Rei works 
                         TEXT by 山本泉小虎

<第三部>

「白の組曲は」DICの精鋭メンバーがレイ、ミカちゃん、祥代ちゃんを頭に踊るユニゾンだ。
総勢12人が舞台狭しと華やかに舞う。や、まぢでお客様との距離は1mも無い。
蹴られそうだ(笑)
全員お揃いの真っ白のキャミで、ロングスカートが一斉に肩の位置ほどに高く翻る様は
ワタシのお気に入り。ダンスってエエね〜って単純に思う。

プレイバッハの曲に乗せて、複雑なフォーメーションがクルクルと入れ代わり立ち代り
若々しくスピード感のあるシーン、しっとりと情感のあるスローなシーン、
伸びやかに華やかに舞うシーン、そしてレイのソロ、ジャズアドリブなんぞもあって
エンターティメントショウのようなワクワクさせる感がある。盛り沢山だ♪
レイとミカちゃんのデュオもコレに含まれている。

先にも書いたが、この白い衣装がまた、えも言えん空気感を醸して大好きなんである。
ふぁっと蹴り上げた脚によって翻るスカートの美しさはワタシのボキャ貧では表現しきれない。
夢のようだ。(ほらボキャ貧)

・・・。しっかし、凄い運動量である。
まぢ、驚く。早い早い。くるくるくるくるっ。
蝶が舞うような、とはよく言ったもので。あっちへひらひらひらッ、こっちへひらひらひらッ
右へ左へステップ踏みつつジャンプ、反り返り、しゃがみ込み、
180度開脚から横転してまたジャンプ(バレエ用語覚えろよっ)

ほんの数秒の間に何パターンの動きが振付けられているのぢゃ?

しかもソレをエエ加減な繋ぎでこなして行くのではなく、ちゃんと決められた形の通りに
最後のつま先まで伸ばしきってから、次の所作に入っていくその精密さ。
「練習」という単語が浮かぶ。習い、練る。練って練って、その先に手に入るものがある。
心が感じた事を無意識下に身体が反応する境地。

かつて・・・、(ワタシは武術系だったりもするので)殴られる前に殴るくらいの反応を示す
身体を作りたくて部活だけに飽き足らず、自主筋トレに血道を上げたもんです。
や、ホントに殴っちゃいけませんよ(笑)
演武だかんね。寸止めざんす。しかし、リアルで正確で美しい演武をするには、
やはし頭で段取り考えてちゃダメです。考える前に、身体が反応する、感じる、その境地。
六感の反応を受ける身体。寸止めするのだって技術と制御しきった筋肉が必要なんです。
そうなる為には、やはり、れんしうあるのみ。鍛えに鍛えまくる日々・・・(遠い眼)
ソコへ行き着けたかどうかは、ま、置いといて(苦笑)

踊る事にも共通する概念やったかも・・・表現系と一緒にすんな?
あぁあどちら様もすいません(汗)
こんな観方ヘンですか?

今日も満員御礼で本番は観れそうも無い。楽屋も鮨詰めだし、しょうがない、事務所でヘタろう。
事務所には、この後出番のMC福家さんが。
「レモン哀歌」の朗読と開演MCをこの三日間担当してくださっている。
とても落ち着いた声の上品な(・・・。)ご婦人だ。

アナウンスのお仕事をバリバリとこなし、活躍の場は広いとお聞きした。
しかし、今回のような朗読は初めての事で、そこはやはり緊張するというもの。
そわそわされていたトコへ、ワタシが上がり込んだもので身支度途中だったらしい。
「腰を悪くしているので、ちょっとごめんなさいね」と言いながらサポーターをバリバリッと装着。
や、こちらこそ失礼しました(笑)

ワタシも腰痛持ちだからわかりますよう、なんて話から色々おしゃべりに花が咲き、
レイさんとは長いんでしょうねぇと尋ねられた。
えーと、1年ほどですか(笑)
とあるアクションスターのファンサイトで知り合って・・・云々。
驚かれました。ネットで出逢った事、経過時間の短い事。
やっぱそうですよね。濃いぃ過ぎるワタシタチ(苦笑)

