今年は私がセミナーの副委員長を務めております。
まず近況報告ですが、9月23日に中国・広州から帰国したばかりです。中国の都市計画学会の大会に参加してきたのですが、その最新情報をみなさんにお伝えしたいと思います。
この大会には自治体の関係者や研究者など1500人あまりが集まって、非常に大規模な会議でした。また、会議以外にも展示会も開催されていて、市の都市計画関係の部局、大学の建築デザイン関係、建築事務所、都市計画コンサルタント会社がそれぞれブースを出していて、超高層のモデルなどをデモンストレーションしていました。都市計画でこれだけ大規模な展示会ができるのは大変なことで、中国では都市開発熱がまだヒートアップしているという印象を受けました。
またもうひとつ中国で感じたのは、今日のテーマである都市の広告物についてです。どうも日本、中国、それに韓国も含め漢字文化圏である東アジアでは、看板などの屋外広告物は非常に派手で、良い悪いを別にして都市景観を特徴づけています。それが東アジアの共通した問題ではないかと思います。
今日は「看板・サインに見る都市景観の課題」をテーマに、大阪芸術大学の田端先生、立命館大学の山崎先生、京都市立芸術大学の藤本先生のお三方からそれぞれの研究成果を発表していただきます。その後、みなさんと「景観の中で屋外広告物をどうとらえるべきか」を議論したいと思います。
まず、田端先生から最初の問題提起をしていただきます。ではよろしくお願いいたします。
はじめに
中国都市計画学会から
金沢(大阪産業大学):
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