女系公認論者のみなさまへ
ゴー宣ネット道場ブログに掲載されている「新天皇論」の愛読者アンケートを見ていると、
どうもこの一冊を読んだだけで、二千年の伝統を変更することに賛成されているようなので、
そういう人たちに皇位継承の歴史について、私の方からも語ってみたいと思うものの、
その手段がないので、同サイトに掲載されているアンケート一つ一つにコメントしてみたいと思います。
たとえ少しの人だけでも、私の語りかけに目をとめていただければ幸だということで試みました。
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この本が世に出て本当に本当によかったです。
この本は大きな使命を持った本だと思います。
(小林よしのり氏の多くの本がそうであるように)
私はずっと皇位継承問題が気がかりでした。
特に体系だった知識も考えもなかったため一時期なんとなく
「男系がいいのかな」くらいに思っていたのですが、
あるときからそのことを反省し、とても後悔しておりました。
書店でこの本を見つけたとき、表紙を見ただけで
「あ、この本には私が知りたかったことが書かれている」と直感いたしました。
そして実際に読んでみたらその通りでした。
読んでいる間、何度も何度も涙を流しました。
天皇陛下の御心にふれられるようなエピソードには特にです。
今では自信を持って皇太子様---愛子様につらなる順序こそが
相応しいと考えております。
(東京都・28歳男性・自由業)
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東京都・28歳男性・自由業様へ
体系だった知識も考えもなかったということですが、
単行本一冊で二千年以上続けてこられたものに対して、
いとも簡単に結論を下すというのはいかがなものでしょうか。
現代人の理性のみで結論を下すのは、いかにも左翼的な理性中心主義的ではないかと思います。
人間の知性は絶対でないからこそ、伝統があるのであって、
理性により言い切ってしまえばそれはもう革新思想になります。
まずは自分の知性は絶対ではないという謙虚な姿勢から
伝統に対して向き合うことも大切ではないかと思います。
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天皇論を読んだ後、唯一納得いかなかったのが女系支持でしたが、
本書を読んで納得しました。
男系支持者は「小林・高森は過去と言っていたことが違う」みたいな事を言ってましたが、
学べば意見・考え方も変わるのは当然であり、
むしろ考えを固執している男系支持者は完全に思考停止しているなぁーと思いました。
自分はああはならないよう、常に何が正しいのか、
何が日本、皇室の為になるかを考えていきたいと思います。
(愛知県・29歳男性・会社員)
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愛知県・29歳男性・会社員様へ
学べば意見・考え方も変わるのは当然ですが、これから様々な人生経験や学習により、
老人になってから「やっぱり女系はまずかった」という結論に達すればどうするのでしょうか。
年配の人が二十代、三十代の頃を振り返って「あの頃は若かった」と言うことはよくあります。
今、自分が「正しい」と考えることを絶対視することは、一つ間違えれば取り返しのつかないことにもなり、
また一時代の理性を最上位にすることは、革新思想の論理構造と同じであると思います。
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著者の『天皇論』・『新天皇論』を読んで懺悔する。
小堀桂一郎、渡部昇一、八木秀次、西尾幹二等の男系絶対主義者に同調していた。
しかし小林氏の説が唯一無二の皇統の道である。
まず第一に委細詳細反論の余地がない。
蘊蓄造詣の深さに脱帽です。
男系固執主義者はまさにオカルトで破綻している。
(埼玉県・68歳男性・無職)
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埼玉県・68歳男性・無職様へ
女系論を支持するとしても、小林氏の論理は矛盾に満ちあふれています。
そのことはすでに方々から指摘されています。
客観的な議論に耳をふさぎ、盲信することを「カルト」と呼ぶのだと思います。
「新天皇論」が委細詳細反論の余地がないものなのか、
ぜひ私の「新天皇論撃墜編」も読んで、確認していただければと思います。
私は小林氏に十分反論しているつもりですし、
それに答えていただきたいとも思っています。
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謹呈 小生も無知ゆゑに男系教カルトの信者でしたが
本書に學んで改宗することができました。
感謝にたへません。
思ふに學者や評論家の方は面子もさることながら、先生のやうな創作家と違つて、
又、小生のやうな無責任な一市民とも違つて、
知識そのものが賣りもので生活が掛つてをりますから、
容易に前言をひるがへすことができないのでせう。
御健筆を祈ります。 敬具
(宮崎県・62歳男性・アルバイト)
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宮崎県・62歳男性・アルバイト様へ
小林よしのり氏は、自分は商売で描くプロフェッショナルであると述べ、
男系の伝統を守ろうとしている人たちを「運動」であると指摘しておられました。
貴兄の指摘とは、まったく反対であると思います。
男系を守ろうとしている人たちは、純粋に皇統を守りたいという思いからの人がほとんどです。
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確たる根拠など考えたこともなく、2600年続く男系男子の素晴らしい歴史、
と思っていた自分から一皮剥けることができたかな、と思います。
「中国ン千年の歴史」と同じような妄想でした。
『この国が大きく変わる時(敗戦後遺症を克服できる時)』=女性天皇が誕生する時、
であるのだろうなという思いを強く持ちました(北海道・33歳男性・自営業)
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北海道・33歳男性・自営業様へ
中国ン千年の歴史は事実無根ですが、二千年続く万世一系の皇統はまぎれもない事実です。
皇室の確固たる伝統を、妄想にしてしまったのが「新天皇論」であると考えることはできませんか?