そして、とても羨ましい、と言って頂いた。
お互いが月と太陽のようだとも。惹き合い照らし合う相互関係があるのよ!なんて
照れちゃうよな事まで言っていただき恐縮である。
人のえにしはわかんないモンですね。こうして福家さんとも知り合えた。
パンチの利いた楽しい話が展開するうち、だんだん・・・・危ない方向に(驚)

挙句、自ら「実は私もオヤヂなんですよ♪ ほほほほほほほ」と高笑い(あんぐり)
え゛。福家さんって・・・・・・・・・・・・実はそうなんですか?

なぁんだ〜〜〜お仲間かぁ(殴)

はっ・・・そろそろ「白の組曲」も終演の頃かしら。
ネコをすっぱり脱がれた所で、これからなのにぃ(をい)
残念ですが、出番ですね。頑張って!
また後でそっち方向の(ってどっちだよ)おしゃべりしましょうね〜♪

んん。1人ここに居てもしょがない。ワタシも様子見に行こう。
むわぁぁぁ・・・ん 楽屋は凄い熱気!やはり12人が力の限り踊るって凄いぞ〜っ
壁の結露がだびだびに流れてる!小柄な福家さん、その中ヘ潜り込み、
ダンサーをかき分けかき分け、楽屋上手の棚に置いてあるマイクや周辺機器のチェックに向かう。

やはりワタシは邪魔になる。入れない。事務所と廊下をうろうろしつつ休憩を待つ。
受付周辺にもお手伝いに駆けつけた生徒さんたちが静かに席を暖めている。
少し眼が合い、なんとなく会釈。えへへ(なんなんだ)

ざわざわっと気配が変わった。無事に終わったようだ。
DICのメンバーが階上控え室代わりの小スタジオへ移動する。
お疲れさま、お疲れさま。上気した頬が初々しいやね〜うんうん。
若い熱気が・・・はふっ(深い意味は無い)

そして今日もトリは「レモン哀歌」
今更ながら、よく考えるとキツいプログラムだ。今日はレイさん、3作品まぢ踊りッぱですぜ。

このエナジーはドコから湧いてくるんだらう。

彼女曰く、一冊の本に出会い、迷いが晴れた、と。
ダンスから退いていた時は、病気がちで頭痛持ちで、今からは考えられんくらい弱っていたそうな。
迷いが消えて、身体も別のイレモノに変わったかと思うぐらい今は元気バリバリ。
自分の最終到達地点がちゃんと見えた人、つぅのはこんなに強いモンなのか?
その為になら何も惜しまない。1分の舞いにすら全身全霊を込めるだろう。

精神的にも肉体的にも、向かう所敵無しだ。
なんびとたりとも、今の彼女を傷つけられはしない。弾き飛ばされるだろな(笑)
そんな、イっちゃったお人に請われて、この世界へ足を踏み込んでしまったワタシは・・・。

両耳掴み上げられたウサギな気分(ウソですってばっ)

誰に仕組まれたかは知らないが、お互いの呼吸を初めから、知っていた。
そして何かを生み出す為に出逢ったのだとも。何かはまだ解んなかったけど。

♀×♀で産めたっけ?(蹴)

いや、ちゃんと産まれたやん(笑)
処女作「芭蕉精」

すっかり巻き込まれて、振り回されてるような錯覚があったが、
紛れも無く自らも選んでいたのだ。この世界を。

のらりくらりと日々を過ごしていた1年前、電脳世界の網の中、レイに出逢った。
長らく封じ込めていた奥底の思考回路の封印を、彼女が解いた。(殆どむりくり/笑)
解き放たれたソレは、ワタシの意識とは別のトコで、じわじわ育っていく。

その後は、錆を落とし、整え、遙か前方を爆走するレイに追いつくべく、
チューンナップ仕様に持っていく努力を、ワタシは知らず始めていた。

そうやん・・・・。ワタシ、走りたかったんやん。←やっと分かった(失笑)

