まちの中の通りはどれも狭く、 折れ曲がりやT字路が多い。 日本の建築基準法では建物は4m以上の幅員のある道路に面していなければならないのですが、 伝建地区については、 特別な対応がされています。 道の整備も現道のまま行われました。 現在の建築基準法は歴史的環境には合わないものです。 もちろん防災や日照などの居住環境も現在の基準に合わないのですが、 人は住んでいるのです。 歴史的環境の価値と現在の安全性や快適性の評価をどう考えるか。
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