日本が敗戦後遺症から克服できる時とは、大東亜戦争以前の日本を取り戻す時です。
つまり、明治天皇が万世一系を死守しようとされた精神を取り戻すことだと考えます。
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今回の作品で改めて日本の歴史のすばらしさを実感することができました。
そして日本の歴史の象徴である天皇がいかに大切であるかがわかりました。
その皇室が危機だというのに男系にこだわる保守とよばれる人々は
まったく歴史を知らない人達であることが本書によって明らかになりました。
男系がシナの制度に基づくことを知ることで、今までゆれていた気持ちがはっきりとしました。
日本の歴史は古代から男女を互いに尊重し合うすばらしいものです。
アマテラスオオミカミが女神であることさえ否定してしまう保守の人々の歴史観がまったくわかりません。
私は中学社会科教師として、よしりんから学んだ日本の歴史の豊かさ、皇室のすばらしさを伝えていきます。
これからもがんばってください。
(神奈川県・27歳男性・教師)
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神奈川県・27歳男性・教師様へ
アマテラスオオミカミが女神であるということは歴代天皇はご存知であったし、
日本の歴史は「古代から男女を互いに尊重し合うすばらしいもの」であったにもかかわらず、
その時代から男系継承は続けてこられたのですよ。
男系がシナの制度に基づくということについては何の根拠もないということを証明しましたが、
そもそも模倣に過ぎないことが二千年も続くことはありません。
長く続けるということはそんなに簡単なことではないのです。
まずは我々がなすべきことは歴代天皇に思いを馳せ、その思いを子孫に受け継ぐことではないでしょうか。
我々は時間という縦軸の中の、ほんの薄っぺらい一時代に生きているに過ぎないのです。
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男系絶対主義者のカルトぶりがよく分かりました。
毎日国民のために祈って下さっている天皇陛下に
感謝の気持ちがこみ上げてくるとても良い作品でした。
(長野県・11歳男性・小学生)
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長野県・11歳男性・小学生様へ
本当に天皇陛下に感謝の気持ちがこみ上げてくるのであれば、
万が一にも陛下の意に反した場合、
取り返しがつかないようなことだけは絶対にやらないものです。
ほんの少しだけでも自分は間違っているかもしれないという
思いを持っておくことも大切ではないでしょうか。
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とても良かったです。
私も実は男系でしたが、皇室が永遠に続いてほしいので女性・女系天皇に賛成です。
男系じゃないとダメな理由が実は男尊女卑等という古い考えの固執だなんてすごくバカらしい、
面子のためだけに皇室や日本国をつぶしたくありません。
ありがとうございました。
(大阪府・39歳男性・会社員)
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大阪府・39歳男性・会社員様へ
私も皇室が永遠に続いてほしいので、男系の皇統を守っていただきたいと考えています。
二千年続いたという実績は、これから二千年続けるための叡智なのです。
皇室の歴史において早い段階で女系容認となっていれば、ここまで続いてきたか疑問です。
千年先、二千年先のことを考えるのであれば、
まずは二千年続けてこられた実績というものに目を向けるべきだと思います。
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女系容認から公認、大賛成です。
側室があってもむずかしい男系のみを声高におっしゃる人々は、頭がおかしいと思う。
そして、出産・生命の誕生を軽視、いえ、なめているとしか思えない。
生死を司る宗教者としての天皇を認めていないのですね。
珍しい古代のツボみたいにしか考えていないのでは。
私達一般人は『わしズム』で長谷川三千子さんが仰っていたように、
雅子様のため、天皇家の方々のために祈るしかできません。
小林先生、どうか皇室の御為、よき方向におみちびき下さい。
遺伝子操作など論外です バカバカしい。
(奈良県・33歳女性・主婦)
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奈良県・33歳女性・主婦様へ
我々はこれまでただ皇室のために祈ってきたのです。
女系論者が突如としてわが国体に反することを行えば、反発するのは当然です。
天皇陛下がこれまでの歴代天皇と同じく男系による継承を望まれていることを
否定することはできない以上、直系第一子継承など絶対に口にするべきではないと考えます。
ご指摘のとおり、困難な男系継承を先人たちはどうして続けてきたのか、
その重みというものを感じることができなければ、千年先まで皇室を存続させていくことは難しいでしょう。
ちなみに「遺伝子操作」というのは誰が述べておられたのでしょうか。
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以前から非常に胡散臭さを感じていた「男系至上/絶対主義」に対し、
根源的な日本国體の歴史から徹底して反駁を加えた決定的論考だと感銘を受けました。
小職専門は心理学ですが己れの前業にコミットしすぎる余りにもう二進も三進もいかなくなってもそれに固執し、
論敵(小林先生)を個人攻撃するという退行行動に躍起となる、
さらにそれを集団で強化する点など大変参考になりました。
カルトには実社会との隔絶による選良意識と、その裏のコミットメント意識
(「優れた自分がここまでやってきたことが間違っている筈がない」)
が不可分であることを認識しました。
(愛知県・41歳男性・大学教授)
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愛知県・41歳男性・大学教授様へ
男系至上が胡散臭いのであれば、歴代天皇も胡散臭いということになっていまいますよ。
明治天皇は男系による継承を重んじられていました。
たかだか現代人の男女平等観念だけで歴代天皇を評価することがあってはならないと考えます。
様々な時代時代に取捨選択を繰り返しながら、
先人たちは男系による継承ということは絶対に捨てなかった。
我々は自分の思考が選良などと考えているわけではなく、
自分ごときの思考など知れたものであるという認識から、
先人たちの叡智に謙虚になるという姿勢を貫いているのです。
むしろ小林よしのり氏の方が、自分の皇室観・歴史観が絶対であると言い切ることで、
自分の思考が先人たちの叡智より上位に位置しているのではないかと思います。
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私自身も基礎知識なく、尊敬する渡部先生等の保守系知識人の主張を盲信しておりました。
『ゴー宣』及びこの『新天皇論』で男系でなく直系が正しいと確信するに到りました。
今後はぶれることはないと思います。
小林先生の今後の更なる御活躍を期待致しております。
(埼玉県・64歳男性・無職)
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埼玉県・64歳男性・無職様へ
保守系知識人の主張を盲信することはおかしいと思いますが、
「ゴー宣」を妄信することもまたおかしいのではないでしょうか。
男系ではなく直系が正しいと確信されたそうですが、
その元となっている「ゴー宣」の内容が間違っていたらどうするのですか。
一方的な情報で正しいと確信することは非常に危うい構造です。
そもそも、ものごとを絶対に正しいと確信するということは
人間の理性が最上位であるといいうことですよ。
私は自分が間違っているかもしれないという認識を常に持ち続けることによって、
さしあたって伝統というものを尊重しようという謙虚な姿勢が生まれることになると考えます。
理性というものを絶対視しない、そして先人たちの叡智に耳を傾けるということがなければ、
子孫たちが皇室を守っていくことは困難であると考えています。
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私は、少し前まで男系継承は日本の文化だと思い込んでいましたが、それは間違いでした。
(田島陽子達の薄っぺらな男女平等論に反発していたところもあります)
しかし、皇室、国家、国民、全ての為に女系天皇公認すべしだと思うようになりました。
敬宮様と、宮様を支える形で悠仁様がいらっしゃって、皇室の未来はあると思います。