まだ、間に合う?
「人生あと10年!」を合言葉に、昔みたいに走り出した。
不安はもちろんあるが、どんな仕事だって、仕方はおんなじだ。
一生懸命、持ちうる引き出し全開で行けばいい。
この引き出しがワタシに有る限り、レイが求めてくれる限り、越えられない壁は無い(をいをい)

もう止まらない。ダンスサーカスに身を任せて、行ける所まで、飛べる所まで、トぶだけだ。

とは言え。
たった1年の間に未曾有の初体験を、ばかすか経験させられ・・・。
数年間のドロップアウトのツケは、どえりゃぁ勢いで相殺していってるようだ。
気力はともかく・・・・・・、カラダ持つかしら(^◇^;←こう見えて虚弱

うにゃっ。脱線しすぎ(苦笑)

つらつらそんな事を考えてるウチに「レモン哀歌」も終演だ。
ルヴェのお迎えに行こう。
途方もなく蒸し暑い楽屋で裏方's打ち揃って拍手を贈る。

今日もお疲れさま!
そして花束を抱えて帰ってきたレイとハグ・・・しかけて、またも違和感。
こらっチチパッドはどーした!今度はてっぺんが陥没してっぞ!(あんぐり)忘れたなぁ!

 レイ:「ええっ?!うそやん!ちゃんと二枚入れたもん!!」
ワタシ:「サイズが合ってねぃんとちゃうけ?おら(ぺこっ)」←押してみた。
 レイ:「うぎゃ・・・っ 凹ますなっ!いつも使ってるヤツやのにぃっ 
    もうっチチばっかし見て!踊りを観ろっつーの!」
ワタシ:「せやけど、チレーなおねぇちゃん(!)がチレーな衣装着てチレーに踊ってても、
     この凹みの所為で、気が削がれるやんかっ萎えるぞっ」
 レイ:「むぅ・・・・っ」
ワタシ:「次は三枚入れなはれ(鬼)もしくはニプレス風の丸いのン挟み込めっ!」
 レイ:「もぉぉぉぉっ Rei worksの予算でプチ整形してやるっ!きぃっ!(8割本気)」

しかし・・・よく見たら、コヤツ、今日一日で顔がとんがるほど絞れてる。
・・・こりゃチチも凹むか(合掌)
同じプログラムの明日済んだら、どーなるだよ。このチチ。背中に出るか?(アイヤ〜〜ッ)

レイ:「ンなもん出るわけねぇっしょ!ひ〜〜〜んっ整形してやるぅぅぅっ」

わやわやとチチ陥没事件に花を咲かせていたら、先生が寄ってこられた。

先生:「レイちゃん、ちょっとちょっと」
レイ:「はい?なんでしょう センセ」
先生:「照明卓のトコから見てて気になったんだけどさ・・・胸、、、てっぺん、ぽこって
    へこんでたよぉお(爆)」
レイ:「いやあああああ もう!!先生までチチッって!」
先生:「丸いパッド入れてみる?あ?もう言われてたの?きゃはははははは」
レイ:「皆してチチばっか責めて〜〜っ!」崩れ落ち。

ほらぁ やっぱし皆気がついてたんぢゃん(爆)
その場の全員、腹が痛くなるまで笑った。

チチばっか見るな、言われても、ねぇ。
チチ星人でなくても、やっぱ目に付くやんねぇ・・・。凹んでたりしたらさ(爆)
ああ 可笑しいったら(激笑)←いや、だから・・・。今日のお客様にも、深くお詫び致しまつ(沈)

実際問題、1本踊るたびにレイは水分を大量に放出し一回り縮む。
わずかな休憩の間に補給はするが、次の1本踊ると、一回り半、縮む。
3本踊り切ると、もう顔がつんつんにとんがっている。
衣装のサイズまで変わってくる勢いだ。・・・戻るの?ソレ。

 レイ:「ビール飲んでご飯食べたら戻るよッ(青筋)」←怒らんでもエエがな
ワタシ:「そーなん?ならエエけど・・・。
     チチは今更どっちゃでも変わらんが、顔はそのままぢゃ・・・いかんでそ。」

べしッ!

