京都矯正歯科研究会特別講演会のお知らせ
盛夏の候、先生方に置かれましてはますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
この度非抜歯矯正で注目されている、グリーンフィールド先生の流れを汲む日本非抜歯矯正研究会世話役代表、大阪歯科大学歯科矯正学講座助手の有本博英先生をお招きして講演会を執り行なうことになりました。ご参加のほどよろしくお願いいたします。
記
日時:平成14年7月28日(日)14:30〜17:00
場所:エル・イン京都 会議室A
(JR京都駅南東徒歩3分 ホテル京阪東側)
TEL:075-672-1100 FAX075-672-9988
演題 『臼歯部の位置付けを目標とした矯正治療(モダンセトリンテクニック)』
−矯正力と顎矯正力の組み合わせ−
講師 イースマイル矯正歯科 有本 博英 先生
会費 無料
講師略歴 有本博英(ありもとひろひで)
1966/11 和歌山生
1991/3 大阪歯科大学卒業
1995/3 大阪歯科大学大学院歯学研究科
卒業,学位(博士(歯学))取得
1996/4
大阪歯科大学歯科矯正学講座非常勤講師
1996/9 日本矯正歯科学会認定医取得
1998/1 大阪歯科大学歯科矯正学講座助手
2001/8
大阪天王寺区にイースマイル矯正歯科開業
タイトル・抄録
『臼歯の位置づけを目標とした矯正治療 -
モダンセトリンテクニック -』
Coordinated Arch Development (CAD)
テクニックは,矯正力と顎整形力を組み合
わせて成長と発育の旺盛な時期に治療を行い,長期安定を獲得しようとするものであ
り,ノーマンセトリンのテクニックをベースにしている.上下顎骨の不調和を早期治
療によって解消し,咬合平面をコントロールしながら臼歯部の整直と遠心移動を行う
ことが特徴である.
臼歯セグメントを近遠心的・横断的にアップライトすることにより,
1.咬合圧の機能方向に対して最適な臼歯軸を得ることが出来る.
2.前歯の配列と後退に充分なスペースを得ることが出来る.
CADフィロソフィーでは,長期安定性の鍵として,第1大臼歯の位置づけを特に重要
視する.切歯の位置づけは,その大臼歯の位置に従うこととなる.これは,切歯の位
置づけを目標として,大臼歯をそれに従わせる"Tweed"のフィロソフィーとは明らか
に対照的なものである.
結果的に,ほとんどのケースで小臼歯を抜くことなく治療を終了させることが多く,
このような治療方法が日本人(東洋人)の骨格形態にそぐわないので無理であるとい
う批判があるが,今回は,短頭傾向やハイアングル傾向の多い東洋人においてもこの
フィロソフィーを適応できることをお示ししたい.