小林先生には、女系天皇公認そして敬宮様をはじめとする皇室の為に、
これからも頑張ってもらいたいと思います。
(鹿児島県・37歳男性・学生)
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鹿児島県・37歳男性・学生様へ
「敬宮様と、宮様を支える形で悠仁様がいらっしゃって、皇室の未来はあると思います」
というのは、そう思っている貴方の思考であって、本当にそうなるかどうかは別の話です。
人間というのはだいたい思ってもみなかったことになるのが世の常です。
少なくとも我々は女系継承による天皇の御代というものを経験していない。
未だ経験していないことが絶対正しい、うまくいくと言い切ることは、
もはや共産主義が絶対にうまくいくと言った設計主義と同じです。
考えてもみなかったことが起こりえるから、
まずはこれまで続けてくることができた先人たちの叡智を優先させる意義があるのだと思います。
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本書の素晴しさは天皇さまの御心に添う形での皇位継承を主張している事と思います。
かつて私は「男系男子」の立場からミニコミで小泉攻撃をくり広げていましたが、
現在は天皇さまの御心によって皇位が決まる法制度を確立すべきと考えています。
私的な希望を申し上げれば「直系男子優先・女系公認」ですが、
あくまでもそれは天皇さまがお決めになるべきことと思います。
また、男系にこだわる限り、皇位の危機は深化するとの小林説は論理的に正しいと考えます。
女性宮家創設も急ぐべきです。
「男系男子派」は論理的に破たんしています。
(東京都・63歳男性)
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東京都・63歳男性様へ
天皇陛下の御意志を尊重するのであれば、
直系・第一子継承など絶対にあってはならないと思います。
そもそもわが国には、男女を問わず第一子優先などという継承方法が
何より重視されたなどという伝統は存在しません。
いざというときのために女系にも皇族範囲を広げておくという意見ならともかく、
陛下の御心などまったく関係なしに、第一子継承など、
陛下への忠誠心があるのであれば、絶対に許されることではないと考えます。
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男系に固執する人々は、自分の間違いを認めたくないばかりか、
皇室に対して、まったく尊敬していないが表面だけは
「天皇の制度が大切」といっている「対内的変節者」(山本七平の言葉より)
であることがよくわかりました。
(富山県・30歳男性・会社員)
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富山県・30歳男性・会社員様へ
自分の間違いを認めたくないどころか、自分の判断は絶対ではない、
間違っているかもしれないという謙虚な姿勢があるからこそ、
まずはこれまで続いた伝統に耳を傾けたいという思いがあるのです。
「これが伝統である、これは伝統ではない」と言い切ってしまえば、
それはもう理性が伝統より上位にきています。
まずは先人たちより現代人の方が偉いとは思わない。
自分たちが考えているようなことは、先人たちもすでに考えている。
現代人の思い上がりを律することもまた、
皇室をお守りしていくことにつながるのだろうと考えます。
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世界に誇る美しき日本の国体が存亡の危機にあることを知り、愕然としました。
「男系固執論者」こそ真の国賊ですね。
天皇の「女系公認」と双系継承の体制が一刻も早く整備されることを望みます。
それにしても「男系固執論者」たちのデタラメさには呆れを通り越して吐き気がします。
小林先生の奮闘に頭が下がります。
(東京都・37歳男性・自由業)
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東京都・37歳男性・自由業様へ
明治天皇勅裁の「旧譜皇統譜」には、皇統は男系であることが示されているのに、
それを女系論の根拠に持ち出すデタラメさには、私は呆れを通り越して吐き気がします。
皇位継承についての危機意識は持っていますが、
皇室の歴史に対する前提が異なると、危機対応策がまったく異なります。
危機対応策を誤れば、皇室は存亡の危機となります。
デタラメな歴史論に基づく対応策だけは避けなくてはなりません。
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前に西部先生が男系相手に1人でがんばって解説しておられました。
でも保守は絶対に女系は認めませんね。
「Y染色体なんて犬猫じゃあるまいし不敬で品がない」ともいっておられました。
あと遠藤周作氏が「日本では必ず女性がメインになる」ということを言ってました。
キリスト教ってキリストがメインでしょ。
でも日本だと「マリア様」がメインになるんだって。
昔の “ 隠れ ” が教会にきたときの第一声は「マリア様はどこ?」だと。
日本は「母性」を求める国柄のようですよ。
(51歳女性・主婦)
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51歳女性・主婦様へ
日本は母性を求める国柄であっても、皇位は一貫して男系により継承してきました。
あえて男系により継承した、そこが重要なんですよ。
天照大神が天壌無窮の神勅にある「わが子孫」ということについて、
歴代天皇は父子一系であると受けってこられました。
それを現代科学で説明すると、Y遺伝子が当てはまっただけであって、
Y遺伝子の理論が男系の理由ではありません。
そこがよく誤解されていると思います。
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男系論者でも小林先生の危機感を共有し、
天皇陛下のご心痛を察する小林先生の気持ちに共感できると思うのですが、
男系派の皆さんは引くに引けないのでしょう。
小林先生を批判する番組や論文を見ましたが、
今回改めて『新天皇論』を通読し、その圧倒的な説得力の差に感服しました。
男系派に言いたい。本当に万策尽きるまで待ってよいのか?
そのときは皇室が消滅するときではないのか?
(山梨県・41歳男性)
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山梨県・41歳男性様へ
陛下が皇位継承についてご心痛であられるということは共感できますが、
ご心痛の内容が「早く女系継承にしたい」と決めつけることには共感できません。
陛下は旧宮家の復活だけではなく、
いろいろなかたちでの男系継承を模索しておられるかもしれませんし、
むしろ皇室典範を改正しようとすれば、
有識者会議の結論のようなことになってしまうことへのご心痛ではないかとも考えられます。
まずは何より陛下の御意向に沿うようなかたちでの皇位継承法を考えるべきで、
否応なしに第一子継承などという継承制度だけは絶対に避けなければならないと考えます。
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何の固定観念も持たずに読めば全くもって
直系を重視して敬宮殿下が天皇になられることに何の問題もないと感じるとともに、
女性だからといって皇室を尊敬する気持ちに微塵も揺るぎは生じません。
カルト信者の洗脳解体は困難を極めます。
後は良識ある公民が一人でも増えるよう各自が努力することですね。
よしりんの次作にも期待しております。
(京都府・30歳男性・会社員)
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京都府・30歳男性・会社員様へ
「女性だからといって皇室を尊敬する気持ちに微塵も揺るぎは生じません」というのは、
今生きている貴方の気持ちに過ぎず、百年先の子孫がどう考えるかはわかりません。
仮に女系容認となったとしても、現在生きる我々は、男系から女系へ移行する一地点に生きる人間に過ぎず、
幾度も一般男性の血統が入った皇室というのは経験することができないのです。
二千年の伝統により継承された皇室を知っている我々は、
生まれたときから血統的に一般人と変わらない皇室しか知らない人の感情を理解することはできません。
長い時間により裏付けられた正統性というのは簡単につくることはできないのです。
自分たちがまったく経験することのできない未来のことを予言して、
女系容認の方が安泰と言い切るのは、無責任ではないかと考えます。
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私も「保守=男系絶対」だと信じていました。
