はじめに |
篠アさんの経歴を簡単に紹介します。大阪外大を出られまして、竹中工務店に一時期勤めてられました。その時、ちょうど私も在籍しておりまして、同じ部署だったこともあります。仕事を男どもがもたもたしながらやっているのを見て、一緒にやってられないわと思われたのでしょうか、5年後に独立されました。独立されたのは1979年です。その頃、女性が独立して事務所を主宰することはなかなかないことだったのですが、篠アさんは(株)都市生活研究所というシンクタンクを立ち上げられました。それ以来ずっと、主に関西で活躍されています。特に大阪市の関係のお仕事に強くて、重要なプロジェクトに関わってこられました。そのお仕事の関係から、関西経済同友会のメンバーとしても重要な役を任されており、特に都市計画関係の委員会を率いておられます。
経済同友会の中の梅田・北ヤード委員会の委員長を長く務めておられます。男どもがいろんなしがらみの中で歯切れが悪いのに対して、篠アさんは歯切れ良く議論をリードされていると聞いております。篠アさんがそのような貴重な存在であるというのは関係の皆さんが一致していることです。
北ヤードのプロジェクトが進行している最中ですが、今日は篠アさんからその詳しい内容を報告して頂く予定です。
また、鳴海先生も北ヤードのプロジェクトでは違う立場から重要なポジションを担っています。それぞれ違う立場ではありながら、目指す所は一緒ということは、我われとしても嬉しいことだと思っています。
今日は、我われが普段お付き合いすることのない経済界のリーダーが集う中で長らく活躍されてきた篠アさんが、どういうお仕事をされてきたかというお話を聞く機会を得ることができました。実は非常に差し障りのある話がたくさんあるのですが、その辺を隠さずに話していて頂けるんじゃないかと期待しております。なお、この記録はインターネットで公開されますが、その時は差し障りのある部分は削除しますので、みなさまもそれを承知で聞いて頂きたいと思います。
では、篠アさん、よろしくお願いします。