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 図18が組織体制整備案です。 この2年間、 約1700世帯のうちから38人が出てきて勉強会をやってきましたが、 これでは一般住民の意見が反映されているかわかりません。 この事業は「住民主体」で、 住民の意見がまとまったら市がそれに応じて地区改良なり再開発の手法で応援しようということでスタートしていますから、 いつまでも38人だけでやっていてはダメだと、 今年から町会ごとに分科会を作ることになりました。
 分科会の下に、 地主さん同忠、 工場の人達など大体班単位の小グループを作ってそれぞれ話し合うシステムです。 一つの分科会で15ぐらいの小グループがありますから、 全体では90ほどの小グループができ、 住民はどれかのグループに参加します。
 これだけ沢山のグループになるといちいちコンサルが説明に行けませんので、 ビデオを作ろうということになりました。 この2年間研究会で勉強してきたことを20分ぐらいのビデオにし、 100本ぐらいダビングして、 各集会で見てもらいます。 その小グループから街づくり研究会に参加できるメンバー、 特に若手と女性にきてもらって街づくり研究会の組織を強化しようということです。
 そのビデオも、 地域のビデオ愛好会(生野区視聴覚教育協議会)が実費で、 撮影・編集してくれることになっています。 こういうやり方で、 住民に街づくりを知ってもらうのは私たちも初めてです。 六甲道の復興再開発事業の時のまちづくり協議会方式は住民みんなの直接民主主義で総会で何事も決定するのですが、 総会に出席してもらうのが大変でした。 このビデオを使う方法がうまくいくかどうかは分かりませんが、 今後も工夫しながら一人一人の意見を聞く試みをやってみようと思っています。

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