「何故か?」と問われれば、「それが伝統だから」としか答えようがありませんでした。
しかし『新天皇論』を読み終え、「女系公認こそが保守」であることを確信いたしました。
この『新天皇論』は、日本人であれば必読です。
(島根県・26歳男性・会社員)
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島根県・26歳男性・会社員様へ
なぜ歴史上一度もないことを行うことが保守なのでしょうか。
そもそも保守とは何かという意識がこの国では欠ける象徴的なご意見だと思います。
保守とは文字通り何かを「守る」ことです。
人間の理性・知性には限界がある。
一世代の人間ごときが正統性を生み出すことなどできません。
だからこそ、長い時間によって築き上げられてきた正統性を守らなくてはならないのであって、
皇室の正統性には当然万世一系も含まれるのです。
時間によって築いてきた歴史の成果としての正統性を、
現代人の理屈で勝手に変更を加えることは保守ではなく、革新です。
「意味のない」ことと、「意味が説明できない」ということは同じではありません。
合理的説明ができるか、できないか、ということでものごとを判断するのは、
近代合理主義そのものです。
意味が説明できなくても、意味があるかもしれないと考えることも、
時には大切ということもあるのです。
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Y染色体説は別にして、男系が皇統の神聖不可侵性をささえる
一つの歯止めというか、バックボーンになってきたと考えてきました。
君臣和合と、直系重視による皇位継承の安定化により、
宗族制度の無慈悲を克服する意義の大きさは、天皇陛下の政治的中立性の確立と、
日本文明の本質についての理解が進んできた今日、
大変重要な事だとわかったような気がします。
(兵庫県・46歳男性・自営業)
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兵庫県・46歳男性・自営業様へ
「日本文明の本質についての理解が進んできた今日」というのは、
マルクス主義史観の「発展段階説」というものです。
過去の人間より現在の人間の方が進歩している、
現代人より未来の人間がより進んでいる、という考え方です。
「発展段階説」の何が悪いのかといいますと、
常に現代人が進んでいると考えることから、
歴史・伝統を軽んじるという結果につながっていくのです。
典型的なのが過去は野蛮であるという考え方です。
昨今の女系論も過去のことを「男尊女卑」だとか、まるで野蛮なように扱うことがあります。
そういったことでは、最終的にはいずれ皇室の存在も危うくなっていきます。
保守主義者というのは、現代人が考えていることは、
だいたい過去においても同じようなことを考えているとみなすのです。
人間そのものは進歩しないから、過去の人間も、現在の人間も同じであると考えます。
長い時間・時代をわたって、同じ人間によって受け継がれていくものが
叡智としての伝統となっていくと考えるのです。
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「男系・女系」論争は保守論壇にとって、
左翼陣営が「慰安婦」論争で受けた打撃と同等の損害になると思います。
「天皇という国の根本に関してこれだけ無知をさらし、トリックを使ってきたのだから、
本来の専門分野でもどんなことをしているかわかったものではない」と国民は見るでしょう。
自虐史観が息を吹き返さねばいいがと思案しています。
西尾先生の「廃太子」論は女系天皇の誕生を阻むための方便でしょう。
家族の誰かが心を病むということはどこの家庭でもあることで、
英国王室のような不始末を連発したわけでもないのに「廃太子」とは。
高千穂峡は小・中学時の遠足で行きました。また行きたい。
(宮崎県・43歳男性)
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宮崎県・43歳男性様へ
私は正反対に、小林よしのり氏がこれだけメチャクチャな歴史論を述べると、
「戦争論」などの偉業も失墜し、小林氏の過去の実績も疑わしいという
評価になってくることを危惧しています。
ただし、皮肉なことに小林氏がこれまで高く評価を受けた作品のほとんどは、
男系を守りたいと主張しておられる人たちの協力によって成し遂げられたものばかりです。
小林氏は自分一人の実力の限界を知り、
改めるべきところは改めなくてはならないのではないでしょうか。
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皇祖神として女神の天照大神を戴き、その子孫の天皇が治(シラ)す日本は、
我々の誇りであると同時に、日本が日本であることそのものである。
「男系固執」の呪縛から解き放たれた皇統が
「天壌とともに窮まり無く」栄え続ける日が一日も早く来るよう、願います。
(埼玉県・37歳男性・会社員)
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埼玉県・37歳男性・会社員様へ
歴代天皇が呪縛にあったというのは、現代人の思い上がりではないでしょうか。
結局は女系論を主張するためには、歴代天皇を下に見なくてはならなくなります。
まさに現代人が進んでいる、過去は遅れているというマルクス主義の
「発展段階説」になってくるということです。
歴代天皇も天照大神が女神であるということは当然にわかっていたわけで、
そして天壌無窮の神勅も理解しておられたなかで、
なぜ皇位が父子一系で継承されたかということを考えていくことが、
皇室の今後にとって大切な要因であるのに、「呪縛」と言い切ってしまうことが、
本当に天皇陛下のためを思うことなのか、
もう一度ゆっくり考えてみるべきではないでしょうか。
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皇室のこれからを考えるうえでの最良の書になっていると思います。
「男系絶対派」の人たちが言っているおかしな点を『ゴー宣』にしてはめずらしく
何度も角度を変えながらくり返し指摘されていました。
一般の読者は十分すぎる程伝わったと思うのですが、
「絶対派」の人たちにはそれでも伝わらないのでしょうね。
(北海道・35歳男性・会社員)
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北海道・35歳男性・会社員様へ
「ゴー宣」以外の皇位継承論をどれだけ読まれましたか?
「ゴー宣」を基準にすれば、男系派はおかしなことを述べているのかもしれませんが、
男系派は逆に小林氏の明らかな矛盾を指摘しています。
何度も角度を変えて繰り返さなければならないのは、
それらの穴を繕っていかなくてはどうにもならないからだと思います。
そして、それが一方では「ゴー宣」しか読まない読者に対する刷り込みとなります。
ただし、一般の読者も「新天皇論」で相当離れていったという事実もつかんでいます。
いずれにしても二千年の伝統について語るのであれば、
自分で様々な文献にあたることは最低条件でしょう。
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『天皇論』、『昭和天皇論』と読んできてこの『新天皇論』で
日本の国体というものを胸の奥深くまで感じることができました。
もはや結論は出ています。
重要なのは直系であり、男女の別ではありません。
後は一刻も早く皇室典範を改正し、今上陛下がもしものとき
敬宮様が皇太子になられることをお祈りするだけです。
(北海道・50歳男性・自営業)
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北海道・50歳男性・自営業様へ
「重要なのは直系であり、男女の別ではありません」というのは
小林よしのり氏をはじめそれを支持する読者の人たちの感想であって、
歴史的に男系より直系を尊重するなどという事実はありません。
124回における皇位継承の歴史において「親子継承」は65回であり、およそ半数となります。
連続でいうと、仁孝天皇から今上陛下までの6回が最長です。
つまり、何より重要なのが直系継承であるという根拠はないということです。
そういった歴史をふまえて、陛下や皇族方の御意向に沿った皇位継承法を模索するのが
臣下としてのつとめであると考えます。
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『新天皇論』を読んで小林先生の強い意志、熱い情熱を感じました。
皇統、皇室に対する、そして日本や日本人に対する意志や情熱、そして愛を。
これらのことでイキリたったりムキになったりする人はたくさんいますが、