あたたたたた ヤられたっ(悪乗り)
真剣なんだかおちゃらけてんのか、なにがなんだかボーダーレス。
中日を終えて夜もすがら、本日のトチリ暴露大会も無事に済み(なんぢゃそら)
やっぱりハイテンションなまま、ぽかぽか温泉へ向かうのでありました。
いよいよ明日は楽日、気を抜かずに参りましょうぞ。
ふぁ〜〜〜〜〜・・・・・っ(抜けきっとるがなっ!)

・・・・・・・・・・・。

そして、やっぱり朝が来る。
初日、2日と怒涛のように越えて。やってきました、今日は3日目、オーラスだ。
今日で終わる。
終わっちゃうんだの。当たり前だけど。

ん〜・・・・・。(おせんち)

ふるふるっ、まだ早いっ!
今日のプログラムは、「芭蕉精」「白の組曲」「レモン哀歌」が昼公演、
夜公演は「緋の記憶」「a sense」「レモン哀歌」で〆だ。

腹を据えてかかろう。もう取りこぼしの作業も発生せんしな(苦笑)
落ち着いて作業するべ。うりゃ、リハだ。リハッ。

「芭蕉精」のライティングに修正が入る。
昨日、気合い入れまくりだったのに、お調子こいたのが敗因か。
レイからダメ出し。うにょ〜〜〜〜〜っ。

バックサスを入れてみてはどうか?と先生にアドバイスを受ける。
舞台奥の天井近く、左右に設置され、舞台中央に向かって差し込むライトだ。
ワタシが意識的に使う事を避けていたライト。

なんでか、ちぅとスライドの絵面が負けてしまうからだ。
口径の大きなバックサスは光量を落として点けても、まるで月がふたつ在るかのような存在感。
でも、レイのダメ出しポイントのトコなら、使えるかもだ。

・・・いけるかも。どぉよ。・・・おげっ?ふーむ、流石先生。ありがとございます!

ヨシ、卓のレバー位置を確認して紫スポットと間違えないようにしなきゃね。
カキカキ・・・っとな。それから・・・お、そろそろ開場前のセッティングしないと。

・・・ポケットでさっきからブルブルしてる携帯も受けなきゃだ。
さっきは大阪の古い友人が高松駅に着いたってメールだった。彼女かな。迷子になったかしらん?

かちり。・・・ダンナだ。
ナニを思ったのか、観に来るという話になったのは本番の為の高松入りする直前。
日曜日に観に行く旨を受けた。青天の霹靂(や、大袈裟でなく、よ)

なんしか、こういった方面にはとんと疎い御仁で・・・。
ワタシの参加している作品展なんぞにも最初の頃は来たりもしていたが、
感想を尋ねると、明々後日方向なお返事をするので、
毎度、双方ムカつく結果を迎える為、そのうち来なくなった(どぉよソレって)

以来、ワタシの活動にはほとんど触れない。まぁ、邪魔もしないんだけど。
しかし高松通いしてる時には、ぶりぶり怒りまくってた人が。(後半は諦めたらしいが)

・・・お義理なんかで行くって言うんぢゃねぇぞ・・・(警戒心炸裂)

でも本気らしかったので、1週間のお泊り荷物をパッキングしたり、
留守にする間の食料保存をしたり、忙殺の最中に、高松の周辺地図と、スタジオ近辺地図を焼き、
説明をし、置いてきたのだ。

そして。

受けた携帯の向こうから、開口一番「場所がわからへん!(怒)」
・・・あんだけの用意をしてきたワタシの努力は水の泡かぃ(ぷちっ)
ドコにいてる、ココにいてるッ、そっち向いて歩け、そっちてドコやっ・・・ちんぷんかんぷんな応酬だ。
ジモティぢゃ無いワタシだって、ダンナが今ドコで迷ってるのかすら、わからんっちゅうねん!
タクシー飛ばしゃエエがなッ。

