季刊まちづくり26号特集

「地域づくりの視点から都市計画制度に提案する」
連続ワークショップ

 近年都市計画法の改正が議論となっていますが、都市計画制度に対して若手の研究者・実務家が考えているアイデアをまとめた提案集が、雑誌『季刊まちづくり』26号(2010年3月)で特集されました。
 『季刊まちづくり26号HP』
 ここでまとめられた提案の考え方や内容をより多くの方々と共有し、今後の都市計画制度のあり方を展望することを目的として、公開の連続ワークショップを企画しました。執筆者自らが提案を解説して、参加者の方々とともに議論する場にしたいと思い、開催しました。


【記録】
米野氏によるまとめ


【内容】

□6月24日(木) テーマ:都市計画を定期的に見直す仕組み

  特集全体の解説:米野史健
  提案24.時限的な規制の方策を組み入れる:米野史健+石田武+山本一馬+泉英明
  提案05.住民がまちの定期検診を実施する:栗山尚子+米野史健
[趣旨]まずは、制度改正に関する近年の議論を簡単に紹介しつつ、今回の特集全体について解説します。続いて論点の一つである「見直し」に関連して、時限的な都市計画に関する提案24と、見直しでの住民の役割を考える提案05について説明します。
○米野氏によるまとめ
 2010年6月24日(木) 連続ワークショップ第1回の報告
○編集担当者による報告(個人ブログ)
 2010年6月24日(木) 連続ワークショップ第1回の報告  

 

□7月8日(木) テーマ:市民・住民が担う都市計画

  提案18.市民提案の活発化に向けた都市計画提案制度見直しを行う:藤井さやか+泉英明
  提案06.都市計画に都市計画教育を位置づける:山本一馬+山崎義人+武田重昭
  提案17.密集市街地の路地へ対応する:松原永季+姫野由香
[趣旨]近年では市民・住民が都市計画に直接関われるようになっていますが、そのための仕組みに関する提案18、関わる市民のリテラシーを論じた提案06について議論します。また一つの具体例として、住民の望む生活空間を残すという観点から提案17について考えます。
○米野氏によるまとめ
 2010年7月8日(木) 連続ワークショップ第2回の報告
○編集担当者による報告(個人ブログ)
 2010年7月8日(木) 第2回連続ワークショップの報告  

 

□8月4日(水) テーマ:地域マネジメントの方法

  提案04.都市計画に地域マネジメントの主体を位置づける:嘉名光市
  提案16.新しい都市のパブリックスタイルを育む:武田重昭
  提案07.都市の空洞化にどう向き合うか:嘉名光市+山崎義人
[趣旨]地域をどう維持管理していくかが今後の大きな課題ですが、その担い手に関する提案04、公共空間の新たな管理を論じた提案16、担い手がいない場所への対処を考えた提案07を通じて、都市のマネジメントのあり方を幅広く議論します。
○米野氏によるまとめ
 2010年8月4日(水) 連続ワークショップ第3回の報告
○編集担当者による報告(個人ブログ)
 2010年8月4日(水) 第3回連続ワークショップの報告  

 

□8月18日(水) テーマ:土地利用のコントロール

  提案01.都市計画区域を見直す:姥浦道生+瀬田文彦
  提案08.環境・生態系の視点を都市計画制度に位置づける:田中貴宏+山崎義人
  提案13.都市内に散在する農地を環境整備に活かせ:柴田祐
[趣旨]住民等による地域の運営が求められる一方で、都市全体の管理もますます必要になります。提案01を通じて広域的な制御の方法を考えるとともに、中でも重要となる自然と農地の問題を扱った提案08・提案13について議論し、土地利用制度のあり方を考えます。

○米野氏によるまとめ
 2010年8月18日(水) 連続ワークショップ第4回の報告
○編集担当者による報告(個人ブログ)
 2010年8月18日(水) 連続ワークショップ第4回の報告  

 

【参加費】お一人様100円(会場使用料にあてさせていただきます)
【資 料】季刊まちづくり26号


協力:前田裕資(学芸出版社)

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