図2 主塔のディテールの検討(模型)前に 本文へ 次へ
A案
景観面からの考察
・塔柱は下部水平材で一カ所折れているだけであり、 全体にすっきりしたイメージを与える
・構造上、 水平材は取れないが、 景観を考慮して位置・形状などの工夫は考えられる。
構造性 ○
耐風安定性 ○
綜合評価 ○
B案
景観面からの考察
・逆Y型に絞るため、 検討案のなかでもっともスマートなイメージを与える
・一本柱の部分は、 視覚的に上が広がって見えるため、 柱の側面に傾斜をつけて処理した。 また、 折れている部分を曲線として滑らかにすり付けることも考えられる。
構造性 ○
耐風安定性 ×
綜合評価 ×
C案
景観面からの考察
・基本的には、 逆Y型基本形とほぼ同等である。
・スリットを入れることにより、 塔頂部の幅が大きくなるが、 スリットの陰影により、 逆にスマートなイメージを与える。
・既存の塔にない形状であり、 独創性が感じられる。
構造性 ○
耐風安定性 ○
綜合評価 ◎
D案
景観面からの考察
・2本の塔柱を強調した案であり、 2本の水平材により塔全体としてまとまりのあるバランスをとっている。
・スリット付き案と比較すると、 上部の開き具合に中途半端な感じを与える。
・既存の塔にはない形状ではあるが、 比較的一般の門型塔に近い形状である。
構造性 ○
耐風安定性 ○
綜合評価 ○
(本州四国連絡橋公団提供)