手のひらに載る都 by 佐々木幹郎
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はじめに

 佐々木幹郎です。

 「都心居住の環境デザイン」というテーマで話をするように、 と頼まれたのですが、 今日は、 高度に発達した文明社会の中の都市の居住空間をどういうふうに作るか、 というお仕事をなっさっている方達ばかりがお集りだと思います。

そういう方達を前にして私が何をお話できるかということをいろいろと考えたのですが、 文明都市における都市の居住空間のお話しをするよりは、 プリミティブな、 原型としてある都市の空間のお話しをしたほうが、 これから皆さん方がいろいろディスカッションなさる前提となるところに近づけるのではないだろうかと思いまして、 ヒマラヤの山岳部、 標高3000から4000mのあたりに作られている都市の構造についてお話しいたします。

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都市環境デザイン会議関西ブロック


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