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2001年1月28日(日)

映画『君がいた夏』をDVDで見ました。原題は、『STEALING HOME』
主人公ビリー(マーク・ハーモン)は、プロ野球選手だが今はうだつが
あがらない。そんな彼の元に、ケイティー(ジョディ・フォスター)が
自殺したとの訃報が入る。従姉のケイティーは彼の心に一生忘れられ
ない思い出を刻んだ女性。そんなケイティーが自分の遺灰をビリーに
遺言にして託す。しかしビリーはどうしていいのか分からない。楽しかった
日々を懐かしみ思い出す中、ラストにケイティーが休む場所を遂に
見つける。と同時にビリーも立ち直りプロ野球選手として復帰する。

全編、静かで淡々としていてノスタルジックな気持ちにさせてくれます。
ジョディ・フォスターが若くて自由奔放な役どころが魅力的です。
1988年の作品なので本当に若い(^-^)
『誰にでも、一生忘れられない人がいる。』


映画『交渉人』をDVDで見ました。人質を誰一人殺す事無く犯人を
説得するプロの交渉人。その交渉人が何者かの罠にはめられ自ら
人質をとり立てこもる。そしてもう一人の交渉人を指名し、息もつかせぬ
交渉劇を繰り広げる。真犯人は一体誰なのか?最後まで真犯人は
彼だと思っていた、hayaka59 は、最後に、おおっ〜とという結末を迎える。
んん〜ん、やられました。しかしそんな(どんな?)交渉人
(ネゴシエーター)も奥さんと子供のネゴシエーションにはてこずるのである。

2001年1月21日(日)

シルヴァスタインの絵本『ぼくを探しに』を再読し全文章をパソコンに入力しました。
人は、ある時期まで、何かが足りないと感じながら生きているもの。
しかし結婚して子供ができて、自分の持ち家も購入し日々仕事に子育てに
追われていくと、いつしか自分の人生に足りないものを探す事を忘れる。
この
『ぼくを探しに』(原題:The Missing Peace)はその足りない何かを
探すために、転がりつづけるお話です。
一生の伴侶を見つけたが、やはり一人がいいや、といって
また転がりつづけるお話として読んでもよい。と訳者も書いてます。

全文章を見る(click! click!)

2001年1月20日(土) 京都は大雪 【節気】大寒

映画『ストーリー・オブ・ラブ』をDVDで見ました。
ベン(ブルース・ウィルス)とケイティー(ミシェル・ファイファー)は、
結婚15年目を迎える夫婦。長い間の不満が蓄積して相手の
やることなすことが癇に障り喧嘩が絶えない。しかし子供の
前では良い親を演じている。家族そろっての食事では、
『今日の最高は?』
『今日の最低は?』

と家族全員が今日あった事を話し合う。作られた一家団欒。
やがて離婚を決意するが、お互いが、出会ってからの出来事を
回想する。何故?いつから歯車が狂い始めたのだろうか?
細かいことは気にしない夢を追い続けるロマンチストの夫。
それに対して現実的な妻。お互いのそんな所に惹かれたはずなのに。
しかし結末は……。
『本当に嫌い』と日常の些細な事に紛れてしまって相手の事が
嫌いになっていると錯覚している事の違いは何処にあるのでしょう?

小松左京の『教養』を前半部分だけ読みました。小松左京氏の知識量は
半端ではなく、歩くエンサイクロペディアと言ってしまってもいい程です。
何にでも興味を持ち貪欲にその対象に対して知識を吸収するブラックホール
みたいな人です。そんな凄い人が教養について鼎談している内容を
まとめた物がこの、『教養』という本です。その前半部分からの引用を……。
世界中が、技術とお金をつぎ込んで、コロッサス(巨大な)型コンピュータ
を開発した。そして誰が最初にそのコンピュータに質問するかをくじ引きで
決めた。そしてくじに当たった人がコンピュータに「神は存在するか」って
質問をした。するとコンピュータは「そうだ、いまこそ神は存在する」といって
オペレーターに片っ端から雷をおとした。

河合隼雄『おはなしの知恵』を前半部分だけ読みました。河合隼雄氏は
臨床心理学者であり、その立場から昔話を読み解いたのが本書です。
その前半部分からの引用を……。
 『桃太郎』という話には、各地方に色々な類話があって、その類話では
桃太郎は遊んでばかりいて何もしない。七つ八つの頃には悪いことばかり
する。ある類話には、やまから大木を引き抜いてきて、家に立てかけておくと
家が潰れて御爺さん御婆さんが死んでしまうというのもある。
 桃太郎は、「気はやさしくて力持ち」という設定。
 才能の豊かな子、繊細な子などは育てるのが難しい。