愛と情熱を持ってこれらを守ろうとしているのは僕の知っている限り
小林よしのり先生ぐらいなものです。
これからの活躍も祈ってます。
(香川県・34歳男性・パート)
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香川県・34歳男性・パート様へ
「愛と情熱」があっても前提知識が間違っていたら、
どうしようもないということもあります。
愛や情熱も大切ですが、まずは冷静になって歴史に向き合うことです。
女系論はともかく、小林よしのり氏は歴史的事実について
間違っていることだけでも素直に認めるべきだと思います。
それが本当の意味での知的誠実さであるということです。
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桜チャンネルも視聴しているが、天皇論に関しては小林よしのりさんの主張が正しいと思う。
櫻井よしこさんも水島社長、渡部昇一さんもなぜ気がつかないのでしょう。
(富山県・56歳男性・自営業)
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富山県・56歳男性・自営業様へ
櫻井よしこ氏は若かりし頃、
天皇は女性でも女系でもいいと考えておられたのですよ。
ところが色々な経験を積んでこられて、これは簡単に変えてはまずい
という歴史の重みを認識されたということでしょう。
水島社長も、渡部昇一先生も、一世代の人間とは、
長い歴史のなかでちっぽけなホコリのような存在であり、
二千年以上積み重ねられてきた歴史の大きさ、大切さ、
その重みを認識されているからこそ、安易に女系論には流されないということです。
我々はいま、試されているのですよ。
目先の現状だけで揺れ動くことはないか。
まずはできるところまで先人たちの遺志を受け継ぐ、
たったそれだけのことが意外と難しかったりするということです。
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小林氏の思想・作品は常に進歩を続け、最新作が最高傑作だと思っておりますが、
『新天皇論』において、小林よしのりは楠木正成と北畠親房の両者を兼ねた存在になったと思われます。
孤立無援でも「承詔必謹」の正成と、「平成神皇正統記・新天皇論」で歴史に名を刻むであろう皇民として。
私もよき公民となるべく、研鑽にはげむつもりです。
(福島県・61歳男性・自営業)
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福島県・61歳男性・自営業様へ
残念ながら、小林よしのり氏は「神皇正統記」の読み方を間違っており、
新田均氏からそのことを指摘されると、
《『神皇正統記』の「直系」の考え方は、あくまでも著者・北畠親房が考える「直系」であり、
『皇統譜』では女帝も全て「世」に数えられている。(333頁)》
ということで、ごまかして逃げるということをされています。
しかも、「皇統譜」に書かれている「世」の横には数字が書いてあって、
それは男系により継承した世代数のことです。
女系論以前に、基本的な事実関係に大きな誤りがあります。
一切訂正せずに、誤った持論を繰り返す姿からは、
おおよそ知的誠実さというものが感じられません。
比較するのは楠木正成公や北畠親房公に対して、あまりに失礼ではないかと思っています。
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小林先生の「天皇論」シリーズを拝読するまでは、
私自身深い考えも無く「皇位継承は男系男子に限る」という
多くの有識者(?)の意見に右ならえしてましたが、
それが国体維持のためにいかに危ない考え方であるか理解出来ました。
家の居間に置いてますが、親が「漫画」というレッテルを貼って中々手に取ってくれません。
親の世代にも是非読んで欲しいのですが。
権威に媚びずに史料を徹底調査して描かれる姿勢にはいつも感服しております。
我々の世代も含め、日本国民全体が「国を想う心」を育まなければなりません。
有難うございました。
(山口県・38歳男性・会社員)
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山口県・38歳男性・会社員様へ
田中卓という権威に媚びて、何の検証もせずに、
その意見を垂れ流している姿には感服できません。
皇統論を述べるのであれば、小林よしのり氏には最低限、
史料を徹底調査していただきたいものです。
わが国の正史である「日本書紀」「続日本紀」は漢文で書いてあるからシナの影響
(ゴー宣ネット道場動画「皇統問題の核心を語る」)
というのは、完全なる史料軽視です。
一方で、「倭の五王」など、シナ側の歴史書を簡単に信じて、
古代日本はシナ文明の影響を受けていたと語る。
私にはそれが真摯に歴史に向き合う姿であるとは、到底考えることができません。
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『天皇論』は穏やかな気持ちになれる作品でした。
しかし今作は、よしりんの闘争心が全く衰えていないことを示しております。
私は「いけないことはいけない」と言って済ませられる社会は大切だと思います。
しかしその中身は精査しなければならないと気付きました。
一刻も早く「女系公認」の法整備を進めて欲しいです。
(広島県・21歳男性・大学生)
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広島県・21歳男性・大学生様へ
「いけないことはいけない」ということの中身を精査した結果、
よくわからなければ、やめてしまっても良いということでしょうか。
「意味がわからない」ということと「意味がない」ということは別のことです。
意味がわからなくても、大切な意味が含まれているものはたくさんあります。
合理的に説明ができるか、できないかということで、
ものごとを判断することがあってはならないと思います。
ましてや二千年の伝統を受け継いでおられる皇室に対してはもってのほかです。
意味がわかるとか、わからないとか、そういう合理的な判断ではなく、
古いものは大切にしたいという日本人としての素朴な心もまた、
皇室をお守りしていく上で大切になってくるのではないでしょうか。
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私も女系容認になって欲しいです。
女に困ったことがないよしりんでも女性は優秀だと思っているということですが、
実際は女性にもてず、女性と関わりが薄い男性ほど女性を見下す傾向があると思います。
私は去年就職活動をしましたが、男女雇用機会均等は全く達成されていないとわかりました。
これからロースクールに進学して女性の労働環境をよくしたいです。
よしりんも女系容認の実現のため頑張って下さい。
(東京都・23歳女性・大学生)
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東京都・23歳女性・大学生様へ
皇室そのものの存在が非合理なのであって、
そこに合理的なことを求めることが、皇室の弥栄につながるでしょうか。
そんなことを言えば、皇族には職業選択の自由が存在しない、
そもそも生まれながらに自由そのものが存在しないから可哀相だという人権思想が入り込めば、
いずれ必ず皇室廃絶論につながっていくでしょう。
現在の左翼が皇室廃絶論の根拠に「皇族の人権」を持ち出していることも知っています。
やはり守っていくべきことは守っていくという考え方がなければ、
千年先まで継承していくことは難しくなると思います。
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今回の『新天皇論』を読んで男系固執主義者は根本が男尊女卑であり、
天皇や皇族を家畜や農産物のように思っているということがよくわかりました。
中でも残念なのが、渡部昇一氏のことです。
自分も氏のことを長年尊敬しており、著書を必ず購読していました。
しかし今回の問題に関してはどうひいき目に見てもよしりん先生の言われることに理があり
「渡部先生ほどの方が」という思いでいっぱいです。
よしりん先生が言われるように、氏のこれまでの功績を無にしないように、
また後世で国賊あつかいされないように願う次第です。
(愛知県・49歳男性・会社員)
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愛知県・49歳男性・会社員様へ
どちらが国賊扱いされるかということは、時間が経てば明らかになってくるでしょう。
男尊女卑か、家畜・農産物かどうかは知りませんが、少なくとも二千年の歴史のなかで、
一度たりとも男系ではない天皇が存在したことはないのです。
