京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)30周年記念フェスティバル


トラフェス


トラフェス

2015年10月31日(土)
みやこめっせ(京都市岡崎)
 
12:30開場 13:00開演 16:30終了
入場無料

 
主催:京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)
 
後援 京都府・京都市・京都府教育委員会・京都市教育委員会・京都市社会福祉協議会
助成 京都府地域力再生プロジェクト支援事業交付金・京都市人権啓発活動補助金・京都新聞社会福祉事業団・公益財団法人京都オムロン地域協力基金
 
お問合せ:京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)TEL(075)462-5875
http://web.kyoto-inet.or.jp/people/angle-3/ e-mail:angle-3@mbox.kyoto-inet.or.jp
 
トラフェス・プレスリリース

 
トラフェス1
 
トラフェス2

 
「京都ダウン症児を育てる親の会(トライアングル)」が発足して今年の11月で30年を迎えます。
障害のある子どもたちにとって「必要な情報」を集め、提供することを目的にスタートしたトライアングル。情報は簡単に手に入るようになった現在ですが、障害のある人たちのことを「よく知らない」という社会の状況は変わりません。トラフェスは、もっと広く、深く、私たちのことを知ってもらえるようなフェスティバルにしたいと思います。そして、自分も、みんなも、大切で輝く命なのだと感じていただけたら、と願っています。ぜひお越しください。
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プログラム

12:30 開場
1:00 T部 開演
  講演
 京都ダウン症児を育てる親の会・顧問
 佐々木和子 「障害児、者と人権」
  ダウン症本人のスピーチ
 木村真理子
 「私の30年、ダウン症について」
  座ってできる音楽療法
 日本ミュージック・ケア協会副理事長
 伊藤美恵
  ファッションショー
 幼児から成人までのダウン症者とその家族
2:15 ブース(飲食・グッズ販売)オープン
2:40 U部 開演
   佛教大学よさこいサークル紫踊屋と踊る
トランペット演奏
リコーダー演奏
オカリナ演奏
タップダンス
花の中2トリオの歌
リズム遊び楽団どんぐり
KARAのダンス
TKB(トライアングル キッズ&ベビー)パフォーマンス
飛び入りランウェイウォーク
フィナーレ♪みんなで踊ろう♪
  「勇気100%」「恋するフォーチュンクッキ」ほか 演奏/おやおやバンド
      
4:30 終了


 
出店ブース
まんまん堂 蒸しまん
Ari-gateau (アリガトー) ホットコーヒー
似顔絵師 厚焼サネ太 似顔絵、ポストカード、野菜トランプ
京都ニンジャムキッズ ニンジャムワークショップ
『ゴムスタンプで手裏剣手ぬぐいを作ろう!』
京都大道芸倶楽部 Juggling Donuts バルーンアート
花園大学ボランティア おにぎり、から揚げ
京都市立芸術大学学生有志 フェイスペイント
はあと・フレンズ・ストア 手作りのユニークなアート雑貨と焼菓子
かしの木学園 陶器、縫製品、パン、焼き菓子
東日本大震災関西障害者応援連絡会 被災地福祉施設の物品
誕生日ありがとう運動京都友の会 手作り縫製品
リ・ブラン京都 手作り縫製品、織物、キャンドル、焼き菓子
馬っこ 書の色紙展示販売と野菜販売
トライアングル さんすう教室園 子ども遊びコーナー、ソフトドリンク
トライアングル 父親の会 生ビール&おつまみ
ひろこと同級生たち コスプレ衣装レンタル

(順不同)

*ブースは1部終了後に開店します。

 

〜トラフェス・ポスター制作にあたり〜

 トラフェスのメインポスター、チラシ制作を担当しました古川勝也です(古川喜大の父)。いきがかり上担当させていただいたのですが、いつもお世話になっているトライアングルに微力ながらお手伝いする事となり、イベント自体へも自ら関われるのは楽しくとてもいい経験であったと思います。
 過去、多くのポスター・デザインを手がけてきましたが、ダウン症関連は初めてで、それは表現者としての私の大きなモチーフでもありますので今回は特別な思いで制作に臨みました。
 
 ポスター面は、トライアングル30年の偉業を讃え、ダウン症をもっと知ってもらうメディアとするため、私たちのダウン症児を主役とした顔写真を所狭しと画面全体に一同に集める構成にしました。ダウンだらけというやつです。
 募集した子ども達の顔は予想どおり活力にあふれた規格外の表情でした。はみ出すパワーが見る者の心の奥底にまで入り込んでくるようです。誰が言ったのでしょう、「なんでみんな同じ顔してるんや」などという世間一般の偏見がこれを見たら間違いであるのもわかります。ひとりひとり違う個性、それぞれの愛され育った心豊かさが表情に出ています。
 
 他方、事務局の方やお母さんたちで「もっと可愛い顔で!」「変顔はやめてほしい!」という声、「キモイ!」「コワイ!」、写真送った後で「やはり辞退します・・」ポスター校正があがってから「こんなんじゃ応募するんじゃなかった!」「この顔とこの顔とこの顔とこれ…カット!」再三再四、検閲の嵐が吹き荒れましたが、私としてはすでにこの波紋こそがポスターで表現しようとしている根幹でもあり、これは成功したという確信を得ました。
 メディアとして広まるためには見る側の一瞬の落差やどよめきが必要です。日頃から世の中の人が潜在意識も含めて持っている、心になんとなくある未解決な価値観や概念を瞬時に呼び起こし「何これ?」「これはけしからん!」あるいは「お、面白いやん!」「なんか楽しそう〜」と見た人がそれぞれ物語をつくってくれなければいけません。その渦巻きこそが表現のリアリティーというものです。
 
