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(52)ここでは長良川の河石を両岸の護岸に使用しています。 今では河石を使用することは出来なくなりましたが、 この様にもとからそこの地にあったものを出来るだけ使用するということは非常に大事なことだし、 また新しい空間の創出として、 その材料をどの様に使いこなすかがデザインとして重要になってきます。
 写真の左手に白い建物がありますが、 この建物がなかったらどんなにいいだろうかと思います。 この建物があることでこの景観は60点ぐらいの評価しかできません。 これは我が国の悪い事例で、 まちづくりや景観デザインを全体性のなかで考え、 つくることができない貧しさが原因です。
 また、 中央奥の鬼の顔をしたアンバランスなデザインの水門は誰がやったのか。 非常に残念です。
[岐阜県長良川]

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(c) by 長谷川弘直  
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