京都新景観政策への意見書・前田裕資
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全体について

 
(これは景観計画への意見になるのでしょうか? そうであればそちらに振ってください)

 (1)不親切だ。12月の素案と対応した形で解説してくれないと、どう変わったのかが分からない。
  また条例はHP上では公表されておらず、さっぱり分からない。(http://www.city.kyoto.jp/html/shikai/test2/teirei/H19/01-P2.htmlでは、23日現在、いまだに未公表のまま。)

 (2)市民意見を募集しているが、どう生かされるのかはっきりしない。
  修正する意志があるなら、なぜ、関連条例が上程されているのか?

 (3)関連施策でマンションの建て替え支援ばかりが強調されているが、既存不適格であろうが、ストックとして大切にし、耐震改修や大規模修繕などが適切になされるように支援すべきである。建て替え促進は非現実的で、建て替えか大規模修繕かで管理組合が割れてしまい却ってスラム化を招いた例がある。仮に実現できても地球環境への負荷が大きく、廃棄物やCO2削減を目指す京都市の大方針に反している。
  景観の改善には時間をかけて取り組むべきで、スクラップアンドビルドを繰り返してはならない。

 (4)むき出しの室外機や、道路に面したむき出しの駐車場は、既存の建物であっても、青空駐車場であっても、問題である。まして既存のものは放置され、新規のものだけ厳しく規制されるのでは、新築時は指導に従っても、良好な状態で維持しようとの意欲も湧かない。
 景観計画に入らないのであれば、条例等で改善を促す施策を検討すべき。

 (5)建築物にあたらない平面駐車場・駐輪場についても、10にある門、塀、生け垣等による町並みへの配慮を求めるべき。(景観計画の対象外なら、条例等で対応し、促進のための取り組みを検討すべき)。

 (6)既存建物についても、セットバックした空間について門、塀、生け垣等による町並みへの配慮か、賑わいや憩いの空間としての演出を求めるべき。同様にむき出しの室外機等を修景するように求めるべき。(景観計画の対象にならないなら、条例等で対応し、促進のための取り組みを検討すべき)。

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