見かねたミワちゃんが、近そうだからお迎えに行ってきます!と走ってくれた。
ああぁぁ ごめんよぅぅ(まぢ泣き)

そしてこの後・・・・、
書くには、あ〜んまりにもあんまりな状況をクリアし、ダンナを客席に座らせ、
転がり込むようにシネザ横へ戻ったのだ。
開演10分押し。ダンナ待ち?ぎえぇぇぇ スミマセンスミマセンッ(脂汗)
一応、来てくれた事には礼を言っておく。しかし。
本番直前に、こんな思いをするのは二度とごめんだ(泣)

心臓ばくばくが収まらないまま、「芭蕉精」が始まる。

気持ちを切り替えねば・・・。すーーーーはーーーーーーっ
芭蕉精に心を寄せて・・・入り込む・・・入り込む・・・・。
なんとか大丈夫か。順調に話は進む。

今日もエエ感じぞな・・・。

もう少ししたら、先のダメ出しポイントに差し掛かる。バックサス用意。
レバーの位置をまさぐる。慣れてくると、それぞれの指の担当レバーが自然、決まってきていた。
親指を少し伸ばせば、バックサスの位置に当たる。

うしゃ ココからだ。ゆっくりフェードインするぞ。
レイの動きを見つめながら・・・・・。

そろそろ
そろそろそろ
そろそろそろそろそろそろそ・・ろ・・・?

・・・るる?ライトが入らない?アクシデントかっ?(汗)

うげっ!

バックサスの代わりに紫のスポットが、ぼんやり点いとるがなっっ!!
あ゛ぅーーーっっ やってもた(撃沈)

さあぁぁぁ困った。中途半端に点いた紫スポット(泣)
何の効果も無く、ただぼんやりと点いている。
いきなり、ぱすッと消す訳にはいかん。さりとてこのまま置いとく訳にもいかん(汗)
えとえとえと、、、この後変化のあるシーンの時に消すかッ
アカンアカン、その前にあっちのシーンが来るからココで消したらヘンか?(焦)
ぬぁぁぁっっ消すタイミングが計れないっっっ(滝汗)

焦るワタシを尻目に、お話はどんどん進んで行く。止めらんないしな(泪)

他のライティングが疎かにならんよう細心の注意を払いつつ
じわじわっと光量を落としながら、いつの間にか消えてた作戦だっ(むりくり)

う゛−。やっとこ消えたン・・・・。

なんてこったい・・・。滅茶苦茶不自然やったやんなァ。
お客様にバレてるやろか・・・・(くすん)
結局バックサス使えんかったし・・・。

ま、しゃーないかっ(切替早ッ)

オーラスにチョボミスするなんて・・・ダンナの所為だっ!(怒)
う、いかん、これ以上心乱すのは避けないと。
・・・うん。ダンナは来てなかった事にしよう(抹殺)
・・・・・・。

アクシデント(ちゃうけど)も乗り越えて、どうにか終演だ。
ああ、これで暫くは芭蕉精には逢えないのねん・・・・。
きっと必ず、再演したいぞぅ。

昼の部、ワタシは投了だ。
流石に余裕も出てきたか、腰砕けの脱力感はさほど強くない。
ただ、芭蕉精の残り香に後ろ髪引かれる想いがして、撤去して行くのが寂しかった。
感傷に浸ってる時間は無い。舞台は次へと移ろい行く。

「白の組曲」の間は事務所で福家さんとおしゃべりタイムだ。
すっかりネコをお脱ぎ遊ばして、とてもキュート(笑)
や、オヤヂの本領もがッつり発揮されてるんですが、流石に本番前って事で
多少はセーブされてる御様子。
おしゃべりが楽しくて時間を忘れてしまうワタシと違い、きちんと時間を把握されている。
そろそろ下に降りましょうかと、促され、お供する。

グッドタイミングで「白の組曲」も終演。
おおっ?なんか拍手が違うぞ。今日のお客様は勢いあるねぇ。
「ピーピーーーッ!」「ヒュヒューーッ!」
 口笛にエールまで響いてくる。うっひゃーさすが最終日ノリがエエやん・・・って、この声は。
能楽堂公演の時の 蛇神さま&魑魅魍魎's!?

