着生蘭の作業部屋

ヘゴ棒の加工

ヘゴは着生蘭との相性もよく、長期間にわたって使用できます。
いったん着生させてしまえば植え替える必要がありません。年数を経るごとに野趣を楽しむこともできます。

板状の土台を作る

ヘゴ材料

材料と道具

・ ヘゴ棒(3cm×4.5cm×90cm)
・ 麻紐,銅線(#18:径1.2mm),ビニールタイ,クリーニング用ハンガー
  麻紐とビニールタイは株の固定に用います。

・ のこぎり,ペンチ,メジャー
・ ドリル(錐で可) 刃先は径3.3mm

ヘゴ材料

ドリルで両端に穴を開ける

90cmのヘゴ棒を3等分する。
両端に、3方向から等距離になるところに穴を開ける。
(厚さ3cmの板状にするなら、端から1.5cm)

仕上がりの板のサイズは2種類
縦:30cm,横:13.5cm,厚さ:3cm・・・・セッコク用
縦:30cm,横:9cm,厚さ:4.5cm・・・・・ナゴラン・フウラン用

ヘゴ材料

銅線を通す

真直ぐに伸ばした銅線を、片方ずつ通していきます。一方を通しても、 弛めに留めておかないと他方の作業がやりにくくなります。

銅線は柔らかくて加工しやすく、腐食しにくい。
当初はピカピカ目立つが、日が経つと適度に酸化してヘゴと同じ色になります。
鉄線は硬くて作業がしにくい上、錆びてしまいます。

ヘゴ材料

吊り下げ用の穴を開ける

銅線を両端に通したら、ペンチで強く締め上げる。

出来上がりを見て上下を決め、上端から2cmの所(矢印部分)に穴を開けておく。

ハンガーを利用して吊り下げ用の金具を作りますが、取り付けるのは着生蘭を固定した後 です。着生作業がやりにくくなります。

板状に加工されたヘゴ板が市販されていますが、 入手しにくく、品質にばらつきがあり、コストが高いようです。

HOME  作業部屋Top  ヘゴ棒の加工  › › ›  セッコクの着生