これまでの伝統を守ろうとするか、二千年の間、一度もなかったことを理性により主張するか、
どちらが国賊になるかは明らかだと思います。
ぎりぎりまで先人たちの思いを受け継ぐか、いとも簡単に捨て去るか。
答えは火を見るより明らかでしょう。
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紀宮様が結婚されたとき、清らかな方が世俗に入られるのを
非常にもったいないと思ったのですが、
今はその時以上に天皇の制度は危機に直面しているのですね。
悠仁様がお生まれになって、あさはかにも雅子様のご負担が減じた様に思っていたことを恥ずかしく感じます。
古来、親→子以外の譲位がなされた時に戦乱を生んでいる例もあり、
帝王学をおさめられる面からも、早く敬宮様の立太子と、
秋篠宮様のお子様方が皇室に残っていただける様に、法律が整うことを祈ります。
(愛知県・42歳女性・主婦)
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愛知県・42歳女性・主婦様へ
「古来、親→子以外の譲位がなされた時に戦乱を生んでいる例もあり」ということですが、
124回の皇位継承の歴史で、親子継承は約半数です。
皇位の絶対原則は男系子孫であって、親子継承は「なるべく望ましい」という指針のようなものです。
絶対原則を崩してまで、親子継承を守るというのは、
皇室の歴史に照らしても本末転倒になってしまうと思います。
まずは絶対に守る大原則があって、それに向けての優先度があるのです。
大原則を崩したときこそ、国の乱れにつながるのではないでしょうか。
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まず表紙に感動しました。
古代の女帝達の強さ、政治力、決断力に驚き、
日本は太古から女性中心の社会だったことが分かりました。
双系を雑系などと言う人は男尊女卑で固まった化石であることも
分かりました。
やがて女帝の御世が来ることに希望を持てるようになりました。
有難うございました。
さて、以前『ゴー宣EXTRA1』で描いておられたことですが、
日本に農耕を伝えたかもしれないタミル人は母系社会だったそうです。
縄文人もポリネシア系で、これも母系社会だったようです。
シナ文明のくびきにいつまでも捕えられていてはいけませんね。
(京都府・35歳男性・自営業)
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京都府・35歳男性・自営業様へ
その「強さ、政治力、決断力」があった女帝も、
女系継承など微塵も考えていなかったという、もう一方の事実もあるのです。
皇位は神につながる祭祀を司る王の「位」なので、個人的な能力など関係なしに、
男系子孫が継ぐべきだというのが太古からの常識だったのです。
皇位は男系のみということであれば、
一般の男性はどうあがいても皇族になることができないのであるから、
皇位の男系継承は、「男性排除」とも言えるのです。
男尊女卑というのは一般の社会制度のことを言うのであって、
ごく特定の存在に対して使う用語ではないと考えています。
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最初は私も「男系、続けた方が良いのかな?」と思いましたが、
女系天皇の誕生は国体破壊や皇統断絶ではないと、もう判ったので心配していないです。
しかし、大きな変革であることは間違いない。
だからこそ、後の時代に先延ばしせずに今の我々が引き受けなければいけないと思います。
靖国に祀られている先人達も戦争という国難を、
我々の世代に先延ばしせずに自分達が戦ってくれたではないですか。
今こそ陛下と先人達に恩返しがしたいです。
(愛知県・25歳男性・会社役員)
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愛知県・25歳男性・会社役員様へ
陛下があくまで男系による継承を重視されているとすれば、
恩返しどころか、陛下に対してとんでもないことをしたということになりますよ。
間違っていたら取り返しのつかないことになるのですから、
勝手に恩返しと決めつけるのは危ういのではないでしょうか。
私は女系論ではありませんが、女系論を主張するのであれば、
まずは男系による継承を優先しながら、女系も視野に入れておくというのが、
最悪の事態を避けることになるかと思います。
「大きな変革であることは間違いない」というのであれば、
そこは慎重に考えるべきではないでしょうか。
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皇統問題に関する先生の著作を読むまでは、私も男系主義で、
小泉内閣での女系容認が許容できずにいました。
しかし本作にて私の根拠のない考えは一掃されました。
ここに皇統問題に関する論争が終結したと思います。
今後の皇室典範改正の動きに期待したいと思います。
また『天皇論』から始まる著作の中で、本当の国体の意味を実感できたことも、
私にとっての大きな収穫でした。
日本国民として堂々と、この誇るべき伝統を私の娘にもいつか話せる自信がつきました。
(広島県・41歳男性・医師)
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広島県・41歳男性・医師様へ
伝統より人間の知性を優先させれば、
必ず皇室に大きな災いをもたらすことになるでしょう。
なぜなら天皇とは先人たちの思いや意志の積み重なりであって、
それを理性により否定することは、皇室を否定することにもつながるのです。
先人たちを現代人より下におかない。
祖先たちの意志は、我々の意志であって、
シナ男系思想などによってそこを分断するのが「新天皇論」なのです。
貴兄によるかつての男系主義が「根拠のない考え」なのではなく、
日本という風土で育ってきたなかで、育まれたものなのではないでしょうか。
日本で生まれ育った日本人としての感覚。
それもまた「根拠」と言えるものだと思います。
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私は30年以上の産経新聞購読者であるために、男系主義者でありましたが、
無知であったことを認め、日本人として「承詔必謹」を誓います。
また、推古・持統・元明・元正等皇統確立時の女帝の役割と皇祖天照大神に思いをいたせば、
『新天皇論』にて皇室弥栄を決めるべきです。
(福島県・61歳男性・自営業)
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福島県・61歳男性・自営業様へ
「推古・持統・元明・元正等皇統確立時の女帝」は、女系容認など考えもしておられなかったし、
天照大神は弟が生んだ男性神を、自分が弟に貸した物種から生まれたから自分の子だと述べ、
以後、わが子孫により継承するよう神勅で述べられたのは、
子孫は男系であるということだと、歴代天皇は受け取ってこられたのです。
当然に、今上陛下も同じお考えであるとも考えられるので、
「承詔必謹」は陛下の御意志が明らかとなってからにするべきではないかと思います。
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一つひとつの章が、論点が整理されていて(簡潔明瞭で)、
いつも以上に読みやすかったです。
この本を読んで、自信をもって女性・女系でもいいんだと思えるようになりました。
シナ男系主義はもういいです、さようなら。
今後の皇室は萬葉一統で(万世男系でなく)、益々発展していくことと思います。
そんな希望にあふれる本でした。
(宮城県・26歳男性・中学教師)
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宮城県・26歳男性・中学教師様へ
小林よしのり氏によるシナ男系主義の根拠となっているのが、
どうやらシナの歴史書のようです。
「日本書紀」「古事記」にはシナの影響などと一言も書いてありません。
皮肉にもシナ男系主義と言っていることが、
シナの影響を受けているという笑い話のようなことになってしまっているということです。
本当に日本の歴史に向き合うのであれば、
まずはわが国の正史である「日本書紀」をもとに、歴史の流れを探っていくことです。
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『天皇論』三部作を合わせて読み学ぶことで、
国民の為に祈る無私の存在たる天皇のありがたさと魅力を実感することができました。
本作では小林先生が元来有する「闘う姿勢」が見られたことが何より面白かったです。
男系絶対、いわゆる空想主義に固執する人々を次々と論破していく姿を見て、
