これもセットバックの例です。 震災前は、 石積みと何らかの塀で構成されていたと思うのですが、 建物も含めて再建され、 塀自体はさがって石積みはそのまま残っています。 そういう意味では奇妙な道路断面が路地の中に生まれてきています。
ここの場合は、 石積みの上の部分がコンクリートで覆われていますが、 そのあたりの修景をどのように考えていくのかというのも一つの課題です。
次に、 こういう街のなかで、 最初に伝統的町並み、 そして空間を構成する要素について、 どのような状況にあるかを今からまとめていきます。