それぞれのデザインは凝っているのかもしれませんが、 全体としてみるとバラバラな状態です。 自然公園法に基づいて、 建物のボリュームと高さを押さえて、 周囲の緑に埋めるようにして建物を隠すように規制・誘導されているものですから、 建物を積極的に見せようとか、 見るべき建物としてデザインをして行こうという考えは乏しく、 その辺りが景観条例との違いになっています。
この地域では地震による被害は軽微でしたが、 規制を厳しくやっている所でもこの状態ですから明石海峡大橋が開通する状況を考えると淡路島でも景観のあり方を考える必要があります。
ここではしばらく被害の大きかった淡路島の漁村を中心に現在の淡路島の景観的特徴を見てみたいと思います。