住宅街から市街地につながる道、また市街地の中心まで自転車専用レーンが連続して設けられている。街の中心の要所には自転車置き場が設けられている。
歩道、自転車レーン、自動車道をフラットにし、バラッズを撤去し、自転車も人の行き来もスムーズにさせている。日本のように自転車利用者と歩行者との干渉がなく整理されている。またデザイン的にもすっきりとしている
アムステルダムではCO2削減の手段としても自転車の通勤、通学を奨励している。公共交通手段も運河を利用した船、路面電車、バスと多様であり自動車数の削減に成功している。
動線を重ねる
自転車の街・アムステルダム
アムステルダムで目に付くのが自転車で街を走る人々である。
この街では歩行者のみの領域、自転車、歩行者の領域、歩行者、自転車、自動車の領域を巧みに分離している。歩行者はその領域のなかで安全に過ごせ、日常の行動を楽しめる。自転車も安全に走行することが可能であり、自転車置き場探しに困るということもない。また公共交通、自動車道等、交通手段との連結もスムーズである。井上衣久子
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