『星の王子さま』の謎が解けた/吉田浩】を少し読みました。
 『西遊記』に登場する三蔵法師は、孫悟空、沙悟浄、猪八戒とともに
天竺に経文を受けとりに向う。三蔵は仏に仕える身なので、殺生はできない。
で、その役目を代わりにはたすのが孫悟空たち。
 悟空は、暴力や破壊の権化で旅の途中で襲ってくる魔物たちに対して
悟空がいなければ、三蔵は天竺にとうていたどりつけない。
 そして三蔵が自分のうちにあって封印した煩悩である「物欲」「性欲」は
沙悟浄、猪八戒に変身し、行く先々で三蔵を助ける。
 この三人のお供はすべて三蔵の分身なのです。
 一人の人間には、さまざまな性格が宿っていて、それは本来あって当然
のもの。良心と邪心が存在するから善悪の判断がつくし、純粋なものと
不純なものの区別がつく。 『桃太郎』の、イヌ、サル、キジも実は桃太郎の
分身ではないかと説く。

3人の知識とか考えが複雑に絡み合ってると思いませんか?
この複雑に絡み合った知識の集合体が、更に高次の知識へ変化していき、
そしてさらには、人生の普遍的命題である、生きることの意味は?
の答えまで導き出せるところまで高めることができるのだと思うのです。
しかしそこまで来ちゃうと逆に面白くないのかもしれません。
 「よし、今日から私が神だ!」とかいって社会からドロップアウト
して怪しげな新興宗教などのグルにおさまったりするのです。

 日々悩んでじたばたしているのが一番人間らしい生き方なのか?
と思う今日この頃昨今(^-^)

2001年1月25日(月)

『文学部唯野教授のテレビ講座』をビデオで見ました。
このビデオは、『文学部唯野教授』の著者である筒井康隆が
断筆中に早稲田大学で文学批評について講演した内容が
NHKで放送された時に録画したビデオです。かなり古い。
しかし内容は密度が高くて判り易い。書き手にとって文学理論は
必要か?答えは必要!ましてや批評家が印象批評やっている
様では文壇での若手の活躍は見られない。大いに納得である。

2001年1月14日(日)

映画『ライフ・イズ・ビューティフル』をDVDで見ました。
前半は、とにかくユーモア溢れる内容でテンポ良く進みます。
しかし、後半は一転して悲劇が襲います。歴史は残酷です。
戦争の裏側に隠れたもう一つの悲劇が主人公を襲います。
ユダヤ系イタリア人がナチスの強制収容所に送られて
しまいます。それでも天性の明るさが奇跡を起こします。
奇跡は本人にはとても残酷です。その分幸せが息子に配分
されます。純粋で優しさに満ちた笑いは、過酷で困難に満ちた
人生も変えてしまうのでしょう。さて前半の内容からなぞなぞです。

(1)喋ると消えてしまうものは何でしょう?   
(2)広がれば広がるほど見えなくなるものは?
(3)白雪姫と7人の小人達はいつ出会うか? 

この映画で主人公の友人がこんな事を言います。
『ショウペンハウアーによれば意思の力で何でも可能だ』
願わくば実践したいものです。
(ショウペンハウアーはドイツの哲学者です)

2001年1月13日(土)

映画『マーキュリーライジング』をDVDで見ました。
この映画は、自閉症の少年が、政府の最高機密コードを偶然解読して
しまい、冷酷非常な国家安全保障局(NSA)に狙われる彼を
ブルース・ウィルス演じるFBI捜査官が身を呈して守るお話です。
少年とブルース・ウィルスの演技が鬼気とした迫真に迫るところが
見所なのですが、少年がスーパーコンピュータでも解けない
暗号をパターン認識的な特殊能力で解いてしまう設定にリアリティ
を感じます。これはコンピュータを使えば大抵の事は解決できる
現代の風潮を、人間の持っている潜在能力は「それ」をはるかに
凌駕するのだと、言っているかの様に思えます。
コンピュータに使われてはいけません。(何だか話がそれてる)

2001年1月12日(金)

映画『守ってあげたい!』をDVDで見ました。
さて、あなたには誰か”守ってあげたい人はいますか?”
私には、います、守りたい人が。この映画は菅野美穂演じる安西サラサ
が彼にフラレたことをきっかけに自衛隊に入隊します。
そこで「人が人を守る事って?」を学びます。
この映画を見たからと言ってそれが分かる訳ではないのですが
考える事のきっかけになります。
まぁ、ミリタリーおたくで出演している「新世紀エヴァンゲリオン」の
宮村優子(みやむー:声優)を見るだけでも一見の価値ありです。

ドキドキ、ジーンって、恋だけじゃない!