壮快な気分になれました。
『ゴーマニズム宣言』らしい、形骸化した権威を許さない先生の
本来の姿がありのままに描かれていたことが何よりの魅力でした。
(神奈川県・22歳男性・学生)
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神奈川県・22歳男性・学生様へ
現代に生きる我々は、万世一系による正統性を受け継ぐ皇室を知っているから、
女系でもいいのではないかという意見も出てくるのですが、
生まれたときに、すでに何回も民間人の父親の血統が入っている皇室というものを
経験することはできません。
つまり、その時になってみないとわからない側面もあるのです。
日本人が経験したことのないことにつて、
絶対大丈夫だと言い切ることこそ空想主義ではないでしょうか。
未来のことなど誰にもわからないのです。
だからこそ、これまで二千年続けてきたという実績が、
先人たちの叡智として重みがあるということになります。
一世代で勝手に結論を出すのではなく、
まずは二千年にも及ぶ祖先の意に対して謙虚に耳を傾ける。
末永く皇室をお守りしていくには、そのことが大切なのではないかと考えています。
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私も男系維持派ですが、先生の主張で女系の方が日本になじむのかなと思い始めました。
先生の主張は論理的であり、将来の皇統を考えると確かに安定しています。
しかし、どこで刷り込まれたのか(笑)、感情的に「女系公認」とはいかない。
時が経てば女系でも全く問題ないと思えるかもしれません。
悠長にかまえている時間がないことはわかっているので、
先生の主張を契機に国会議員を始め、マスコミも早急に真剣に考えて動いてほしいし、
自分も少しずつでも周りの人にこの問題を広めたいと思います。
(香川県・33歳男性・会社員)
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香川県・33歳男性・会社員様へ
二千年の伝統、皇室をお守りするということは理屈ではないと思います。
日本人としての心の問題です。
小泉政権の皇室典範改正論議の頃、「もはや女系もやむを得ないか」と考えていた人が、
悠仁親王殿下のご誕生により、なぜかホッとしたということを言っていた人がいました。
樹齢何百年の御神木を切り倒すような、「何かまずいことをやっているのではないか」という、
うしろめたさがあったのだという。
理屈ではありません。
二千年以上続いていることを、やめてしまうという時に、
某かの躊躇のない人は危ういと思います。
理屈を最上位に持ってきている。
仮に女系容認論であっても、ぎりぎりの判断のなかで、
先人たちに申し訳ないという思いがあるのと、
躊躇することなく女系でも良いと言い切ってしまうことは、全然違うと思います。
二千年の伝統に対して、躊躇しない人ばかりになれば、いくら女系だろうと何だろうと、
五百年後、千年後に皇室が存続しているのか不安でなりません。
先人たちの思いを大切にする気持ちがなければ、
皇室をお守りしていくことは難しいだろうと思います。
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これを読むまで、私も男系優先、女系容認でした。
しかし、今は女系公認です。
正直、歴史の問題以上に、これから先のことを考えたら、
男系継承は不可能だとわかりました。
伝統のくだりにおいては、全く同感です。
そのものにおいて何が一番重要になるのか、その “ 本(もと) ” は変えず、
まわりを覆うものは時代と共に変わっていくものだと感じました。
愛子さまが女帝になることを願ってやみません。
(神奈川県・24歳女性・会社員)
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神奈川県・24歳女性・会社員様へ
男系継承が不可能か、ぎりぎりのところまでやってみるかどうか
ということもまた重要だと思います。
いま生きている自分たちの頭の中だけで判断するのはよくないことだと思います。
「一番重要になる“ 本(もと) ”」 は誰が判断するのですか。
人間は不完全で、絶対ではないから、さしあたって伝統に依拠するという意義があるのです。
特定の誰かがこれは伝統だ、これは伝統ではない、と言い切ってしまえば、
それは理性主義、革新思想の考え方となります。
男系を守れというのもまた言い切っているのではないかと批判されるのもわかりますが、
我々が主張しているのは、一つのことが二千年も続いたということは、
我々の知性などでは計り知れない、重要な要素が含んでいると考えられるので、
今すぐそれを変える絶対的な必要性がないのであれば、
なるべく守っていかなければならないのではないかということです。
古いものを大切にするという「ものの考え方」の問題です。
人間の知性を絶対視する考え方への反発でもあるのです。
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ゴー宣スペシャルはすべて購入していますが、
天皇論シリーズは泣けて泣けてしかたがありませんでした。
自分はこんな涙もろい人間だったか?と不思議に思うほどです。
自分の中の根源的な部分が共鳴しているのでしょう。
先生の描く天皇陛下のお姿は実に美しいです。
あの絵だけでも、私は先生のお志を信じるに十分です。
(北海道・34歳男性・自営業)
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北海道・34歳男性・自営業様へ
天皇の歴史というのは、昭和天皇と今上陛下だけではありません。
125代の連続というものがあって、
そのことを最も強く認識されているのが今上陛下でもあるのです。
本当に陛下に対して崇敬の念があるのであれば、
124代の歴代天皇に対する陛下の思いにまで、我々は思い抱くべきではないでしょうか。
昭和天皇は明治天皇のことをどうお考えになっているのか。
そういったことに思いを馳せれば、
我々は何をすべきか自ずとわかってくることだろうと思います。
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『天皇論』『昭和天皇論』では、天皇陛下のありがたさや、
皇室という日本の伝統の素晴しさを知りました。
そして、この伝統がずっと続くといいなと思っていましたが、
本書で一刻も早く皇位継承の問題を解決しなければならないという
危機感が伝わってきました。
これまでは、男系で続かないから「仕方なく」女系にうつるのかと考えていましたが、
本書を読み、特に女帝の歴史を勉強することで
女系継承に対する違和感のようなものがなくなりました。
また「その時国民はどう思うのか、どう感じるのか」
という視点はとても大切なことだと感じました。
(茨城県・22歳男性・大学生)
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茨城県・22歳男性・大学生様へ
一刻も早く皇位継承の問題を解決しなければならないことと、
女系を容認しなければならないということは別の話だと思います。
「新天皇論」で女帝の歴史を描いていても、
その時からずっと男系で継承してきたという事実は消えません。
日本は歴史的に女性も活躍してきた国ですが、それでも皇位は男系により継承した。
そこが大切だと思います。
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シナの習慣が男系主義と知り驚きました。
容認でなく今後は女系公認という言葉を使っていきたく思います。
学校で広めます。
(兵庫県・18歳男性・高校生)
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兵庫県・18歳男性・高校生様へ
シナの慣習だとする根拠がシナの歴史書だそうです。
わが国の正史である「日本書紀」にはそのようなことはまったく記されていません。
わが国の正史か、シナの史書のどちらに重きをおくかということで、
この問題のスタンスが決まってくるということでしょう。
私は日本人なので、「日本書紀」をベースに歴史を考えたいと思います。
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男系固持主義者であった自分が、天照大神が皇祖神であることを忘れ、
皇統の歴史に余りにも無知であったことを自覚しました。
本書を読んで、真に皇統の繁栄を願う公民の一人として、
今までの行為を自分自身で反省すると同時に
敬宮様の天皇陛下への道と女性宮家創設への道が開かれることを
心から願おうと考えています。
もし、最悪の事態が生じれば、自分は皇居に向けて切腹するべきか、
と考えますが、これはやりすぎでしょうか?
