復興の現状
このような3階建の建物が多く、 手前から2軒目はかろうじて残っていますが、 建替えられたものはすべて3階建という状況が至るところで見られます。
建替えられたところも賃貸アパートなのですが、 どちらかというと無表情な家並みに変わってきています。
これはまちの更新段階の1つの断面だと見るべき面もあると思います。 いずれにしても、 下がったところと向こうの方に見えているように残っているところがあり、 いろいろな段階のものが生まれてきているという状況もみられます。
ここの場合は、 石積みの上の部分がコンクリートで覆われていますが、 そのあたりの修景をどのように考えていくのかというのも一つの課題です。
次に、 こういう街のなかで、 最初に伝統的町並み、 そして空間を構成する要素について、 どのような状況にあるかを今からまとめていきます。
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