フォーラムに向けて
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日本の夜を飾るエンタテイメントに光は欠かせない。 夏に各地で行われる花火。 廃れるどころか益々活況である。 ねぶたや万燈会など伝統的な祭事であかりが主役であることは多い。
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仮囲いに投影された山本容子作品(表参道)
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強烈な存在感の宮島達夫作品(六本木ヒルズ)
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都市が24時間化すればするほど夜間に際立つイベントの数は増える。 最近気になるのは工事現場の仮囲いの使われ方だ。 ルイヴィトンは表参道では山本容子氏の版画をプロジェクターで囲いやその周辺道路に写すというイベントを行い、 六本木ヒルズでは、 可変色のLEDを使って村上隆氏とのコラボレーションの作品を展示した。 2回目を迎える越後妻有アートトリエンナーレでも夜間に見せ場のある彫刻作品が目についた。 駅前広場によくある照明オブジェは怪しい過剰デザインなもののように思えていたが、 本質的な造形物として光の効果を取り入れた現代彫刻が広場や遊歩道に増えることは夜の街の新しい表情をつくるかもしれない。 光源や照明器具自身の進化で、 環境エレメントそのものに光を取り込めるようになったことも大きな変化をもたらしそうだ。
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