ヘゴに着ける場合と同じ要領でセッコクを民家の梅の木に着けました。
水苔を全て取り除いたセッコクを、直径8cmほどの枝にくくりつけます。台風の心配があるので数箇所ビニールタイできつく
縛り、浮いた根や古い茎は麻紐を用いて押さえつけるように縛ります。地上1.5mほどの高さ。
この後5月に開花したそうです。
一年経ちました。ここまで人の手による灌水・施肥は一切ありません。さすがに厳しい環境なので、
休眠期とはいえ茎の色、大きさなどが鉢植えの場合とは違い、少し貧弱に見えます。
新しい根がしっかり枝に張り付いています。花芽もいくつか確認できました。
たまたま開花の時期に訪れる機会がありました。
生い茂った梅の葉に覆われた木陰で、満開直前のちょうど見頃の花が咲いています。
今年花を咲かせた茎は06年に新芽として成長を始め、07年に梅に着けるまでは鉢植えの状態で育ったもので、
着けたときの画像で葉のついた十分に一人前の大きさになっていたものです。
「庭木に着けたセッコクが咲いた」と自信を持って言えるには、あと1,2年待たなければいけません。
当サイトのテーマのひとつが「ベランダ栽培」です。この観点からみると、「庭木に着ける」ページは番外編ともいえます。
しかし、堅苦しく考えないで、今後も機会があればこの株の生育の様子を追っていきます。
2年以上経って、しっかり枝に着いているように見えます。茎もたくさん増えました。
肥培すれば茎の長さは30pを越える品種ですが20p程しかありません。
5月の始め頃に花がたくさん咲いていたらしい。
今回はビニールタイが土台の梅の枝に食い込まないように切っておきました。 台風が来ても吹っ飛ばなかったそうです。
花を付ける茎も、茎一本あたりの花数も増えて、たくさんの花を咲かせるようになってきました。
夏場の様子です。
クモが巣を張っていますが、元気な新芽がたくさん伸びています。
庭木に着けるのには適さない季節ですが
・この地を訪れる機会が少ない。
・ベランダでハダニに集られるよりはまし。
ということで試しに着けてみました。
丈夫なセッコクのことなので枯れることはないと思われますが、高芽だらけになるかもしれません。
花物を中心に5株着けました。手前の2株が今回着けた株で、左奥に見えているのが前回(2007年4月)着けた株。 同じ梅の木です。
全て茎が10本くらいの株で。これくらいの株がヘゴ着けのときにも後の調子がいいようです。 あまり大きいと水不足になりがちな気がします。
左が「白露」、右2つは記録してこなかったので不明。
鉢に挿してあったラベルも一緒に付けてきたので、品種名や来歴(高芽をはずした日、植え替えた日など)は
現物を見ればわかります。
「白露」は根がしっかり梅の枝に張り着いてきました。右の株は「貴公子」