京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)会報


(2016年2月号 掲載)
会報前号(No.181)に載せた「抗議文」に対して、茨城県知事から返事が来ました。しかし不充分すぎる内容だと感じたので、もう一度抗議し、再度返事がきました。

2015年12月14日

茨城県知事 橋本 昌 殿

京都ダウン症児を育てる親の会
〒602-8385 京都市上京区今小路御前西入上ル 高平方
TEL075-462-5875 FAX075-465-2202

謝罪と反省の要求

 11月24日付けの私たちの抗議文に対する返事を拝読し、大変、驚き、残念に思います。  私たちは、確かに「茨城県として、また、教育委員会として、差別解消に向け、どのような取組みをされ、今後、このようなことが起こらない対策も含め、私たちの抗議に対し、回答をお願いするところです。」と回答を求めました。
 
しかし、発端は長谷川教育委員及び橋本知事の許しがたい差別発言です。
 
まずは心からの謝罪と真摯な反省ではないでしょうか?
 
 それとも、まだ、あの発言は「問題ない」とお考えなのでしょうか?
発言に対し、1000通を超える抗議文が届いているとの報道を耳にしております。
届いている抗議の向こうには何倍もの市民の怒りと深く傷ついた心があります。
 心からの謝罪と真摯な反省なくして、どんなに福祉施策を並べても、実行する意思を感じることはできません。これでは法律も泣いていることでしょう。
 役所の中には、来年施行される「障害者差別解消法」に向き合おうとしている職員もたくさんおられると思うのですが、知事が抗議に対して謝罪も反省も書面にて発することができない、とはいかがなものか。
 どのような責任の取り方をされるのか、再度、具体的に回答をお願いするところです。
 

以上


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