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篠木マリの言いたい放題



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帰宅すると、いつでも一番に出迎えてくれるのは猫です。
どんなに寝ぼけてヨタヨタしながらでも、玄関まで来てくれます。
と言ったら、下の子が負けじと玄関に飛び出してきます。

好きな格言
「人生はしまうまのように、黒い部分と白い部分でできている。
いまげんざいが黒だと思うのなら、君は楽天家だ」

いまから15年以上まえ、SMクラブで働いていた

京都・伝説の館だったところ

いまはもうない

大学生のころ、25歳年上のシャブ中
元やくざの夫から逃げ出して

いまはひっそりと 普通の会社で働き
優しい2番目の夫と暮らす

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小 林万里子

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今日のひとこと: 自分がどろどろ生身の人間だと実感。
仕方がないので、これを楽しむことにする。

節分


2月3日。
職場ちかくの、吉田神社に昼休みに詣でてきました。
この時期は、いつも厳しく冷え込みます。
19年前のこの時期も、京都には珍しく雪が降り積もって、住んでたアパートの駐車場のブロック塀の てっぺんに、ちいさな雪だるまをつくってはひとり並べていた・・・。


上の娘に「もう何回もきいた」と言われること。
上の娘が小学1年生のときにふたりでパリのルーブル美術館にいった話になるといつも
「わたし、『サモトラケのニケ』が好きで」
と言うのと、節分の時期になるといつも
「Sちゃん(上の娘)出産直前で、おっきなお腹でひとりでたくさん雪だるまつくってた」
ということ。


だって、わたしにとっては忘れられないよ・・・


はじめての出産、妊娠がわかるとそれまで「なにがあっても、子供は捨てない」 と言っていた母が「あんたはもううちの子じゃない」と言い、友達も誰もおらず、 頼りの旦那は(隠してたけれど)妊娠中期ぐらいからしゃぶ中に戻っていたし、 浮気はやまず。


ひとり、岩倉の田舎の、古いアパートの駐車場で、ちいさな雪だるまをつくっては塀のてっぺんに並べてた・・・。


感傷的なことがきらいなわたしが感傷的におぼえている、数少ない光景。


吉田神社は、京都大学の近くでもあるけれども、被差別部落の人々、在日韓国人の多い「田中」のちかくでもある。
在日韓国人であった元夫の実家がここにあり、しばらく住んでいたこともあるし、 なにかにつけて一族、「田中の家」に集まっていた。
節分には一族で吉田神社に詣でることが恒例だそうで、みんなででかけたのだが、 そのときすでに陣痛の先走りである腹痛が間歇的に起こっていたわたしはみなのようにさっさと歩けなくて、 痛みが起こっては立ち止まり、旦那の弟の嫁(といっても年上の)Yちゃんだけがつきそってくれ、 ほかのひとは遅れるわたしを迷惑そうにみていた。
旦那のお父さんは(といっても、旦那がわたしより25歳年上だったので、わたしにとっては旦那の両親は おじいさん、おばあさんの年齢だったが・・・)学のある女が好きだったので当時大学生だったわたしのことを 高く評価し、可愛がってくれたが、お母さんは女に学は必要ない、働いて家事をし、男のために尽くして なんぼ、と考えているひとだったので彼女にとって甘やかされて育って、家事も料理もできないわたしは なんの価値もない女だった。


そんな思い出もかみしめながら、ここ数年、職場が吉田神社のちかくなので昼休みに吉田神社に詣でる。
さいきんでは、インド料理やトルコのケバブの店などもある。
鎌田東二先生の講演で知った、吉田神社の大 元宮
こないだ行ってみたが、普段は開放していないみたいなのでこの機会にと行ってみるが、
「・・・チープ・・・」
同じようなことを言っているじいさんがいた。
だいたい、日本全国の神社をここに集めるってのに無理があるよねえ。
昼休みが終わるので急ぎ足におりていくと、道の両脇にならんだ屋台、レーニンのようなおっさんが 囲炉裏のようにしつらえたところでいわしを焼いている。
紙に書かれた「イワシ」の文字が「イワン」にみえる。
屋台で働いているひとはうさんくささでいっぱいだ、このうさんくささ、人間くささが祭りの魅力でもあるのに、 やくざ排除ってますますおもしろくない世界をつくっていってるよね。







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