下加茂神社 |
■趣旨
都市環境デザイン会議・関西ブロックでは「都市環境を部分から改変する」というテーマで、2000年8月「ニュータウンを越えて」、2001年9月「緑としての建築」という2回のセミナーを行ってきました。
シリーズ3回目にあたる2002年9月のセミナーは、京都の都心部にある城巽(じょうそん)学区をケーススタディーの対象に選び、子供から大人までの幅広い方々の協力を得て、この地区の「百年後の水と緑」をスタディする試みを行っています。「百年後」とはいうまでもなく、百年という仮想の時間距離の彼方のもう一つのいま、もう一つの「ありうべき城巽」の姿に他なりません。一方この「未来からの視点」に加えて、そのありうべき未来に向けて、これから積み重ねるべき具体的一歩を探るという、実践的意味合いもこめられています。
「水と緑」という切り口を設けることで、都市の構造と住まい手の感性、さらには京都のユニークな歴史文化が交錯する回路が、見えてきたのではないかと思います。
それらを吟味して方向性を探り、あるべき未来の都市環境像とその担い手の役割を模索することが、今回のセミナーのねらいです。
ワークショップやスタディの過程は、そのつど、関西ブロックのホームページで公開していますので、ご覧ください。
プレセッション記録web.kyoto-inet.or.jp/org/gakugei/judi/semina/s0208/ue.htm
そして9月のセミナーにはぜひお越しください。
(コーディネータ 中村伸之)
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