岡山県出身のシンガーソングライター石井文人が約20年前に上京途中、立ち寄った京都で結成したバンド。石井文人は、その後も京都に住み続け、作曲活動とソロ活動と並行し、幾度ものメンバーチェンジを経ながらもバンドを継続している。60年代、70年代のフォーク・ロックのフレーバーを多く取入れられた石井文人が作るソングが、それぞれのメンバーの解釈による演奏が独特なグルーブ感を生み出している。
バンド名の由来:ムーンクラッシュ
初代べ−シスト”マー坊”の命名によるものらしい。バンド結成当時の音楽シーンからかんがみ、イギリスを代表するパンクバンド”クラッシュ”と日本を代表する音楽集団”ムーンライダース”にインスパイアされたところによるものと想像されるが、正確なところは、本人に確認しないと定かではない。石井文人も言葉を濁してしまうが、かなり安易で長期的な活動を視野に入れない選択であったことは確かであろう。ちなみに、当然のことながら、かのクラッシュを彷佛させる楽曲は、今も昔も全くといって存在しない。
ライブ活動
石井文人が最近語っていたところによると。1980年頃かの京都橘女子大学の学園祭で行われたギグが”ムーンクラッシュ”として初のライブ演奏であったとのことである。京都の老舗ライブハウス”拾得”や”磔々”に出演するとともに、1980年代に京都で行われた”サマーハイ”や岡山県井原市で今も行われている”経ケ丸コンサート”等屋外ロックイベントにも参加している。現在も、年に数回であるが、”拾得”や”磔々”において、また三重県のライブハウスでギグを行うなど、結成から幾星霜を経ても活動を継続している。
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