時事往来12
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国際化する街と人

 

 

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外国人登録者数(1987年12月末現在) 外国人登録者数(1992年12月末現在) 外国人登録者数(1997年12月末現在)
 

改行マーク来日する外国人が激増した1980年代後半から1990年代前半を経て、 「ニューカマーズ」と呼ばれた外国人も、 長い人で在日10年を経過しようとしている。 その間、 その時々の経済状況や政治情勢を反映して入国する人々の国籍はめまぐるしく変わり、 また、 彼らを受け入れる日本社会もさまざまな試行錯誤を行ってきた。 1987年に0.72%であった日本の総人口に占める外国人登録者の割合は、 年々増加を続け、 1992年に1%を超えた。 その後、 バブルが崩壊し、 日本の景気が陰りを見せ始めてからも、 外国人登録者数は増加の一途をたどり、 1997年には全国で1,482,707人となり、 人口比率は1.18%に達している。 1都3県エリア*1の外国人登録者数をみると、 1997年には東京では256,465人、 神奈川県では108,680人、 埼玉県では67,037人、 千葉県では61,027人が外国人登録をしており、 1987年、 1992年と比べ都心から離れた周辺にまで、 広く外国人が居住地を拡大している様子が読みとれる。

 注:

*1 東京都内、 神奈川・埼玉・千葉県内のうち、 日本人人口密度の高い地域として、 東京30km圏内及び横浜20km圏内を対象にしている。

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