敬宮様が天皇陛下に即位されるために、
その道を開くことに何かしらの力になりたいと強く心から思います。
自分の願いが届けられれば、何だってしたいと思う気持ちでいっぱいです。
(山口県・30歳男性)
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山口県・30歳男性様へ
男系継承を重んじてこられた歴代天皇は、
天照大神が皇祖神であるということを知らなかったとお考えですか?
皇祖神が女性神であっても、なぜ皇位を男系により継承したか、そこが重要なのです。
皇祖神が女神だからということが女系論の根拠となるのであれば、
二千年の歴史の成果はどうでもいいということになります。
天皇陛下が、歴代天皇はシナの影響を受けてこられただけだとお考えになっておられるとは、
私には到底思えませんが、いずれにしましても、二千年の伝統に変更を加えるのであれば、
まずは陛下の御意志に耳を傾けるのが何よりではないかと考えます。
貴方の願いが届くことではなく、あくまで陛下の御意志が何より大切なのではないでしょうか。
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女系継承に対する不安が消え、理解が深まった。
同時に、自分の不勉強さと無自覚、
無知が恐ろしい状況をもたらしかねないことも気づかされた。
今上天皇への心配がしばらく消えない。(典範改正早く)
今自分にできることは、情勢を新聞でうかがうくらいしかなくて悔しい。
子供が大きくなったら、改めてゴー宣シリーズを共に勉強して次につなげていく。
(もちろん今も読み返し理解を深める)
すばらしい本をありがとうございました。これからも応援しています。
(栃木県・33歳女性・主婦)
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栃木県・33歳女性・主婦様へ
いずれの主張であっても、二千年の伝統を変えてしまうことに不安がなければ、
まずいのではないかと思います。
自分が間違っているかもしれない、理性を絶対視しない、
という思いを秘めながら行動することで、人間は大きな間違いをせずに、
先代から自分たちへ、自分たちから次の世代へ、
美徳ある社会を継承していけるのではないでしょうか。
たとえ女系継承を支持するにしても、
もし間違えていたらとんでもないことになるということだけは、
ほんの少し胸に抱いていただきたいと思います。
そういう考えをもっていれば、議論が深まるにつれて、
我々のとるべき行動は自ずと決まってくるのだと思います。
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皇位継承問題は危急の問題であることが良く分かりました。
そして母に話したところ、「女性天皇でも良いのではないか」と言っておりました。
私の母は一般の庶民であります。
やはり一般庶民の感覚は「皇室(天皇)への崇敬、
天皇による一君万民制」を思っているわけです。
「男系絶対主義者」は天皇への恋闕ではなく、
己の意見だけでものを言っていると思います。
(埼玉県・20歳男性・大学生)
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埼玉県・20歳男性・大学生様へ
歴史上、天皇の思惑と異なった恋闕により
混乱を生じさせるという事件は少なからずありました。
何でもいいから天皇への恋闕が大事というわけにはいかないでしょう。
誤った歴史認識に基づいて、陛下への恋闕と言っても仕方がないのです。
正確なわが国の歴史、皇位継承の歴史を認識することが、
何より陛下の大御心に近づくことであると思います。
まずは正確な皇室の歴史を確認することが、
これからのとるべき行動にとって何より重要なのではないかと思います。
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「男性はできそこない」この言葉を思い出す度、
「できそこない」の私は胃が痛みますが、先生のお考えは支持致します。
皇室は万葉一統。
ともあれ、私たち「できそこない」、その累々たる犠牲の上で皇室の弥栄を祈ります。
こんな「できそこない」の私たちでさえ、陛下は愛して下さるのですから。
せめて一石のお役に立って死にたいと思います。
(東京都・30歳男性・自由業)
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東京都・30歳男性・自由業様へ
人間なんていうものは、そもそも「できそこない」なのです。
古代人であろうと、現代人であろうと、未来の人間であろうと、
不完全であり、わがままであったり、欲があったりするものです。
そういった不完全な人間でも、世の中うまくいくようにするための叡智が、
幾世代にもわたって積み重ねられた伝統というものです。
つまり、世界のあちこちで紛争が起こっていることからもわかるように、
人間というのは一世代の知性ごときではどうにもならないのです。
だからこそ、「できそこない」の我々は、時間という正統性に担保された伝統に頼るのです。
小林氏が完全な人間であると言うのであれば、それは現代人の傲慢であって、
二千年の歴史を、単なるシナの影響であると断定することなど、
先人たちに対する不遜極まりないということになります。
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相も変わらず安直に世間に安住しないよしりんの姿勢には感服させられる。
専門家顔負けの精緻さで描かれている為、
非常に分かりやすく、得心のいくものでした。
それにしても、よしりんの皇室に対する愛情は凄まじいですね。
きっと陛下も本書の存在をお知りになれば、お喜びになられると思いますよ。
オッサン共の嫉妬に負けずに頑張れ、よしりん。
(京都府・28歳男性・大学院生)
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京都府・28歳男性・大学院生様へ
陛下が「新天皇論」の存在をお知りになれば、お喜びになられると思うということですが、
一応念のために、お喜びになられないという可能性も、
ほんの少しだけいいから考えておかなければならないと思いますよ。
仮にも陛下の御真意に反するということであれば、
「新天皇論」という作品は最低最悪ということになってしまいます。
この議論というのは、いずれの主張にしても一方的になってしまうということではいけないのです。
まずは二千年の皇位継承の伝統に基づく。
それを変えるのであれば、陛下にお伺いを立てる。
いたって単純なことであって、勝手に皇室の歴史がシナの影響を受けていたと断定するなど
出過ぎたことであるし、そんなことを聞いて陛下がお喜びになるとも思えませんが、
いずれにしても陛下の御真意が明らかとなるまでは、
勝手に陛下のお心を語ることなどあってはならないと考えます。
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女性天皇こそ日本の誇るべき伝統であり、
直系がいちばん大事な原理だということがよくわかりました。
男系派が国民の感覚とかけ離れていること。
そして国体を危うくする連中だったとは何とも情けない話です。
最終章のシメの言葉、カッコよかったです。
(北海道・24歳男性・自由業)
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北海道・24歳男性・自由業様へ
女性天皇の偉大なる歴史については共感できますが、
一方で、その偉大なる女帝たちも、
男系による継承を第一に考えていたという事実も忘れてはならないと思います。
直系の概念はいまいちよくわかりませんが、仮に親子継承ということであれば、
124回にわたる皇位継承の歴史において、半数程度であったということは、
いちばん大事な原理だったとまでは言えないのではないでしょうか。
神武天皇の男系子孫ではない皇位継承は一度もなかったのですから、
一番大事な原理はどちらになるか、説明するまでもないことだと思います。