大予想!EVANGELION THE MOVIE

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NEON
GENESIS

EVANGELION

EPISODE:12.5
EVANGELION VS. GODZZILA

発令所。
ミサト
「ゴヂラは!?」
青葉シゲル
「目標は現在、第三新東京市に直進しています」
ミサト
「直進!?」
青葉
「はい。現在の速度で、約40分後に絶対防衛線に到達します」

ゲンドウと冬月。冬月がゲンドウに話し掛ける。

冬月
「まずいな…。ゴヂラはアダムを目指しているのか?」
ゲンドウ
「あぁ…ありえない事ではない。予想されうる事態だよ」

40分後、山間から姿を現すゴヂラ。
ゴヂラ
「アンギャオォーン!!」
ミサト
「来たわ。側面から攻撃してゴヂラを芦ノ湖まで誘導する。3人ともいいわね?」
うなづくチルドレン達。
ミサト
「初号機が先鋒。アスカとレイは援護よ。くれぐれも…」
兵装ビルに隠れている初号機に気づくゴヂラ。背ビレが青く光る!
ミサト
「シンジ君、避けて!」
放射能火炎を吐くゴヂラ。爆発炎上する兵装ビル。
シンジ
「い、今のは?」
ミサト
「あれがゴヂラの放射能火炎よ!AT-FIELDで防げると思うけど、油断しないで!」
パレットガンを撃ちながら前進する初号機。援護する零号機と弐号機。ゴヂラの体中に着弾。暴れるゴヂラ。
アスカ
「当たってるのに、なんで死なないのよ!」
リツコ
「G細胞は普通じゃないわ。核エネルギーさえ吸収する不死身の細胞なのよ」
なおも攻撃するエヴァ。ゴヂラの顔面に砲火が集中する。怒りに燃えて吠えるゴヂラ。
煙にまかれているが、砲火が出てくる方向に放射能火炎を吐く。
零号機はAT-FIELDで防ぎ、反撃する。
さらに火炎を吐くゴジラ。アンビリカル・ケーブルに直撃する。
日向マコト
「零号機のアンビリカル・ケーブル、断線!」
ミサト
「レイ!すぐ近くのコンセントに移動して!」
伊吹マヤ
「零号機の内部電源、残りあと3分20秒!」
兵装ビル群に撤退する零号機。手応えありと見たのか、そちらへ移動しようとするゴヂラ。
ミサト
「シンジ君、誘導して!」
ゴヂラの前に躍り出て乱射する初号機。零号機の反対側へゴヂラを誘導する。
シンジ
「アスカ!ゴヂラの後ろへ!」
アスカ
「あんたに言われなくても、やってるわよ!」
ゴヂラの裏側へ回る弐号機。零号機の断線したケーブルを発見する。
アスカ
「そうだ、これを!」

ケーブルの端を持ってゴヂラに投げつける弐号機。初号機の付近にまで飛んでくる。
アスカ
「シンジ!それをこっちに投げかえして!」
投げかえす初号機。ゴヂラの体にケーブルが巻き付く。外そうとするが、不器用なゴヂラには外せない。
さらに何度かゴヂラの体にケーブルを巻き付ける事に成功する。

胴から足にかけてをケーブルで巻かれて、うまく移動できなくなるゴヂラ。初号機に向けて火炎を吐くが、当たらない。

マコト
「弐号機、プログレッシブナイフを装備!」
アスカ
「後ろからは卑怯だと思うけどね…」
ゴヂラに突進する弐号機。
それに気づくゴヂラ。尻尾攻撃で弐号機を吹き飛ばす。
ミサト
「アスカ!大丈夫?!」
後ろを振り返り、倒れた弐号機に向けて放射能火炎を吐こうとするゴヂラ。背ビレが青く光り出す。

復帰した零号機がゴヂラの側面から一斉射。火炎は弐号機からそれる。
零号機の方向に向き直るゴヂラ。そこへ初号機が突進!強烈なカチ上げを食らわす!
ふらつくゴヂラ。
さらに円を描いてゴヂラの側面に移動する初号機。胴に巻き付いたケーブルをつかんでゴヂラに「寄り」。電車道、である。
初号機のアンビリカル・ケーブルもコンセントから抜け落ちる。

