
投資家には、人を見るタイプとプランを見るタイプの投資家がいる。私は完全に人を見る方。ビジネスプランの方はどうせこの通り行かないという目で見る。
よく虎の言葉で「うまく行かないときに逃げないか?」というのがあったがまさにその通りの感覚である。
投資家の一定数は破たんした、これは鉄火場で生きているような人たちなので自然の法則であり仕方ないと思う。
マネー成立でマネーを獲得したとしても、志願者側の成功率が低いのも世の中の成功率に引っ張られるのでいわば当たり前であると思う。
このようなに金融機関ではなく個人から借りる第3者投資の場合、投資家は年間配当5%以上は要求すると言われている。
これは覚えておくべき数字である。
Aプラン
志願者のプランとマネー成立の結果、その後の夜の動きを見るに結局はどんなプランが当たるか実は誰も分からない。
一蹴された案で、AKBシステムのようなものを作りたいといった案を出した人が2人いたが「年少の女性を誘拐してくるのか?」と言われていた。昭和の時代にウーバーイーツのような案を出した中国人青年もいた。(こちらは条件付きで成立したが、事業途中でシステム構築できずランニング途中で辞退した)と
プランに自信を持ち過ぎの理論家は後で苦労するケースが多かった。
B志願者
プランに自信を持ち過ぎの理論家は後で苦労するケースが多かった。
パーソナリテイとしては、女性の方が独特の勘でニュービジネスでは優れいていると私は感じた。
C個人の借金
投資時に個人の過去の借金をどうみるかは、投資家次第であり、私は一定の理解をする。(堀之内九一郎は問題外と否定)
しかし、私も過去事業を失敗しているのに、豪奢な家に住んでいるとかは問題外である。
今は、「令和の虎」の方のフアンクラブに入っており、オフ会など行ってみると、若き経営者で億単位で稼いでいる人はいる。
しかし、金融取引などで苦戦している人が結構いる。
このように、総括していっても、番組を見たことのない人はイメージが湧きずらいかもしれない。そう思い次に元祖の方の「マネーの虎」をオマージュしたSTORYを掲載した。
純粋に楽しんでいただければ幸いである。
マネーの虎の方は商標権は「¥マネーの虎」だった。
4.STORY「マネーの××」
テーマ
お金を持っているのはそんなに誇れることなのか?
「謙虚になれよ!」「あんた病気に見える」
罵倒の応酬で罠にはまるのは、志願者なのか?投資家なのか?はたまた??バトルが今始まる
以下戯曲形式にしている。
CAST
投資家
寺ノ内九太郎 過去(大工の一大チェーン店を作った伝説の男)未来(経営破たん)
小口ミカ 過去(女性水着チェーンの女王)未来(役員を引退して悠々自適)
佐藤和也 過去(伝説の女性社長の息子)未来(そのまま親のブランドで生き残る)
春日ヒロアキ 過去(飲食プロヂュースの虎)未来(借金を背負い倒産)
高橋かなり 過去(セクシータレントを多く保有する芸能プロダクション社長)未来(農業など他分野にも進出して大儲けする)
水先案内人 大貫B作
志願者
舞台

1
舞台はまだ暗転のまま
小口ミカ 「私のタイプの志願者、呼んでくれているんでしょうね」
寺之内九太郎「私は、ホームレスもしたことありましてねえ〜今は店舗を200以上持ってますよ、なぜ、成功したかと言うと考え方を変えたからですよ」
高橋かなり「私はねえ〜負け犬に出したいんですよ」
春日ヨシアキ「また、舐めとんかあ!っていいますわ、っていいますわ」
佐藤和也「わたしは母の作った会社を汚すことはできないんですよ」
舞台点灯、5人の投資家、案内人の大貫B作、志願者が座っている。投資家の前には現金が積まれている。
大貫B作「では、幾らを希望しますか?」
志願者「1,000万です」
大貫B作「そのマネーの使い道は?」
志願者「今までになかった**料理店の開店資金です」
佐藤和也「今までになかった**料理店と言いますと?」
志願者「はい、**国はあまり日本人観光客のいかない国ですが、素晴らしい文化があり、伝統的な**料理というものがあります、この素晴らしい**料理の文化を日本に伝えたいんです」
春日ヨシアキ「そんな、だれも行かない国の料理なんてもともとブランドは高くないし、成り立たないんじゃ?」
志願者「いえ、これは絶対にブレイク力があると思っています」
寺之内九太郎「絶対!絶対なんて商売にありませんよ」
志願者「私はあると思っています」
大貫B作「まあ、プランを聞きましょう」
小口ミカ「**国、ってこの前買い付けに行ったわよ、あそこは女が男を買いに行く国よ、知ってる?○○さん?」
志願者「ええ、知りません、行ったことありませんから」
高橋かなり「あんた、TVに映る目的で今日来たんじゃありませんか!春日さんになめとんか?と言われますよ」
志願者「はい、行ったことはありませんが在日のコネクションが多くあり、その人たちに調理法を教えて貰いました」
佐藤和也「じゃあ、まず、1,000万円のプランを聞かせてください」
2.
小口ミカ「そうよ聞かせて」
志願者「私はほぼ親の資産ですが居住用資産(評価2,800万)と賃貸用資産(評価4,000万)を持っています。」
投資家 しーん
志願者「そこで、両物件を売却して6,800万の資金が見込めます。次に、**市の住宅地に2階建ての空き物件を見つけました。
その土地の取得価格が5,000万、1F店舗、2F住宅を建築します。その建築費が3,800万、これに当初の運転資金に1,000万見ています。合計9,800万、先程の不動産売却代金が6,800万ですから、3,000万足りません。そこで、2、000万を金融機関から借りますので、残りの1,000万を投資して欲しいのです。」

