バブルワイヤーエッジ(Photoshop5.0)
作成:12/20/1999
改訂:--/--/--
文字の周囲に細かな泡のように、にゅるにゅるっと捻られた感じを描いてみます。
- 材料 特になし
- 道具 Adobe Photoshop5.0J
- 新規ファイルの作成
今回はPhotoshopで200×200ピクセル、72dpiのファイルを新規作成しました。
- 新規レイヤーを作成
レイヤーパレットのメニュー(パレット右上の三角マーク)から[新規レイヤー...]を選んで新しいレイヤー(レイヤー1)を作成します(図の赤丸印の部分をクリックして素早く作成することもできます)。
- レイヤー1を白で塗りつぶす
[編集]メニューの[塗りつぶし...]を使用色:白で実行します。
この時点では画像自体には変化はありません。
- 文字マスクツールで文字を入力
文字マスクツールで文字を入力します。ここではHelveticaCompressedの180ポイントを使用しています。
あまり小さくて細い文字だと、あとで文字が判別しづらくなるのでご注意ください。
- 黒で塗りつぶす
選択範囲はそのままにしておいて、[編集]メニューの[塗りつぶし...]を使用色:黒で実行します。
レイヤー1は黒い文字になっています。
- 選択範囲を外す
[選択範囲]メニューから[選択を解除]を実行して、選択範囲を外しておきます。
- ハーフトーンパターンフィルタ適用
[フィルタ]メニューの[ピクセレート]から[カラーハーフトーン...]を選択します。
今回は、初期値設定(右下の「初期値設定」ボタンで設定できます)のまま実行しましたが、各パラメータを変更するとまた違った感じになります
こんな感じになります。
- 2階調化
[イメージ]メニューの[色調補正]から[2階調化...]を選択し、しきい値は標準の「128」で実行します。
画像は白黒になります。
- レイヤー1の全体を選択
[選択範囲]メニューの[すべてを選択]を指定して、「レイヤー1」の全体を選びます。
- コピー実行
そのままの状態から、[編集]メニューの[コピー]を選択します(画像には変化はありません)。
- アルファチャンネル作成
チャンネルパレットを開き、チャンネルパレットのメニュー(パレット右上の三角マーク)から[新規チャンネル...]を選んで新しいチャンネル(アルファチャンネル1)を作成します。
- ペースト実行
[編集]メニューの[ペースト]を実行します。アルファチャンネル1に先ほどコピーした画像が貼り付きます。
- アルファチャンネルの階調を反転
[イメージ]メニューの[色調補正]から[階調の反転]を選択します。
アルファチャンネル1の画像は図のようになるはずです。
- レイヤー1をクリアして再作成
レイヤーパレットに戻ります。
レイヤー1を削除(パレット右下のゴミ箱マークをクリックで素早く操作できます)してから、再度作成します。
- 選択範囲の読み込み
[選択範囲]メニューの[選択範囲を読み込む...]を選んで、「アルファチャンネル1」を指定して実行します。
- 境界をぼかす
[選択範囲]メニューの[境界をぼかす...]を選択し、半径に「1」を指定して実行します。
- 50パーセントグレーで塗りつぶす
[編集]メニューの[塗りつぶし...]を50パーセントグレーで実行します。
レイヤー1は図のようになります。
選択範囲は解除しないでください。
- レイヤー1をコピー
レイヤーパレットのメニュー(パレット右上の三角マーク)から[レイヤーを複製...]を選んで新しく「レイヤー1のコピー」を作成します。
まだ選択範囲を削除しないでください。
- さらに新規レイヤーを作成
レイヤーパレットのメニュー(パレット右上の三角マーク)から[新規レイヤー...]を選んで新しいレイヤー(レイヤー2)を作成します。
- 描画色にグレーを選択
描画色にグレーを選択します。これが最終的にエッジの色になります。
- レイヤー2に境界線を描画
[編集]メニューの[境界線を描く...]を選択します。今回は幅2ピクセルで実行しました。
- 選択範囲を外す
[選択範囲]メニューから[選択を解除]を実行して、選択範囲を外しておきます。
- レイヤー1へ移動
レイヤー1をクリックしてアクティブにします。
作業を行いやすくするため、その他のレイヤーはパレット左端の目玉マークをクリックして非表示にしておきます。
- 着色
[イメージ]メニューの[色調補正]で[色相・彩度...]を選択します。
「色彩の統一」にチェックをしてから、色相に「220」、彩度に「60」、明度に「10」を指定します。この色相、彩度の数値はお好みで変更していただいてもかまいません。

- 「レイヤー1のコピー」へ移動し描画モード変更
「レイヤー1のコピー」をクリックしてアクティブにします。
描画モード(図の赤丸印の部分)を「乗算」に変更します。
- 輪郭検出フィルタ適用
[フィルタ]メニューの[表現手法]から[輪郭検出]を選択します。
図のようにエッジの部分が現れてきます。
- 「レイヤー2」へ移動
レイヤー2をクリックしてアクティブにします。
描画モード(図の赤丸印の部分)を「乗算」に変更します。
- レイヤー効果を適用
「レイヤー2」にレイヤー効果を適用します。
[レイヤー]メニューの[効果]から「ベベルとエンボス」のスタイル「ベベル(内側)」を距離「5」、ぼかし「5」で指定します。
- 背景塗りつぶし
最後に背景部分を黒色で塗りつぶします。
できあがり
おまけ
Photoshop5.0J用アクション
使用上の注意
アクションファイルの使用法はこちらをごらんください。 上記の効果を適用します。新規ファイルの作成、文字マスクツールによる文字入力を手動で行った後、ご利用ください(ステップ2~3の新規レイヤーの作成、白色塗りつぶしはアクションに含まれています)。
なお、この操作の前に[フィルタ]メニューの[ピクセレート]の[カラーハーフトーン...]を実行していた場合は、そのときのパラメータが使用されますので、完成イメージが見本と大きく異なるかもしれません。この場合は、以下の方法のいずれかを行った後、アクションを試してみてください。
方法1:ファイルを新規に作成し、1度[フィルタ]メニューの[ピクセレート]の[カラーハーフトーン...]を(あとで必要な場合は現在の設定をメモします)「初期値設定」クリック後に実行しておきます。このときのファイル自体を保存する必要はありません。
方法2:Photoshopを再起動します。
重要
本ページのアクションファイルを利用して生じたトラブルについては、一切の責任を負いかねますのでご了承ください。
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