以上、私たちの仕事は公共事業に黒子として参画しているものですが、毎回いろんなプロジェクトに参加しながら難しいものがあるなと感じております。例えば、私たちが商品として物を作る場合は、実際に試作をしてみて、いろいろ検証を重ねた上で製品化、納品という手順を踏むのですが、公共事業の場合はそうした検証する時間や予算が取れないのです。ですから実際に納めてみると、予想したイメージと違ったりすることがあります。特にボリューム感が全然違ったりすることがあって、高い建物に置くようなデザインのものは、実際に置いてみると肝心の所が見えなかったということがあります。また、CGで作ったものが実際とは違うことも多いです。
やはり、公共事業を今後進めていく中で、試作する時間やモデルを現場に置いてみる予算を取って頂けると、みんなが納得できるデザインがきちっとできるのではないかと思います。
私の話は以上です。
最後に
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