京都北山写真紀行 1999年11月16日

写真家さんに付いて行ったくろねこの写真です

午前3時起床 写真家さんを起こしモーニングコーヒー等すすり 目を醒す
軽四トッポでいざ出発
途中コンビニで食料調達、朝、昼、夕、おやつを仕入れる
空はくもりか 星は見えない

北山通りを越えるとぱらぱらと雨 天気予報では晴れるはず
鞍馬から花背峠へと向かう
まず たぬき君が出迎えてくれる
風がきつい 雨も降り続く 道には北山杉の枯れ枝が積もっている
車の腹をごつごつと枝がたたく
ヘアピンカーブを幾つ越えたか やっと峠を通過 途端にガスに
包まれる ハンドルをにぎる手のひらが汗ばむ 午前5時
キツネさんが車の前を通過 ラッキー
なんとか広河原まで到着 気温6度 一服する
お茶がうまい これから佐々里峠に向かう 気合いを入れなければ

なんといっても難所中の難所なのです 崖はくずれるは 路肩はなくなるは
まだ雨は止まず 風はきつい 風速25m程
気合いを入れたわりにはすんなりと峠を越えられる よかった

で、6時45分 美山芦生の森に到着
上の写真がその時に撮影しました 雨は小降り

いざ芦生の原生林へ トロッコ道をてくてく数十歩行くと雨が本降りに
上の写真は由良川の源流の川下をながめた所です
上流は写せません きれいだった川原に工事用の道がつけられ
見るも無惨 ながれに土砂が入り 茶色く濁って あ あ あ
ほんとうなら上流へ遡行し今日一日を森の中で過ごすはずが
写真家さんも撮影の気配なし
車にもどり朝食をとりながら計画変更
茅葺きの家の集落が近くにあるので行ってみることにする
ところがところが 由良川沿いのいたるところで大型重機がはいり
川原といわづ畑といわづ掘り返しているのです
ダムでもつくるつもりか?
茅葺きの集落もきれいに整備され見るものなし

しかたがない これまでの心当たりの場所へ案内してみよう 来た道をひきかえす
途中鹿があいさつ サンキュ〜 
上の写真は佐々里峠から原生林を帰り道に撮影
朝は暗くてなにも見えなかったんです 写真家さんもはじめて三脚に
カメラをセット その時に小雨からあられに 気温3度 おまけに強風が
くろねこはしっぽを巻いて避難小屋逃げ込みました しかし写真家さんは
ひるむ事なくシャッターを切り続けるのでありました

20〜30分ぐらいびしょぬれになりながら撮影し 次のこころあたりへ

つづく