はるばる大阪からのお越しだぁぁぁ(笑)
穴吹組のミカちゃんたちとも古い知り合いで、吉村組の面々と共にご来場だったらしい。
うはーっありがとうございます!楽しんでってくださいねぇぇ!

やがて「レモン哀歌」も済み。(端折りっ)
(毎回、面白い事件が(殴)あった智恵子ですが、ソレはまた、別の切り口で別の書き手がレポ致します)
あ、チチは無事修復されてましたぞな(爆)

昼公演の完了〜〜。
お客様の退場をお見送りしつつ、田辺さん@蛇神さま達から差し入れと共に
とても嬉しい励ましのお言葉をいただいた。
思えば生まれて初めての舞台仕事をしたのが能楽堂公演。この6月の事だ。
‘レイ先生が連れて来た、どシロウトの演出と仕事をする’この時も皆さん暖かく迎えてくださったが、
レイとの関係を、さぞや不思議に思い、不安を持たれていた事だろう。
色んな不備も皆さんに我慢して頂きながら、なんとか乗り切った・・・。
無我夢中で、最後まで一切の余裕も無く過ぎてしまった能楽堂公演。

あれから約半年。
今回の舞台を観て「いいコンビになったね」と言われて、やっとあの公演も、今、終わった気がする。

・・・真に受けすぎですか?(^^;だって、嬉しかってんもん。
これからももちろん、もっともっと頑張ります!

ダンナ・・・?・・・忘れてた。はい、お疲れ様。気ぃつけておかえりやっしゃ。(冷)
感想は一切聞かないから、安心してちょ。
大阪から来た友達を見送る事も叶わず、次の準備に入る。
ごめんよ。観てくれてありがとうね!>慶子

夜の公演まで、あとわずか。
差し入れをモグモグやりながら、最後のリハに挑み
気持ちをもいっちょ、引き締める。
心残りの無いように(って絶対無理だろうが)、精一杯やろう。


ラスト本番だ。
「緋の記憶」
初日はあんなに切羽詰って
逃げ出したいほどのプレッシャーの中でやったよなぁ・・・。ノミのくせによく持った(うんうん)
鬼の顔、描くの楽しかった(笑)
リハがいつも丑三つ時で、必ず先生がなんか落として、ぎゃーって皆騒いだっけ。
紗幕に反射するライトがキレイだったの〜。
レイの顔がこんなに変化するのを初めて見たのもコレだったな。
ミカちゃんミワちゃんの深夜の大道具コンビがすっげ楽しかった。

「a sense」
もうもう、こんなギリギリで仕事やったの、ン十年ぶりかもだ(苦笑)
スライドを作って、操作して・・・。
あちこちミスってごめんね(^^;
でもミカちゃんのダンスは、これからどんどん変化を遂げて行くだろう予感があって、
素敵だった。何より、不良オヤヂ連盟(!)万歳!だ(笑)

「レモン哀歌」
みっちりスケジュールでの衣装製作、ユニコに頑張ってもらったなァ。
生地選びは何回やっても苦し楽しい作業だねぇ。
MC福家さんの落ち着いた声がとっても良く馴染んで。
実はオヤヂーずと知って、一気に親近感が湧きました(笑)
小物出しに惑う黒子のお二人、祥代ちゃんと美佳ちゃんが愛しかった。
レイの衣装早変わりが、ほんに舞台裏の醍醐味で、わくわくさせられっぱ。
急遽大役を仰せつかったマサルも、ジタバタしながら良く頑張ってたな。

