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では放射線は体に何の影響も与えてないのでしょうか?

 生物の細胞は常に放射線によって傷つけられています。我々はその傷を修復する能力を持っており傷ついた細胞は修理されていきます。
ほとんどのものは修復され、修復を失敗したものはアポトーシスといいますが細胞が自ら死んでしまいます。ほんの少しは修復を失敗しても死なない細胞が存在します。これも免疫作用で体の外へ排泄されるのが普通でそのうちの一部だけが異常細胞として残ります。ほんの一部といってもこれが細胞のレベルでは一日で数千件に及ぶといわれています。細胞がガン化すると言うと大変なことのようですが日常的に起きている事柄で何も放射線が特別にそのようなことを起こしているのではなくほかのさまざまな化学物質などでも起きることなのです。

 

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