<波照間島> 民宿たましろ
 
 
泊まった時期:'00年6月〜数回
 
波照間、いや八重山でいちばん有名な民宿でしょう。おそらくはあの飯の量で有名ではあると思うのですが、その他にも「はまる」要素をもった宿ではないでしょうか。
 
まずはこの民宿の場所です。たましろは島の西側の冨嘉集落というところにあります。ここは島の中心からは少し離れたところにあるのですが、あのひょっとすると世界一美しいかもしれないニシ浜ビーチには一番近いところにあります。ほんのお散歩感覚で「ニシ浜は私のものよ!」状態です。
また、ニシ浜に行く途中には、「パナヌファ」(食事&音楽)、「モンパの木」(お土産)があるので、散歩がてら冷やかすのもまた楽しいです。(どちらも個性的に南国のおおらかな雰囲気をかもし出しているお店です)
この、「たましろーパナヌファーモンパーニシ浜」コースはハテルマでの一番のお気に入りお散歩コースとしてはまっています。
 
次に宿の雰囲気です。はっきりいって建物は古いです。また、清潔で快適かといえば疑問符がつきます。また親父が家庭的なもてなしをしてくれるかといえばそうでもなく、けっこう話し方とか事務的で愛想が無いです。しかしながら、そのつかず離れずの態度が宿泊客同士の自主的な交流に一役買ってるといえなくもありません。基本的にほっとかれるので、客同士で会話を盛り上げるしかないですから…そしてこの夕食時のゆんたくが忘れられない思い出となり、次の年もハテルマへ足を向かわせるわけです。
 
とにかくここの親父は一人で民宿を切盛りしていて、1日4回の送迎の他は、ほとんどの時間飯を作っています(という印象をもっている)。ですから掃除が行き届かないのも、自転車代が自己申告(デフォルト請求あり)なのも、ダブルブッキングで近くの民家に宿泊するはめになっても(これはこれでよい思い出です。こっちのほうがきれいだったかも)、大目に見てあげましょう(^^
 
’03年7月追記
たましろでは朝食時に親父さんから、あまったご飯でおにぎりを作れという説明があるのですが、その際の注意事項がひとつ増えました。
作ったおにぎりを持ち歩く際に、「カラス」に注意するようにというものです。
自転車の前かごはもちろん、高那崎などではかばんのチャックまで開けるそうです。
確かに以前に比べてカラスが増えているように思います。
わたしも高那崎近くの一周道路でカラスに追いかけられました。
カメラのフィルムなんかを持ってかれた人もいるようです。
高那崎のあずまやでお昼にのんびりおにぎりを食べるのも、波照間での楽しい過ごし方のひとつではあるのですが、こんごはそれもむずかしくなりそうです。
とにかく、これから行こうと思ってる方は気をつけてくださいね。
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