まちなかのギャラリー 間口が狭く奥行きの深い町家の敷地に建つ古びた近代ビル。 ビルの玄関に立つと、 薄暗い廊下が続いている。 一番手前のドアを入ると真っ白なギャラリー。 通りの喧噪や街の灯りの気配がしみこんでくる。 街には様々な空間が立体的にはめ込まれ、 存在を主張しながら共存する。 小さな余白が次の元気を育む。 小浦久子(大阪大学)