マヤ
「初号機、内部電源に切り替わりました!」
そのままゴヂラを芦ノ湖方面まで押し出そうとする初号機。土俵、じゃなくて山際ぎりぎりで残すゴヂラ。尻尾を使ってなんとか体勢を立て直して、逆に初号機を押し戻す。
冬月
「あそこでまだ残すとは…」
ゲンドウ
「あの粘りは、まるで角番の小錦だな」

ズリズリと後退する初号機。
シンジ
「ちくしょう!」
ミサト
[シンジ君、ゴヂラの腹に頭を付けるのよ!」
体を低くしてゴヂラを押すが、まだゴヂラが優勢。
シンジ
「うぉー!」
突如、ケーブルから手を離す初号機。そして張り手、張り手、張り手!
脳震盪を起こすゴヂラ。体から完全に力が抜け落ちる。
ケーブルを握り直し、一気に芦ノ湖まで押し出す初号機。山を越え、森を踏み潰す。

発令所。歓声を上げるスタッフ。

リツコ
「そこよ!シンジ君!」
冬月
「行けぇ!国技を守るんだ!」

はっと気づくミサト。
ミサト
「レイ!聞こえる!?」
レイ
「はい」
ミサト
「ゴヂラ用の新兵器を装填したパレットガンを出すわ、受け取って!」
兵装ビルから出てくるパレットガン。取り出す零号機。
ミサト
「ゴヂラが芦ノ湖に沈んだら、そこを狙って撃つの。初号機が被害に遭わないように気を付けて!」
うなづくレイ。
芦ノ湖湖畔までゴヂラを押してきた初号機。
ミサト
「シンジ君!あと少しよ!」
途端に力を無くす初号機。
マヤ
「内部電源が…!」
脳震盪からさめるゴヂラ。もたれかかっていた初号機を芦ノ湖に投げ飛ばす。ザッバーンI
ゴヂラ
「アンギャオォーン!」
怒りの雄叫びを上げるゴヂラ。

エントリープラグ内。

シンジ
「動け!動いてよ!ここで動かなきゃ、また今場所も勝ち越し出来ないんだよ!」
突如、二子山勢を相手にした武蔵丸のようにやる気を取り戻す初号機。
水際からゴヂラに突進し、ブチかまし!後ずさるゴヂラ。 ゴヂラも力を込めて初号機を押す。
両手でゴヂラのケーブルを掴み直す初号機。そこで目が光り、顎の拘束具が外れる!雄叫びを上げる初号機。
冬月
「勝ったな」
両股を開いてゴヂラの押しを受け止める初号機。そして、会心のうっちゃり!
宙を跳んで芦ノ湖に落ちるゴヂラ。
ミサト
「レイ!」
岡の上からパレットガンを撃つ零号機。ゴヂラの沈んだ付近に弾が着水する。

ゴジラが湖面から顔を覗かせ、苦しそうな声を上げる。下からは無数の泡が立ち上る。

ミサト
「あれがオキシジェンデストロイヤーの威力…」
沈むゴヂラ。口から泡を吐き、もだえ苦しむ。体表から溶け出していき、やがて骨格だけとなる。
発令所内。ザブトンが宙を舞っている。
泡立つ芦ノ湖をモニターで眺めるリツコ。
リツコ
「あれが最後の一匹とは思えない…」
ミサト
「そうね…。来場所までにエヴァの体重を増やしておかないと…」









続く
次回予告。
BGM
F-2,CD#2 TRACK#23,"次回予告"
(チャンカチャンカチャーン、チャラララ、チャンカチャンカチャーン…)
浅間山から、無事、使徒の卵を捕獲したアスカ。
その卵を求めて彼女の前に現れた
二人の妖精
彼女達は卵の返却を要求する。
その頃、孵化した卵から生まれたものは…

次回、



新世紀     
エヴァンゲリオン

モスラ


来週も、特撮、特撮ぅ

あ!!映画なのに予告編つけちゃった。


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yanazawa@mbox.kyoto-inet.or.jp
Fri, 13 Sep, 1996