ほとんどは市の持っている公園としての敷地なのですが、 民有公共の部分もあります。 片面は運河で、 写真では片面がある大きな企業の社宅ですけれども、 そういう建物に接しています。 ですから道路に挟まれた街区型の広場ではなく、 必ず建築のアクティビティと一体になっている。 しかも建築とそういう公共空間が密接に繋がっていることによって、 ここの住人が公園というよりも自分の庭のように思ってくれるわけです。前に 本文へ 次へ
この隣の高層棟に住んでいるご老人が、 いつもこの辺りを見張っていて、 若者がゴミを捨てていったりすると注意するといった光景も見られるわけです。 公共空間が自分の家と密着していることによって、 自分の庭だと思っている、 そういう可能性が民有公共にはあるのではないかと思います。