ここはもともと鉄道敷きでしたので、 その土地の記憶を織り込みたいと思いました。 トロッコが走るレールがあるわけです。 ですからそのレールにトロッコを走らせ、 事務局から借りてきた防虫剤の散布の機械をトロッコで運んでもらって、 その場で散布する。 このようにこの空間のデザインのボキャブラリーが、 すべて個人が桜を管理しやすいように構成されている。 そういうものが公共空間に力強さを出すという提案です。
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