神戸東部市民まちづくり支援ネットワーク
左三角
前に 上三角目次へ

あとがき

 

 

 

改行マーク市民まちづくりブックレットは、 一九九九年二月に第1号を発行以来、 はや5号を数える。 神戸東部市民まちづくり支援ネットワークとしては、 去年の(第3回)まちづくりフォーラムを記録した第1号の「まちづくり文化のルーツ」に続く2冊目である。

改行マークところで、 阪神・淡路大震災がもたらした副産物の一つに、 この神戸東部市民まちづくり支援ネットワークを含む各種復興まちづくりのための、 自律的活動があげられる。 このような復興まちづくりのための自律的活動は、 震災が生んだ阪神間独自の「まちづくり文化」と言えるのかもしれない。 これらは誰からも指図されず、 誰にも依存せず、 全く自律的、 主体的に活動している集団だからである。

改行マーク神戸東部市民まちづくり支援ネットワークは、 神戸市東部(東灘区、 灘区)を中心に、 復興まちづくりのため、 地元のコンサルタント、 大学の先生、 行政担当者、 時々は住民が任意で集って情報交換をしているネットワークである。 規約もなし、 会費もなし、 名簿も確立させず、 流動的に活動しており、 いわば浮遊状態のクラゲのような集団であり、 それ故に壊れ難い性格を有している。

改行マークそして、 このクラゲ集団から、 今回のフォーラムの第2部「神戸東部地域の民間文化施設」の調査を担当してくれた(仮称)若手プランナーネットワークが生まれている。 この集団も小クラゲのようなもので全く自律的に活動している。

改行マークこのメンバーは、 阪神間独自の「まちづくり文化」を支え、 継続していく可能性を有する者達として名前を記しておきたい。