05 渉成園の築地塀
別名「枳殻邸」とも言われる、東本願寺の別邸で、静かなお庭があります。
内部もおすすめですが、今回はその周辺をぐるっと廻る築地塀をご案内いただきました。
ここも私の通勤路で、夏は木陰が広がって涼しく、秋は銀杏がとっても綺麗なんです。
土と瓦が交互に重ねられていて、長い壁面に水平ラインを描いています。
北側は比較的新しいんですが、東側は古めで、まばらに修繕されています。
その「パッチワークがおもしろいね」と塚本さん。
壁の上から覗く、鬱蒼と茂る緑とのコントラストも綺麗です。
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ほんとに長いんです、この壁。 |
上のほうは風化が進んでますが、下のほうは修繕されたのかな。 |
東側の古い塀にナゾの穴を発見!
どうやら中に空洞があるようです。
もしかして、この塀のなかはガランドウなのか!?
いえいえ、斜め上部からクラックが入っているので、森田さんは「雨が染みて部分的に土が流れ出しているのかな」と分析します。
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京都「土モノ」探訪記*index
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