   「ダウン症だからこそ可愛い顔で・・」ばかりではいつまでたっても表象的な問題に終わってしまいます。彼らを侮ってはいけない。表面的な美や醜などはるかに超えたところに彼らは存在しているではありませんか。彼らは健常者の私たちなどには無いすごい力があります。他の子ども達に比べてできない事がたくさんあるとしても、周りの人々を巻き込み、いつの間にかそれらの人の価値観さえ変えさせる。(ダウン症児が変えたろとは一切思ってないのに!そこがまたスゴい)
否、なにもスゴいだけでなくまったくダメなところもいっぱいなのですが…。
 人は一日たりとも自力だけで存在できない。他の中にあればこそ生きられる、能力があるとかないとか、健常者側の論理を超えた新しい未来モデルを21トリソミーはすでに体現しようとしています。
 その意味でもメインポスターの表現はあえて正も負も内包し彼らのエネルギーある魅力を前面に押し出しているのです。
 
 裏面では1日楽しく過ごせるようなイメージで催しを配置しました。
みなさん10月31日(土)はいろんな方をお誘い合せの上、お運びいただき一緒にトラフェスを祝いましょう!
 
美術家・臨床美術士  古川勝也(MASANARI HURUKAWA)
 

 

トラフェス1
 
トラフェス2
 


トラフェスファッションショー、間もなく本番!!

 トラフェスの開催が決まって間もなく、ファッションショーの企画が持ち上がりました。 ファッションショーといえば衣装や身につける物が主役であるものだけれど、このファッションショーはモデルになるダウン症児、者が主役!
出演者、その家族が製作の全てに関わる、とっても個性豊かなファッションショーなのです。
 
 毎月1回の集まりには、生地にデザインしたり、動きの練習、親御さんは衣装の製作についての打ち合わせをしてきました。
何度か顔を合わせるうちに、これまで接点のなかった仲間達とも打ち解け、親御さんのチームワークもバッチリ。
トライアングルの会員以外の方にも衣装制作や記録に関わって頂き、様々な方と繋がり巻き込んで作り上げてきました。
 
 そして、今回是非沢山の方に見て頂きたいと、ファッションショーメインのチラシを会員の松本 朋子ちゃんのお母さんである松本直子さんのご協力を得て作らせて頂きました。
色んな想いを入れたい!と思うばかりに難しい数々の要求を出したのですが、しっかりお答え頂き、松本さんには短い製作期間にも関わらず迅速な対応で本当に素敵なチラシを作成して 頂き感謝の気持ちでいっぱいです。
 
 1年間ある…なんて思っていたのに、ファッションショーとしての集まりは残すところあと2回!!
弾けんばかりの笑顔、キリッとしたキメ顔、緊張しながらも色んな形で表現してくれるモデルさんを一風変わったこのファッションショーを是非、皆さんお誘い合わせの上、会場を盛り上げて頂ければと思っております。

ファッションショー担当 赤松 玉女
福原 洋子
栗田 智子


私の30年、ダウン症について

木村真理子

みなさん こんにちは
忙しい中トラフェスに来て下さって
ありがとうございます
私は木村真理子といいます
トライアングルと同じで私は来月で
30歳になります
立派なアラサーになりました
アラサーになれてよかったなぁと思いました
まず私の1週間をお話します
聞いてください
 
月曜日と木曜日は「ディセンターふらっと」
へ通いミシンでぞうきんをぬったり
借家掃除や運動をしています
水曜日は木本商店へ自転車で行き
がまぐちポシェットの糸切りの仕事を
しています
金曜日は「老人ディサービスきらくや」へ
仕事に行ってます
ここではテーブルセッティングや茶わん洗い、
トイレ掃除、ゴミ出しなどで冬は灯油を
5つ入れています
 
仕事は楽しいので頑張ってるけど
時々疲れますが働いたお金でセブンイレブンで
サラダとおにぎりと野菜ジュース・トマトジュース
・アイスクリーム・電卓・いろはすなどを買っています
 
私はコブクロが大好きで毎年
コンサートへ行ってます
今年は7月に行きました
母が「チケットとグッズはボーナスで
買いや〜」と言ったのでボーナスで
買いました
 
私が小さい時は私がダウン症だと
いうことは知りませんでした
中学3年生の時に母達から聞きました
聞いた時は私はダウン症になったん
だなぁと思いました
ダウン症で困ったことは特にありません
苦しかったことはひとつあります
3歳の時に心臓の手術をしたことで
酸素マスクをつけたことがものすごく
苦しかったです
私は心臓の手術と肺炎で16回入院しました
やっぱり入院だけはしたくないし心配かけ
たくなかったのでトライアングルのみなさん
と友達とボランティアさんに悲しい思いを
させてしまい申し訳なかったです
 
私がみなさんにいいたいことがあります
それはどうかダウン症をありのまま
受け入れてほしいということです
私は今幸せです 
たくさん友達がいてくれて楽しいです
 
最後になりましたが来月から「まんまん堂」で
ボーイフレンドとふたり展を1ヶ月
開催します
もしよかったら観に来ていただけると
うれしいです
 
それと私はお酒だったら何でも飲めます
みなさん飲みに行きませんか
いつでもいいので誘ってください
よろしくお願いします
今日は話を聞いて下さり
ありがとうございました
 

 


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