2001年1月8日(月) 成人の日

宇多田ヒカルの『BOHEMIAN SUMMER 2000』をDVDで見ました。
このライブDVDはいいです。後半辺りで、尾崎豊の『I LOVE YOU』を
歌います。宇多田ヒカルの尾崎豊はいいですよ〜。しかもチョットした
ハプニングもありますし。下世話な表現をすると、『おじょ〜ず』って感じです。
しかもその後は、山口百恵の『プレイバックpart2』なんて歌ってますから
生で見たら最高でしょう!きっと多分恐らく絶対!。

2001年1月7日(日) 七草

アメリカで超人気番組の『フレンズ』をDVDで見ました。
( SEASON 5 EPISODES 17-20 )

このDVDには下記の4話が収められてます。
ハッキリ言って1分に少なくとも1回は大笑いしてます。
そのぐらいコストパフォーマンスの高い良質の笑いを提供
してくれます。しかも腹筋も強化されるのでいうことなしです。

第17話 ERドクター登場!
クリスマスの飾りを外していてバルコニーから落ちたレイチェル。
モニカと病院に行くが、健康保険に加入していないため、モニカ
のフリをして治療を受ける。担当ドクターに一目惚れしたレイチェル
はデートの約束をするが……?
第18話 ポーカーゲーム必勝法
男性陣が、ポーカーの仲間に入れてくれないことに腹をたてた女性
陣。モニカの叔母の手ほどきを受けて参戦することに!だがポーカー
となるとがぜんシビアなロスに掛け金を巻き上げられっぱなし。
ついにはロスとレイチェルの一騎打ちが始った!
第19話 マルセルの逃亡
ロスからペットの猿マルセルを預かる事になったレイチェル。しかし
目を離した隙に逃げてしまう。皆でアパート中を捜索するが見つか
らない。実はマルセルは稀少動物だったため、動物保護管理局に
捕獲されそうになるが……。
第20話 不誠実な婚約者
新しい婚約者ミンディがいるにもかかわらずレイチェルに未練タップリ
の元婚約者バリー。ハッキリ断りに行ったレイチェルだが、逆に彼と
過ちを犯してしまう!そんなレイチェルの元にミンディが現れて、
バリーが浮気しているらしいというのだ……。

アメリカで超人気番組の『フレンズ』をDVDで見ました。
( SEASON 6 EPISODES 21-24 )

このDVDには下記の4話が収められてます。
第24話は、ロスとレイチェルは、どうなるのって感じで終わります。
こりゃたまらんって感じです。早くセカンドシーズンをDVDで出してくれないと
消化不良のまま脳内で醗酵してしまいます。いいチーズが出来そうです。

第21話 ニセのモニカ出現
モニカのクレジットカードが盗まれて、不正使用されてしまった。
その使いっぷりに思わず感嘆するモニカだが、カードの明細から
犯人がタップダンス教室に通っている事を突き止め、ニセのモニカ
と対面することに!
第22話 年下の恋人
自分の年令を22才と偽って大学生と付き合いを始めたモニカ。
みんなのあきれ顔も気にせずに浮かれていたが、ある夜彼から
思いがけない告白が。大学生というのはウソで実は高校生だと
いうのだ!それを聞いたモニカはさすがに逃げ腰になるのだが……?
第23話 ベビー誕生!
ロスの元妻キャロルの陣痛が始り、ロスをはじめとする一同が病院
に駆けつける。ところが、キャロルのレズの恋人スーザンとロスの
喧嘩が始った。怒ったキャロルは二人を追い払う。果たして無事に
赤ん坊は生まれるのか?!
第24話 めぐり逢えたのに?!
ロスが中国へ出張する事になった。レイチェルへの想いを直接言え
ないまま旅立つロス。しかしレイチェルの誕生パーティーでチャンド
ラーがうっかり口をすべらせてしまう。ロスの気持ちを知ったレイチェル
は、帰国の日に空港まで迎えに行くが……。

映画『鉄道員』をTV放送で見ました。
高倉健のあの必要以上にかたくなな生き様が感動的です。
昔(80年代とか)は自分を律したストイックな生き方をしている
人が結構いました。でも今は平和なのか、そんな若者がいない
ような気がします。オジサン連中も同じですが……。
うがった見方をすればそんな人達に警鐘を鳴らす映画なのでしょうか?

2001年1月6日(土)

映画『ジュブナイル』をDVDで見ました。
森の中で少年達はオーバーテクノロジーを持った小さなロボット「テトラ」と出会います。
テトラはとても高度な知能を持ったロボットなのです。動きがキュートで声が可愛い。
この映画は未来から現代へのメッセージなのです。ジュブナイルとは、”少年期の”
という意味です。現代とはいつでも少年期なのです。この映画は色々な仕掛けが
あります。DVDにはコメンタリーモードがあって監督、
鈴木杏、林原めぐみ(テトラの
声役)の全編通しての解説があります。それを見るとこの映画の良さがさらに分かります。
邦画オタクにはたまらない映画なのです。山下達郎の主題歌も秀逸!

21世紀に大人になる少年たちと、
20世紀に少年だった大人たちへ。

21世紀になっても大人になれない大人の感想でした。