・・・・・・。

くるくる壊れたスライドのように、この公演で過ごした時間がランダムにフィードバックする。
初めての作品、芭蕉精の製作工程そしてデビュー。
みっちり1ヶ月に渡る週末合宿生活。
先生のあっけにとられる、素晴らしいばかりの行動力、
ほっこりとお腹を満たす手作りの食事、細やかな配慮。
振付を付けて行かれる時の手の動きが印象的だった。
夜半を越えて、けらけらけらっとイっちゃう先生もキュートだったな。

祥代ちゃん、美佳ちゃんの優しい気遣い。
オヤヂーず(誰やねんメンツは)の面倒を本当に甲斐甲斐しくみてくれて、ありがとうでした♪
ミワちゃんも、本当にありがとう。どーんと年下には思えないくらい、
頼りがいのあるオヤヂ予備軍ぶりでした(失敬な)
いつも優しい笑みを湛えている音響担当ヨシミさんも、
狭いブースでお疲れ様でした。もっとお話したかった。
強力助っ人の赤澤容子ちゃんも、さくさくっと完璧な仕事をこなして、風のように去って行かれて、
色んなお話聞きたかった。

ああ  拍手が起こる。終わってしまう。
花火のように、この瞬間が今、終わっていく。

・・・しんどかった。でも苦しくは無かった。
ぐらぐら煮え立つ湯のような、滾る想いがあふれてあふれて、
休息を求めるカラダが疎ましいほどに、作る気持ちが突っ走ってた。

最後のルヴェランスは最高の拍手を、楽屋裏より愛を込めて贈ろう!

花束を抱えて帰ってきたレイとハ(以下同文)
・・・をい。
まぁた凹んでッぞ(呆)3枚目入れたん? あ そぅ。やっぱどんどん凹むんやな・・・
まぁエエか、もう終わりだ。
後はなんぼなと凹んでも、かまやせんぎゃ(笑)←凹む凹むって何回も言うなっby Rei
ぺこぺこペコ(^◇^)♪・・・・・ばちん!

イデデ・・・・・大団円だ(陥没ネタで〆てすまんな)


しかし、コレで話は終わらない。
本日のトチリ暴露大会がまだ残ってるし、緋の記憶の大道具を、
宴会台としてデビューさせなきゃなんないし(普通に打ち上げって言え)
全員で舞台、客席の撤去作業もしなくちゃなんないし、
ぽかぽか温泉にも行かなきゃなんないし。

まだまだ忙しいんである。やっぱ止まったら死ぬンか?(苦笑)

まずは、たっぷりのご馳走が生徒さん達の手によって用意されてます。
ナニ飲みますかね?>レイさん
レイ:「びーるびーるっ♪」

ソフトドリンクしかないよッ(爆)
凄い顔をして(舞台化粧のままだし、汗がまだ流れてるし、顔は最高にとんがってるし)
「無いのぉぉ〜?」とぼやく。周りの生徒さんたちが慌てるだろ。
前に買い込んだビールなら事務所の冷蔵庫にまだあるから、とりあえずの乾杯だけ茶にしとけ(笑)
後で取って来てやっから。ほら、みんな乾杯待ちだぇ。

さ、先生から一言。レイさんもはい、一言。
んぢゃ、皆で「かんぱああああああい!!」

ホントにホントに、ありがとう。みんなみんなお疲れ様でした。
ちゃんとご挨拶できなかった、受付周辺のお手伝いをなさっていた生徒さん達や、
眼に触れないところで、この公演をがっつり支えて、お手伝いしてくださった皆様にも、
深く御礼申し上げます。ありがとうございました!

遠路はるばる海を渡って来てくださった皆様、
新聞掲載記事を見てお越し頂いた皆様、
会場へお越しの全ての皆様に、感謝します。

そして。

めくるめく創作の世界へワタシをいざなったレイと、
冒頭コメントにウソ偽り無く、異常にダラ長い日記なんだかレポなんだか、
雑多稚拙な文章に、最後まで辛抱強くお付き合いくださったアナタにも。

Special thanks! 

これからもRei worksを、どうぞよろしく!

さ・・・寝ていい?(殴)


11月某日
山本 泉@小虎

<完>   

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