塗屋造(ぬりやづくり)・厨子二階(ずしにかい) 大部分の町屋にみられる構造で、 隣家に接する両側面及び正面二階部分の外壁全体を土塗り漆喰仕上げとして木部を覆い耐火的としたもの。 ただし土蔵造よりは壁厚は薄く、 火災にあうと延焼防止には役立つが柱が焦げる等の被害をうける場合が多い。 なお建物の正面と背面は木部が露出し防火的ではない。 (倉敷市教育委員会文化財保護課 吉田晴幸)