阪神間地域の個性的で魅力ある復興のためには、各都市各地域のらしさとは何か、個性とは何かを見据える必要があります。さまざまな立場から発言いただき、イメージを洗い出したいと考えます。
京都の生き残る道はテーマパーク化か
京都において近年、伝統的町家の現代的再生の試みや、従来とは異なったタイプの伝統産業の活性化策が散見されるようになりました。これらは、いってみれば「京都」をテーマとした「テーマパーク化」の動きとして捉えることもできそうです。
ディズニーランドに典型的に見られる「マニュアル」の世界とはまったく別の、文化的に深みのある、「京都的」な「テーマパーク京都」は果たして実現できるのでしょうか。「深みのある京都の文化」と京都の街並みの今後を考えます。
グループ討論/好きなグループに参加していただきます。〔 〕内は資料提供者
六甲アイランドとポートアイランドという二つの海上都市を素材に、そこに住む人びと、働く人びと、都市デザイン・計画に関わる人びとが海上都市に集い、フリーな立場で『海上都市のアイデンティティの今と明日』を探ります。
豊中駅前・岡町駅前のルーツともいえる能勢街道沿いのまちなみについて、その「らしさ」を醸し出している空間要素はなにか、市民と専門家が一体となって考えてみます。能勢街道の周辺も今回の震災で大きなダメージを受けました。なかには、建て替えを検討している建物もあります。現代の生活を活かしながら、まちなみの雰囲気を継承するために、何を大切にすべきかを検討できればと思います。