春日ヨシアキ「はあ?自分の住む家を投資してくれと?舐めとんかっていいますわ!」
志願者「それは違います。その住宅ローン部分は、私が自分のリスクとして信用金庫から借りるんです。」
寺之内九太郎「お金に色はついていませんよね、で、事業がダメだったら店舗付き住宅は逃げられませんよ、どうしますか?」
志願者「首吊って、生命保険で返します。」
小口ミカ「その時教えて、私が足引っ張りに行ってあげるわ、ん?これ大貫B作さん、これTVに映せない?」
大貫B作「資金の問題はこれくらいにして、今日はその見たことのない**料理は試食できるんですか」
志願者「ええ、試食の準備はしてきています」
高橋「そうだ、食べてみたいねえ」
3.
志願者「ええ、試食の準備はしてきています」
高橋かなり「そうだ、食べてみたいねえ」
小口ミカ「そうよ、食べさせて」
志願者はスタジオのキッチンを借りて自分のフライパンで調理し始める。
そばに寄ってくる虎たち、だが、飲食の虎、春日ヨシアキは座ったまま
志願者「試食程度の量ですが、出来ましたが」
大貫B作「では、試食して貰ってください、僕は?」
志願者「ええ、ありますよ」
春日ヨシアキ「僕は食わない、家の分まで出して貰おうと言う態度が気に入らん」と酷評されても志願者は春日の前にも置いて行く。
佐藤和也「うまい」小口ミカ「まずい」と同時
小口ミカ文句を言う割には全部食べる
寺之内九太郎、高橋かなりも「うまい」
寺之内「これは食品仕入れの原価がかなりつかない?」
志願者「いえ、母が農家をやっていて・・・」と言うが、なぜか、下を向く
知らぬ間に春日ヨシアキも食べている。
春日の目つきが変わる
春日ヨシアキ「この香辛料面白い!それを300万で売ってくれないか、○○さん!」と300万をぽんと置く。

大貫B作「春日さん、ちょっとそれは番組の主旨が変わってしまいます、事業として投資するかどうかで判断してください」
春日ヨシアキ「そうか、そりゃ、そうだわなあ〜」と金を戻す。
寺之内九太郎「ところで、なぜ、こんなプラン考えたの?真意は?」
4.
小口ミカ「そうよ、私も聞きたいわ」
志願者「実は・・・」
と言って下を向く。
涙がぼろぼろ
大貫B作 心配そうに「どうしました?」
志願者「すいません、実は早くに父が死に、女手ひとつで育てられました。
その母は頑張りやで、農業に加えて、その加工品の売り出しも成功しました。今、G県にいるんですが、最近、ボケてきて、そして、病気にかかり、もう余命が長くないんです。一緒に住みたいんですが、今のマンションでは無理なんです。そこで、仕事をしても母のそばにいられるように、こっちに呼んで、一緒に住みたいんです。それでこの案を・・・」
まず、佐藤和也の目が真っ赤に
佐藤和也「そういうことを聞くと・・・お母さんは大切にしなさいよ」と5百万を置く。
寺之内九太郎「あかん・・・」と言って1百万をぽんと置く。寺之内の目も真っ赤

意外な展開に焦り出す大貫B作
下を向く、春日ヨシアキと小口ミカ
その時、高橋かなり「あんた、故郷に帰ってそのお母さんの農業を継いだ方がいいんじゃない、やっぱりTVに映りたいだけのような気がするなあ〜私はもう帰る」と言って席を立つ。
焦る大貫B作「そろそろ・・・」と番組の収録時間が迫っているのでクロージングを急ごとする。
その時、志願者の言葉が・・・
志願者「やっぱり、もういいです。皆さんの言う通り、このプランで皆様に出してもろうと言うのが間違いでした。足りない額の1000万は不動産売るのにもう少し色をつけるのに努力して、それでも足りない分は消費者金融でもなんでも自分のリスクでやってみます。ありがとうございました。」と言って、席を立つ。
赤い目でぽかんと見ている寺之内久太郎と佐藤和也
下向いたままの小口ミカと春日ヨシアキ
一瞬言葉を失う、気を取り直してTV番組まとめに入る大貫B作・・・
この時、寺之内と春日は自分たちが数年後破産していることを全く知らない。
志願者は宣言通り自分のリスクでプラン通りの事業を始め母と住んだが事業はやはりまったくだめで泣かず飛ばす。
銀行とサラ金の返済に窮したところちょうど母が死にかなりの生命保険が入る。
その資金で返済したが、その後、することもなく1F空き店舗にしたままぶらぶらしているという。
お金があることはそんなに誇れることなのか?そんなことは分からない。器以上の金が入るとダメになるのが人である。
でもお金あったらいいなという幻想からは誰も逃れることはできない。その他人の幻想をうまく操ったものだけが市場で勝つのかもしれない。
以 上